父、見放されるの巻。
前回のあらすじ
何度も言いますが、私が一体、どのタイミングでぶっ倒れ、そして発熱し凍えるような寒さと、割れるような頭痛に苦しめられたのか、もはや正確な時間軸というのは皆目、思い出すことができません。
ただ1つ言えることは、どこかで妻に向かって、「びょーいん、電話してくれぇ〜。」と、蚊の鳴くような声で言ったことだけは覚えています。妻は分かったと、家から一番近い、クリニックに電話をしてくれました。予約受付開始ピッタリに電話してくれたにも関わらず、通じたのは15分後。
申し訳ございません。当院では、現在発熱外来の受付はしておりません。
ガボーーーん!すでにそんな事になってんの?次のクリニックに電話をお願いすると、さらに30分、なかなか電話は繋がらず、
申し訳ございません。本日の受付はすでにいっぱいになっております。
もう⁉こんな早い時間に⁉こうなったらもうあれや、となり町にでも繰り出して、診察してもらうんやと、妻に言いましたら、
「えっ、そんな遠く行くん?」
と、終わった。もう後はただ耐えるだけや。朝を待つんや。明けない夜はないんや!!!!