舞踏ファーザーの胡蝶の夢
ちょいと奮発して、大物を購入。
大野一雄・細江英公の『胡蝶の夢』、写真集である。
大野一雄、土方巽の言うところの、「一匙で震えさす劇薬のダンサー」であり、どこで仕入れてきたのか、「マルドロールの手」を持つモダンダンサー、であり、巨星中の巨星。
『胡蝶の夢』はすごく欲しかったので。
どうやら、土方巽の『鎌鼬』と対になる写真集とのこと。
私は『鎌鼬』は持っていない。
普及版は安い。復刻版はかなり高い。初版はウルトラに高い。
とにかく、細江英公の写真、そして被写体の大野一雄が素晴らしく、とんでもなく美しい胡蝶の夢とはまさにその名の通りだ。
大野一雄。一匙で痺れさす劇薬のダンサー。
私は、タルホを尊敬していて、大野一雄も尊敬している。
ああ、タルホに会いたかったし、大野一雄の生身の舞踏をこの目で観たかった。私の好きな人は、全部、もう、神話になっている。
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