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「力を抜きなさい」は簡単なことじゃない。

空手の稽古だけではなく、様々なスポーツや芸事でよく、力みや緊張感が過度に指導者が感じるときに生徒によく「力を抜きなさい」という助言を受けることがよくあります。もしかすると、皆さんも部活や習い事などで言われたことがある方も多くいらっしゃるかもしれません。


 この「力を抜きなさい」は、様々な要素を含んだ言葉のように感じますが、実は「脱力」をできるようになるには、力を入れる練習や鍛錬を行うように、「力を抜く」には、練習や鍛錬を同じようにしなければいけないと考えています。


 かくいう私も、今でも「力む癖」が出てくるときがあるので、脱力ができるように鍛錬をしています。

 現在、子供たちの指導に入る際に気を付けているのは、「力が入りすぎている」状態に対して、具体的に「脱力できている状態の感覚」と「脱力するための簡単なアプローチ」そして、「脱力ができるといいこと」の三つをしっかり指導してあげたいなと思います。

 「力を抜きなさい」だけでは、乱暴な指導になると思うので、しっかり言葉と自分の動作で見本を見せてあげるようにしていかないとな感じます。


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