【交錯する想い】アオのハコ 第14話 どういう文脈?【実況風感想】
『アオのハコ』第14話 どういう文脈?
いろいろ思うところがありました.初見の印象を大切に,実況風で感想を残しておきます.
00:00 OP
2 期の OP もまだ謎が多く残されていて見るたび目が離せません.
00:32 新学期,体育館で表彰を受けた生徒の代表からの言葉みたいなのがあるのでしょうか.スポーツに強い学校の事情はよくわからず.でも,千夏が全校生徒の前でこんなに堂々と話ができるタイプとは思っておらずびっくりです.
00:41 雛の表情が乙女すぎて可愛すぎるんだが!!!
00:56 机の上で寝るの背中痛くないか??
02:15 落差の大きい千夏
ポーズまで決めちゃってあらかわいい.
からのダンゴムシ.
ほんとだよ! 抱え込むタイプって限界迎えるとこんなことになるのか.それはそれでかわいい.
04:30 ミサンガ
渚の声で大喜とのやり取りを思い出し,千夏は立ち上がりました.
ミサンガは千夏にとって大喜を思い出させる大切なものだったんですね.
06:10 バスケゴールにシュートを決められない大喜
その発想はなかったw 別に大喜のバスケの出来不出来は関係ないだろw
キモwww
大喜は心の声がもろ外に出ちゃうタイプなんよね
08:20 たいやきおごって!
たいきとたいやきってなんか似てるな
08:30 試合開始
この声イケボじゃないですか? 2 期 PV の冒頭にも使われていて,ついにこのときが……みたいな感覚があります
かと思ったら,シーンは再び雛の方へ.この話数は千夏と雛を高い頻度で行き来するのが印象的ですね.
09:10 インターハイの結果
この大喜の言葉,本当に素敵だなと思って.
こういう場面,自分でも経験があるんですよね.
勝負の世界ってどこまでも貪欲で,1 位になるまで絶対に満足できないみたいなところがあって.
だから,1 位以外の結果の報告を受けても,正直どう答えたらいいかわからないというか.
相手にとって満足のいく結果でないのに褒めて,相手を傷つけてしまったらどうしようかって.
でも,大喜の言葉は等身大でどこまでも真っすぐで,その想いはきっと雛に届いたと思います.今度からパクろう.
10:50 ストップ!
花火大会に続いて,こんな言葉が自然と大喜から出てくるようになるとは.
雛の恋する乙女の顔の前では,大喜もただではいられないということか.
11:30 気づく雛
今日の大喜の頭の中にはずっと千夏のことがあって,時計ばかり気にしていて,そんな事情に雛は気づいてしまったんですよね.
思い高鳴る BGM.
雛,このタイミングでぶっこむか……
あと 1 点差.これがラストチャンス.
ぼとっ 靴は真下に落ちて
だんっ ブザーの音が鳴り響く
14:20 B パート
だんっ ブー
足首には,切れたミサンガ
まさか本当に告白するとは……
ラブコメの常套手段は,告白と見せかけて実は違ったというパターン.
しかも今回 CM を挟んでいる.
正直,今回もそのパターンだと思っていた.
14 話という 2 期がまだかなり続くタイミングでそういう展開になると思っていなかったという,メタ的な思い込みもあった.
からの
本当にごまかしたりしないんだと現実を受け止めるしかなく,
いつものようにあっけらかんな雛に釘付けになり,
なんなら思わず笑ってしまう.
千夏のことをすっかり忘れて――
雛が紡ぐ言葉は本当にもっともで,一歩踏み出した勇気に最大限の経緯を払いたい.
やさしい BGM,今回印象的な音楽が多くて好きです.
16:50 帰路
自販機に手をついてる人初めて見た……
18:50 家
何の話かまったく心当たりがなさそうな大喜.
もう 1 つの BGM,これも好き.
大喜は思わず時計を見て,自分の過ちに気づく.
20:20 翌日
体育館の前で気合いを入れる,と思ったら入らない雛.かわいい.
やっぱり雛は強がりなところがあるというか.公園では堂々と気持ちを伝えてウケまで取ってたけど,でもあれも雛が精いっぱい頑張ったゆえの形なんですよね.
本当は見えないところでこうやって,努力を欠かさない子なんです.
小悪魔的かわいさ.さすがは雛さま.
――そして,それを目撃してしまった千夏.
その足首に,ミサンガはなかった.
22:10 ED
ED いいですよね.千夏が出てこないところが素敵です.
1 期のシーンの再掲もあるんですが,全部書き直されてて,絵柄が変わってるんですよね.本編よりもこっちの雛の方がゆるふわでかわいいです.
サビ前とか,この ED に出てくる大喜はどれも,雛が好きな大喜なんでしょうね.
ミサンガのメタファー
今回のキーは何といってもミサンガでした.
試合の前日,千夏はミサンガを見て大喜のことを思い出し,同じ夢に向かってともに前へ進んできた仲間の力を借りて,前に進むことができました.それほど千夏にとって大喜は大切な存在ということです.
大喜にとっての千夏も同じことで,ずっと試合のことを頭の片隅に置いていました.
でもアクシデントが発生.雛の告白です.
大喜の頭の中は雛のことでいっぱいになり,いつの間にか千夏のことを忘れていました.
まるでミサンガのように,ぷつっと,大喜の千夏への思いはとぎれてしまったのです.
結果として(?)千夏は試合に勝つことはできませんでした.
ここの詳細な因果関係は不明です.というか,こんなものは迷信にすぎません.
それでも,A パートの最後で雛が想いを伝え,B パートの最初でシュートが決まらなかったというのが 1 つの筋書きであり,あり得る解釈の 1 つです.
雛の不運
こうしてみると,まるで雛は悪者のようです.
実際,雛は大喜が時計を,千夏のことをずっと気にしていると気づいていました.
言葉も突発的に口から出てきたというより,
と,段階を踏んで,考える時間をおいています.
よりにもよって千夏が大切な試合を行っている最中に告白するなんて抜け駆けしてずるい.雛は千夏から大喜を奪い取ったんだ.それも 1 つの解釈でしょう.
でも,確かに千夏にとって年に 1 回の大切なタイミングであったのと同様に,雛にとっても年に 1 回の大切なタイミングでした.
雛は強がりだけど実はとっても繊細で,恋愛にも奥手でした.
それが今日,こうして一歩踏み出せたのは,新体操で結果を残せてちょっと自信がついていたからではないでしょうか.
この勢いを逃せば,またずっと前に進めないままだったかもしれません.
そう思うと,このタイミングを選んだ雛を責めるのもなんか違うなと思って.
雛って,本当に良い子なんです.
でも,少しだけ運がなかった.
――もし,大喜と違う出会い方をしてたら.
――もし,もっと早く大喜への気持ちに気づいてたら.
――もし,千夏の試合とタイミングが被っていなかったら.
ほんのちょっとのかけ違いで千夏とは大きく違う道を歩んでいくことになる雛.
ずっと応援してるからね.