海をあげる
上間陽子さんの「海をあげる」を読んだ
読書が久しぶりだったので
(最近はずっと映画やドラマを見漁っていた)
読み切れるか心配だったが
1ページ目に手をつけると
あっという間に読み終わった
後半に関しては、尿意よりも興味が勝ってしまって
我慢しながら読み込んだ
沖縄の基地問題
無力感を感じながらも
人との繋がりを大切に目の前の苦しみと向き合う姿
実際に話を聴きに行って
そして時には病院に付き添って
出来る限り誰かの力になろうとする力、行動力には
圧倒された
あと、上間さんには風花ちゃんというお子さんがいて
育児の中でぶつかる壁についても書かれていた
将来、風花ちゃんがこの本を読んだとき
どんな風に感じるのだろうと
他人ながらにわくわくした気持ちになった
同じ日本でもこんなにどうしようもなく悲しい出来事があって
その中でも生きている人がいて
一方で、それらとは無縁な私がいて
それでも同じ日本人で
必死に戦っている人がいるということを知った