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月刊文芸誌『文活』 | 生活には物語がみちている。

noteの小説家たちで、毎月小説を持ち寄ってつくる文芸誌です。生活のなかの一幕を小説にして、おとどけします。▼価格は390円。コーヒー1杯ぶんの値段でおたのしみいただけます。▼詳…
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2021年10月の記事一覧

【文活10月号ライナーノーツ】なみきかずし「ふくろう」

将棋がすきだ。ざんこくだから。 駒の種類も並べ方も、すべて平等に決まっていて、先後のほかには運も介在せず、一手一手、お互いに手を指していく。それだけ。 勝ちは何の疵もなく勝ちだし、もっといえば、負けは何の言い訳もできない、ただの負け。 ぼくのように不器用で、負けず嫌いで、きっとほんのすこし、嗜虐的な将棋指し達は、その混じり気ない勝ちがたまらなく欲しくて、そのゲームに手を出している。 ☖☗☖☗☖ ところがひとたび盤上を離れてみると、勝ちやら負けやらなんてものはあたかも

【文活10月号ライナーノーツ】奥村まほ「ストロベリーパフェ」

この記事は、文活マガジンをご購読している方への特典としてご用意したライナーノーツ(作品解説)です。ご購読されていない方にも一部公開しています。ぜひ作品をお読みになってから、当記事をおたのしみくださいませ。 文活10月号に小説「ストロベリーパフェ」を寄稿した奥村まほです。 普段からごはんやおやつの話ばかりしていて、お仕事でも食べものエッセイを書いたり、フードテック企業のお手伝いをしたりしています。 携帯の写真フォルダは、自分で見返してもときどき胸焼けしてしまうほど食べもの

【文芸誌・文活10月号】「たべる」をテーマに6編の小説をおとどけします。

今月のテーマ : 「たべる」いよいよ食欲の秋、ということで今月の小説のテーマは「たべる」です!読んでいるとお腹がすいてくるような、おいしい小説を6編集めました。 また、今月号はゲストに奥村まほさんをお招きしました!ふだんの食べ物エッセイを書いている奥村さんだからこそできる食べ物いっぱいのお話を書いていただきました。ぜひおたのしみください! 【お知らせ】ライナーノーツ(作品解説)を文活マガジン内で公開します! 文活は、毎月2本の収録作品のライナーノーツを順次公開します。