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書店パトロール78  私はゴスペラーズが好きなんだよ。

先日、ゴスペラーズエキスポなるものが行われていたのを、車中のラジオをから識る。
ゴスペラーズ、どうやら、三十周年、と、いうことで、まさかの、CD5枚組の、60曲収録された、アルバムが、出るのだという。
而も、これは、シングルのカップリング曲を集めたアルバムだ。ラジオでも、ゴスペラーズは、アルバムにはカップリング曲は収録しない!と言っていて、私は腰を抜かし、危うく事故るところだった。やはり、運転は、丁寧に、いつだって。

私は、ゴスペラーズでは、やっぱり、『ミモザ』が好き。でもね、最近の新曲の『パール』もいいなぁ。私も一人ゴスペラーズをたまにしているけれども、やっぱり、歌、で、声、で、人の心を震わせることのできる人は素晴らしいなぁ、と思う。
そんなゴスペラーズ、まだまだ識らない曲がある。これは、この、CD5枚のアルバムを買え、という、御神託なのだろうか。

で、脳内では『ミモザ』をエンドレスで流しながら、本を見繕う。

最近、こう、書店を歩いていても高揚しない、何故かわからないが、まぁ、あんまり新刊が出ていないからかもしれなかった。

その中で、リドリー・スコット卿と目が合う。

リドリー・スコットを超える監督はいるのだろうか。
芸術的、興行的、映画史への影響、これらの意味で、トータルにおいて、超える監督はなかなかいないではないだろうか。
然し、けれども、もう、こういう本、目新しい情報はない。こういう本は、大抵、新作の公開時などに出るものだが、『グラディエーターⅡ』とか関係しているのだろうか?

で、次に気になったのは、何故か今頃発売されている、『海がきこえる』のビジュアルブック。

去年、Bunkamuraで上映されていたらしい。
この作品は、正確にはテレビ映画で、地上波では2回だけ放送された。00年代前半くらいまでは、まぁ、あんまり有名ではなかったが、最近では、『耳をすませば』より人気があるかもしれない(ま、そんなことはないか)。
まぁ、60分弱の作品だが、90年代の時代感がいい感じで出ていて、トレンディドラマ的な匂い、平成の匂い、何よりも、シティポップ感、まぁ、シティポップは流れない、劇中では。

で、それから、浅利慶太の劇団四季の本を手に取る。

私は、四季のミュージカルは4本だけ観たことがある。その中の1本、まぁ、『ウィキッド』、だが、今度映画をやる。やるのだが、これ、米国ではウルトラにヒットしていて、で、これ前後編なんだよね。騙されるよね、『DUNE』同様、1本で完結しないのですよ。それはさぁ、『ロード・オブ・ザ・リング』だってそうですよ、あれもビデオになった時、『旅の仲間』とつきましたからね。そういう、続編を匂わすようにすると、売れ行きが下がるそうなのです。
でもね、私、そもそものミュージカルの『ウィキッド』がつまんなかったんだよね……。

で、そんな四季の本の横には、お能の本を発見。

これはねぇ、いい本でしたよ。お能ね、最近観てませんね、いけませんね。これはね、十曲が収録されているんですけど、こう、本の上段では詞章、で、下段では現代語訳、と、わかりやすくレイアウトされているんですね。紙質も良くてねぇ。買いかけました。いや、買わへんのかいって、感じですけどね、まぁ、お値段は張る。張るけれども、その価値はありかなって、装幀も美しいですし。

で、後ろ髪惹かれつつもね、もう、そこから逃げました。買いそうになるのでね、で、そこに見つけたのはこれまたいい感じの本。

これね、カラーページたっぷり、ボリュームたっぷりでドラァグクイーンやドラァグキングをいっぱい紹介している。すごく充実している。でもね、やっぱりね、いい紙とかいいインクを使ってるのだろうか、高いよね。
まぁ、然し、無論、ディヴァインにもページは割いている。ディヴァインってすごいよね。名前もいいなぁ。divineって、神聖、とか、神に授かった、とか、そういう高貴な意味で、まぁ、これから、私も、ディヴァインを名乗ろうかと思ったりする。



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