【映画】「陽炎座」感想・レビュー・解説
いやーしかしホントなんというのかよくもまあこれほど意味不明な物語が作れるものだなー、と感心してしまった。最後の最後まで、なんのこっちゃ分からんかった。まあ、「そういう映画だろ」と思って観に行ったからいいんだけど。
たぶん、「ストーリーを伝えよう」なんて気は一切無いんだろうなぁ。シーンとシーンの間も、「これ繋がってる?」って思うぐらい飛んでる感じするし、何がどうなったらそんな風にシーンが繋がるのか全然分からない。よくこんなものが「成立している」と判断されて現在まで残ってるものだ。
ただ凄いのは、ストーリーはさっぱり分からないものの、場面場面の画力みたいなものはとても強くて、だから、ストーリーではなく、場面場面のインパクトみたいなもので観させられているという感じがした。
あととにかく印象的だったのは、加賀まりこの美しさ。ちょっとびっくりした。そしてそれ以上にびっくりしたのが、作中では「ドイツ人」という設定で登場する女性。この人もメチャクチャ綺麗なんだけど、観ている時には誰なのか分からなかった。後で調べてみると、なんと楠田枝里子だそうで。いや、これは驚いた。僕の中の楠田枝里子は「世界まる見え」のイメージしかなかったので、いやはやまさかまさかドイツ人女性という設定の女性が楠田枝里子だとは驚きました。ウィキペディアを見ると、楠田枝里子が映画に出演しているのは、本作『陽炎座』だけみたい。いやー、あの感じなら、もっと出ててもおかしくない気がしたなぁ。
とにかく今回は、加賀まりこと楠田枝里子に驚かされた作品でした。以上。
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