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撤退理由は依頼低迷 お坊さんのいないお葬式

※文化時報2021年6月14日号の掲載記事です。この記事は有料でお届けします。

 「お坊さんのいないお葬式」を掲げ、全国の葬儀社などと提携して無宗教の「想送式」を全国展開していたNINE&PARTNERS(大森嗣隆社長、名古屋市中区)が5月31日、窓口となるポータルサイトのサービスを終了した。今後、サイト自体も閉鎖する見込み。宗教界に波紋を投げ掛け、昨年2月の事業開始から1年余りでの突然の撤退に、葬儀業界には戸惑いの声が広がっている。

ニーズは今でも

 「お坊さんのいないお葬式」は、提携した全国の葬儀社や貸しホールで無宗教の「想送式」などを行うサービス。喪主や参列者へのアンケートで、仏式葬儀の長さやお布施の高額さなどを指摘する声があったことなどを受け、「想送証明書」に署名して黙禱する儀式や故人をしのぶ動画の上映、献花などを提案していた。

 大森社長は文化時報の取材に対し、

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