YouTubeアカウント、正しく権限管理できていますか?
弊社では現在、複数の企業様のYouTubeCH運営を担当しております。
いただくご相談の中で、
企画だしや撮影、編集など「一般的にYouTube運営で必要だと考えられる」アクションはもちろん丁寧に行っているが、意外とアカウントの権限管理がうまくできていないというお声をいくつかいただきましたので、今回はYouTubeにおける権限管理についてまとめてみました。
社内で複数人がYouTubeにログインする場合や、ブランドごとにアカウントが存在している場合などにぜひ参考にしていただけますと幸いです。
YouTubeの権限管理をしないと・・・
YouTubeはCH運営責任者だけでなくカメラマンや編集担当、分析担当、出演者など複数人がチームとなって進めていくことが多いです。
チームでYouTube運営を行う際に、全員がYouTubeに紐づくすべての情報を見れてしまう状態は健全ではありません。
例えば、広告収益の具体的な金額などは編集だけを担当するメンバーは基本的に見る必要がなく、編集にて考慮すべき改善アナリティクス項目だけを把握しておくのがベストです。
なぜなら、金額部分を見てしまうことでモチベーションが揺らぐ問題などの発生リスクとなるためです。
権限管理の基礎
YouTubeにおける権限は、大きく2つにわけられます。
①チャンネルを所有している人
②チャンネル権限を付与される人
①のチャンネル保有者に関しては、その字の通りチャンネルを立ち上げた人という意味になります。
そのチャンネルに紐づくGmailアドレスのログイン情報を所有している人です。
②の権限を付与される人は、所有者とは違いチャンネルに紐づくGmailアドレスのログイン情報は持っていません。
その代わり、それぞれが持つGmailアカウント(WorkPlaceアカウント)に対してチャンネルへログインできる権利が付与されます。
それによりチャンネルのログイン情報を知らずとも、権限を付与された自身のアドレスからそのチャンネルにアクセスすることができるのです。
権限の種類
Google公式のヘルプページによると下記5種類の権限が存在しています。
管理者: 他のユーザーの追加や削除、チャンネルの詳細情報の編集が可能です。動画のアップロード、編集、公開、削除も可能ですが、チャンネルを削除することはできません。
編集者: 動画のアップロードと編集が可能です。また、ドラフトの動画を削除できます。他のユーザーの追加や削除、公開済みの動画やチャンネルの削除、契約の締結はできません。
編集者(制限付き): 動画のアップロードと編集が可能です。また、ドラフトの動画を削除できます。他のユーザーの追加と削除、動画またはチャンネルの削除、契約の締結、収益情報の閲覧はできません。
閲覧者: チャンネルの詳細情報を閲覧できます(編集は不可)。
閲覧者(制限付き): 収益情報を除くチャンネルの詳細情報を閲覧できます(編集は不可)。
実際の画面
実際にアナリティクス画面で権限設定を開くと下記のような表示になります。
そして右上の招待ボタンを押すと下記のような表示がでます。
おすすめの権限付与設定
大人数がYouTubeアカウントにアクセスする場合には、管理担当だけが管理者として権限を付与され、その他のメンバーは編集者(制限付き)にしておくと問題ないです。
(制限付き)にしておけば収益情報などは見ることができない状態で、アカウントをシェアすることができます。
また、決してやってはいけないこととしては、各メンバー全員を管理者や編集者権限で招待してしまうことです。
チャンネルに関わるメンバーが増えれば増えるほど、情報漏えいリスクは高まります。
収益情報が見えてしまったり、また管理者として誰でも人を招待できる状態は大変危険です。
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この記事を書いた人
ぶるとん🐷動画企画室|YouTube総再生回数5000万回突破。
https://twitter.com/bulltonofficial
株式会社ブルズとは|
動画を軸にしたプロモーションの企画、撮影、編集を行うデジタルエージェンシーです。2020年5月に南青山3丁目(エイベックスさんのビルの裏)にお引越しを行い、YouTube撮影やスチール撮影ができるスタジオを開設致しました🐷
動画制作やYouTube広告運用、YouTubeプロモーション施策のプランニングに関するご相談は下記アドレス宛にお願いします!
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