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057. 社会言語学について(Vol.1)
社会言語学についての知識を簡単にまとめる。
「サピア=ウォーフの仮説」が有名。
ざっくり説明すると、
世界観の把握の仕方(≒文化)が違えば言語も異なる
という考え方である。
社会言語学は、言語と社会階級、言語と民族、言語と性、言語と場面、言語と国家、言語と地理など社会学と言語学をミックスしたようなものを扱う。
社会学的言語学、人類学的言語学、あるいは地理学的言語学、純社会言語学などと呼ばれる場合もあるらしい。
重要なポイントは2つ。
1つは、言語に優位差はないということ。
もう1つは絶対的に正しい言語はないということ。方言やスラングも一種の非標準言語。つまり、あるのは標準か非標準かそれだけである。
教育で教わるのは標準言語、バーンスタインの言葉で表現すれば「精密コード」。対して、家や友達などのカジュアルな言語は「制限コード」と呼ばれる。
ピジン言語やクリオール言語も重要な研究対象だ。
言語行動の二つの側面は、社会的関係を結ぶという言語の機能と話し手についての情報を伝えるという言語の役割である。
社会と言語は密接に関わりあっているということを教えてくれる。
以下は参考文献