【映画】「キノ・ライカ 小さな町の映画館」感想・レビュー・解説
久々に、全然ダメだった。マジで睡魔で死ぬかと思った。僕は、つまらない映画だと一気に眠くなってしまうのだけど、本作はもう冒頭から壮絶な睡魔で、もうダメだった。90分の映画の内、ちゃんと起きていられたのは10分ぐらいかもしれない。
映画の内容は、「映画監督アキ・カウリスマキが、地元の村カルッキラに映画館を作る過程を、住民へのインタビューを中心に描き出す作品」という感じだ。「アキ・カウリスマキ」のことはあまり知らないのだが、少し前に映画館で、彼が監督した映画『枯れ葉』の予告を散々観た。結局、『枯れ葉』は観なかったのだけど、その時に初めて「アキ・カウリスマキ」という名前に触れた気がする。
映画館は、閉鎖された鍛造所を使っているようだ。あと、カルッキラに移住した日本人歌手が歌っている日本語の歌が随所で流れていた。
以上。それ以上のことはウトウトしていてあまり記憶がない。
さて、本作はドキュメンタリー映画だと思うのだけど、ドキュメンタリー映画らしくないポイントとして「カメラが動かない」という点を挙げられるだろう。ドキュメンタリー映画の場合は普通、対象となる人物を追うような形でカメラ(カメラマン)が動くものだが、本作は基本的にカメラはずっと固定されたままである。唯一の例外は車内から撮っている映像だが、これも、車を基準に考えればカメラは静止したままである。
だから、ドキュメンタリー映画っぽくない。ずっとウトウトしていたこともあって、「実はフィクションの映画だったりするのか?」なんてちょいちょい感じたりしていた。そういう意味では、ドキュメンタリー映画をあまり観る機会がない人には観やすい映画、かもしれない。
分からんけど。
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![長江貴士](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12969232/profile_aebc92569e1ed9ae4331a52c61547100.jpg?width=600&crop=1:1,smart)