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BUN-1グランプリ2024作戦会議その1
ポプラ社さんと大田丸書店員で作戦会議!
『お探し物は図書室まで』青山美智子さんの魅力を語る
BUN-1グランプリが他の文学賞とちょっと違うところ。それは各店の書店員が自分たちが推したい作家を頑張って売れば、それがそのままグランプリの票につながるという点です。つまり店員の推しで読者が買ってくれれば、グランプリにそのまま反映される賞なんです。
そこで、ノミネート時に各作品を推した店員と出版社担当者はそれぞれ「どうやってこの本の魅力をもっとみんなに伝えられるか、どうやってもっと売ろうか作戦会議を行っているんですが、この内容が滅法面白い! 当然作品、作者への愛に溢れた発言がポンポン飛び出します。こんな面白い話を内輪だけにとどめておくのは勿体無い!ということで、その内容をnoteでもお知らせすることにしました。
今日は、青山美智子さん推しメンバーによる『お探し物は図書室で』作戦会議の様子をお届けします。
開口一番はBUN-1グランプリのアドバイザー内田剛さんから。
「青山さんといえば、なんといってもいま書店員に一番愛されている作家のひとりですよね。この本は2020年に単行本が発売されました。ちょうど自分は30年勤めていた三省堂書店を辞めた頃でした。この本がフリーになり不安を抱える自分の心の支えになってくれました。間違いなく自分にとってはその年のナンバーワンでした。書店員を辞めてしまったので、その年の本屋大賞にこの本を投票できなかったのが悔しかったのを今でも覚えています。それほどこの本が好きでした。心を込めて読者にお勧めしたい一冊なんです。」
「この短編連作は色々な世代、立場の人たちを描いているので、誰が読んでもきっとどれかに共感すると思います。世代を超えて救いの手を差し伸べてくれますね。」
推しの書店員さんから
「青山さんのよりそってくれる優しい文章が好きなんです。
他の作品もですが、この作品もそうでした。
文庫版の発売がコロナ明けだったのです。コロナが明けておきゃくさんが戻ってきた時だったので、自分のお店でも仕掛けました。うちのお店は空港店なので、男性、ビジネスマンが多いです。普段はミステリーなどが売れ行きが良いのですが、この本は、そういった男性やシニア層にも売れました。年齢を問わず売れたのに驚いたことを覚えています。世代を問わず売れていますね。
ポプラ社畦地さんから
読者ハガキを見ると、下は8歳から上は80代まで来ています。それほど幅広い層の方に愛されています。
本に関わる仕事をしている人って、”本は人生を変える力がある”、そこまでではなくても、読んだ人の人生を明るくしてくれることを信じて働いていると思っています。この本はまさにそういう本に関わる人たちの思いも叶えてくれる一冊だと信じています。
内田さん
「実は、畦地さんは元書店員なのですよね。その頃からよく存じ上げています。現場を知っているからこそ、畦地さんが作るPOP・販促物はすごいです。他の方のからは抜きんでています!信頼できる。(ちょっとハードル上げちゃいました)
ポプラ社神代さん
自分もいちファンとしての発言になるのですが。
背中を押してもらえる。元気にしたもらえる本だと思います。
青山作品に共通することなのですが、人と人の触れ合い方、人が他の人に与える影響の描き方が絶妙ですよね。
この作品でも人と人が図書室の本を介して近づいていきます。人の行為が他の人の人生に少しずつ影響を与えていく、人間関係って素晴らしいよね。誰かひとりの優しさで人は救われるんだ、ということをこの本で知ることができました。
この本をポプラ社で刊行できたことが光栄です。
内田:繰り返しになりますが、この本は世代を超えている。誰が読んでも響く。世代を超えて救いの手を差し伸べてくれる最高の1冊なんです。”お探し物”がない人はいないでしょう。
ここで畦地さんより、渾身の拡材が披露されました。全部を一覧で見られるのはこのサイトだけかも。ごゆっくりご覧ください。
まずは文庫本歴代の帯! わずか一年間で150万部から200万部!
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力作揃いの拡材とPOPですね。
内田剛さんも今回の打ち合わせわを受けて、負けずとPOPを制作しました。
こちらです!
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お読みいただきありがとうございました。『お探し物は図書室まで』
気になったら、ぜひお近くの書店で。大田丸参加書店でご購入いただくと、そのまま票につながります。