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#死にたいけどトッポッキは食べたい 読みました✨

韓国アイドルやドラマ・ファッション・グルメなど、今や切ってもきれない韓国文化。

(私は「歴史は歴史」「政治は政治」「文化は文化」という考えなので、文化以外の事は言われても分かりかねます。ごめんなさいね。)


私からしたら韓国は憧れる国でもあります。

チキンは美味しくて大好きだし

ドラマは面白いし

アイドルは完璧に可愛いし

お洋服も最高に好き!

何年も前から韓国のお洋服を通販で買っています(*бωб*)♪

そんな素敵な国にすむ率直な若者のエッセイです。

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「死にたいけどトッポッキは食べたい」って秀逸すぎませんか?

私たちも日々「生きていたくはないけど、死ぬのはなんだかなぁ・・・」というもやもやを抱えながら生きていると思うのです。

死んだらどうなんだろう?

この家の解約手続きは誰がするんだろう?

どの死に方が痛くないかな?

など、たくさん妄想をするでしょう。

私はしました。

私は自分が根無し草だと自覚しています。

だから自分をこの世に繋ぎとめるために、動物さんと暮らしているのかもしれません。

この本の著者ペク・セヒさんはとても素直に現状を私たちにシェアしてくださっています。

自分の現状が誰かの役に立つように、と。

とても優しい方です。ゆえに、疲れてしまうのでしょう。

作中でとても共感した文章があるので紹介させてください

他人に対する恐怖心や不安感が強く、特に慣れない環境ではひどい不安に苛まれたが、そんなそぶりは見せないように上手に演じていた。演じられるのだから大丈夫だと自分に言い聞かせ、さらに自分にムチ打った。でもそのうちに、もう耐えられなくなりカウンセリングを受ける決心をした。

まるで私の心情を透視しているのでは?と思うくらいハッとしてしまいました。

異国の顔も見たこともない女の子に言い当てられてしまってビックリしました。

同じように思った方、たくさんいらっしゃると思います。

ペク・セヒさんの言葉を通じて自分と対話をしているようでした。

この本で興味をもって、韓国の若者に対するインタビューをいくつか読んだのですが、どこの国でも若者が抱える問題は同じなんだと思いました。

(私は若者ではないですが、同じような不安を抱えていますし、かかえていました。)


失敗と成功、褒めてあげられる日と責めてしまう日、喜びと悲しみが波のように行ったり来たりする日々。

それでも朝がきてしまう。

明けない夜はない。とどこかの誰かが励ましてくれるけれど

私は昇りくる朝日に何度も絶望しました。

今は自分と折り合いをつけながら生きていますけれど、それでもたまにどうしようもなく悲しくなったり、味方がいないと孤独を感じたりしてしまいます。

でもそうやって日々を紡いでいくんです。

この本は「大丈夫」「あなただけじゃない」と優しく優しく背中を撫でてくれるような一冊です。

人生にはこんな時期も必要。

蛹の時期なんです。

変貌の時期だから自分に対して不安定になるんです。

死ぬまでに羽化してできたら。

蛹のまま死ななければいいんです。

自分が広げた羽がどんな色なのか期待しながら、その時をゆっくり待てばいいんです。


この本はきっとあなたの本でもあるでしょう。


疲れてしまった人

頑張れなくなった自分を責めないでください。

この本に紡がれている言葉に抱かれて、心安らかに休憩してくださいね。

皆さんは何を召し上がりながら死にたいと考えますか?

私はソトックソトックを食べてみたいので、食べられるまでは生きてみようと思います(*бωб*)笑



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