【目次】「文學界」2024年8月号の内容をご紹介します
7月5日(金)発売、「文學界」2024年8月号の目次を公開します。
電子版は7月9日(火)より順次開始します。
創作
奥泉光「寶井俊慶」
霊木に埋もれた仏を彫り出す名手にして、張型作者!? 私は知られざる仏師の足どりを追う
角田光代「星ひとつ」
父から継いだすずらん食堂も今は閑古鳥。食事中もスマホから目をあげない客たちに、文紀はつい……
戸川純「狂女、純情す」
妹が亡くなり、マスコミから追われ、男と出会った。それは修羅の始まりでもあったーー戸川純、初小説
インタビュー
戸川純「獰猛な生への執着」(聞き手=前田隆弘)
トーク
村上春樹「音楽とデザインの幸福なコラボレーション」(聞き手=村井康司)
愛蔵するデヴィッド・ストーン・マーティンがデザインしたレコードに囲まれて、ジャズを語る
『わたしたちの担うもの』邦訳記念
インタビュー アマンダ・ゴーマン「詩人は物事の核心(ハート)を記録する」
詩 「わたしたちの名は」「エセックスⅠ」
解説 鴻巣友季子「二重写しで浮かびあがる壮絶な道のり」
文学フリマ東京38・ルポ
児玉雨子「書かれるもの、作られるもの、販売されるもの、 やがて読まれるか、あるいは読まれないもの。」
ニシダ「わたしの地獄と文学フリマ」
講演
高橋睦郎「日本 平安時代 源氏物語 そして歌」
書評エッセイ
乗代雄介「過ぎ去り、語りは届く――『日本蒙昧前史』論」
リレーエッセイ 身体を記す
第7回 小池水音「私たちの喉」
連載
渡辺祐真「世界文学の大冒険」第2回 世界文学史を編むことの困難
今月のエッセイ
松永K三蔵「押せども、ひけども、うごかぬ扉」
小針智意子「時のうつろい」
根本知「かな書道と心のかたち」
窓辺より
小澤身和子「翻訳する頭と体」
間宮改衣「私の窓辺」
豊永浩平「海に霧」
詩歌
柳原恵津子「七月七日」
【強力連載陣】又吉直樹/松尾スズキ/江南亜美子/東畑開人/千葉雄喜/西村紗知/金川晋吾/江崎文武/王谷晶/辻田真佐憲/藤原麻里菜/平民金子/松浦寿輝/犬山紙子/宮崎智之/須藤輝彦
文學界図書室
辻山良雄『しぶとい十人の本屋』(木村衣有子)
表紙画=下山健太郎
グラフィックデザイン=REFLECTA,Inc.
※「文學界」2024年8月号(7月5日発売)の目次に、誤植がございました。
お詫び申し上げますとともに、下記の通り訂正させていただきます。
(誤)戸川純 「狂女、純情す」 027
(正)戸川純 「狂女、純情す」 042