上手にサボろう！のハナシ

こんにちは。就労継続支援ビルドの秋田です。

札幌にある、イラストやデザインをメインとした就労継続支援B型事業所で、主に精神障害や発達障害をお持ちの方が多く利用されています。

ビルドの作業時間はお昼休みを挟んで午前2時間・午後2時間の計4時間で、途中に決まった休憩時間はありません。

B型とはいえ就労支援ですから、将来一般就労したときに自分のタイミングで休憩を取れるように準備してほしいと考えてのことです。

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メンタル不調を抱えている利用者さんたちは、周囲の目を大変気にしていて、とっても真面目で、我慢強い頑張り屋さんたちです。

発達障害ゆえの過集中から、気付いたら2時間経っていた…ということもよくあります。ついでに保存も忘れていて、Ctrl+Sを押した途端にアプリがフリーズするという悲しい出来事も……。

ということで、ビルドの利用を開始してからしばらくはスタッフが頃合いを見て休憩（と保存）の声かけを行いつつ、ご自身のタイミングで休憩を取れるようサポートしています。

難しいんですよね、休憩。

「他の人が頑張って仕事しているのに自分だけ休憩を取るなんて…」とか

「仕事があるのに手を止めるなんて気持ちが落ち着かない」とか

いろんな気持ちが邪魔をして、働いている時間はずっと緊張しっぱなし、終業後にぐったり……というのもあるあるです。

でも、そんなの身体が持ちません。

今までそのやり方をしてきたから心身のバランスを崩してしまったのです。

せっかくの機会ですから、仕事中にほっと一息つくテクニックをたくさん身に着けていきましょう。

基本的に、疲れを感じてから取る休憩はあまり効果的ではありません。

ポイントは疲れを感じるよりも前に意識して休憩を取ること。

エネルギーがゼロになってから補充するよりも、少し減ったタイミングで継ぎ足していったほうが短い時間で済みますよね。

ビルドでは、30分ごと～50分ごとに休憩時間を設定している方が多いようです。また、作業工程を区切り「ここまでやったら一旦休憩」と決めている方もいらっしゃいます。喫煙者はうらやましいですね。

では、休憩時間にすると良いことを書いてみましょう。

・トイレ休憩

定番ですね。トイレに行くためには必然的に席を立って動くことができます。座り仕事はおしりの筋肉や腰に負担がかかりますので、定期的に立ち上がる習慣をつけましょう。

夢中になって作業しているうちに人によっては休憩を取りそびれて膀胱炎になってしまう…という経験がある方もいらっしゃいました。

時間を決めて手を止めるのがオススメです。

・水分補給/糖分補給

水分が不足すると疲労につながりやすいです。好きな飲み物を手元に置いておくと気分も上がりますね。脳はエネルギーを使いますから甘い飲み物もお勧めです。また、眠気が出たり集中力が落ちてきたときにはコーヒー・紅茶などでカフェインを効率的に摂取してみましょう。

ビルドには無料で使えるドリンクサーバーが設置されています。お砂糖やミルクも用意していますよ。

スティックタイプのインスタント飲料を用意して気分に合わせて選ぶのも楽しいですね。秋田は香りの良いお茶をタンブラーに詰めて持参しています。お気に入りは台湾ウーロン茶とアールグレイです。フレーバーティーはルピシアさんがお気に入り。カフェインに弱い方はフレーバーつきのルイボスティーもたくさんあります。

ビルドのある建物の隣にはコンビニがあるので、チョコレートなどお菓子を買ってきて食べるのもいいですね。

せっかくなら、「○○の香りがするな」「温かいものを飲んで気持ちがほぐれたな」「ほろ苦いチョコレートが沁みる～」など、脳内で食レポしてみてください。その瞬間、あなたの頭の中は食しているもののことだけで占められています。とってもリラックス効果がありますよ。

・ストレッチや散歩をする

座り仕事はおしりが凝ります！腰に負担がかかります。ずっと同じ姿勢でいると血行が悪くなってしまいます。

肩こりなどを放置すると頭痛に繋がって気分も落ち込んでしまいパフォーマンスが下がります。

座ったままできるストレッチもたくさんありますね。大きく動くのが恥ずかしい人は、指ヨガ、耳ヨガをお試しください。

短時間であれば外出して外の空気を吸ってリフレッシュもオススメ。ちょっと遠いコンビニまでお菓子や飲み物を買いに行ってみるのはいかがでしょうか。

・ぼーっとする

目を休めるために目をつぶってぼんやりするのもいいです。深呼吸をして体の隅々まで酸素を送ってあげましょう。脳が休まってリラックスできます。

・昼寝

作業時間中の小休憩では難しいかもしれませんが、昼休みなどには15分程度睡眠を取ると午後からのパフォーマンスが上がります。眠る前にコーヒーなどを飲むと目覚めがすっきりすると言われていますよ。

ビルドの面談室はソファ完備で先着1名様は横になって休憩をとることができます。

さらになんと、畳を敷いたスペースもあるのでお昼寝ができちゃいますね。

職場によっては昼休みの時間帯はフロアの電気を消しているところもありますよね。個人的にはシエスタが世界標準になるといいと思っています。

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職場によってルールは様々ですが、自分なりの休憩方法（サボり方）を複数持っておくと、職場に合わせて活用できますので今のうちに自分に合った方法をたくさん試してみてくださいね。

今日のヘッダー画像は、利用者のサトさん（仮名）に描いていただきました！ほっこりしますね。

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