あの夏の間に
私の今の幸せは
君とのお別れの上に成り立つもので
その前の君との時間だって
幸せそのものだったのに
あの時の私と何が違うんだろうって考えても
もう何もかもが違うとしか言えなくて
ただ君がくれたあれやこれは
ひっそりと でもどっしりと
私の中をずっと温めてくれている
元気にしてるかな なんて
思うことも憚られるほど
君を傷つけてしまったから
こんなこと今さらだけど
どうか元気でいてほしい
そうだね
私のエゴと言われても
願わずにはいられない
思い出す
夏の暑さにやられて
ふたりで苦笑いしたあの日
私の今の幸せは
君と過ごした蒸し暑さの上に成り立つもので
あれをなかったことにしたいわけじゃない
君をなかったことにしたいわけじゃない
そんなこと どうしたってできないこと
せめてちゃんと言えればよかった
思い出す?
夏の暑さにやられて
ふたりで苦笑いしたあの日
言わなくても伝わるのに
言って壊した気まずいこと
それでも触れていたかっただめなふたり
あれは紛れもなく君が好きだったから
君のことだけが好きだったから
せめてちゃんと言えればよかった
あの夏の間に