【連載】残された人生は大学卒業まで!? #162 King Gnuってすげえ
常田大希。
King Gnuのメンバーで作詞作曲を担当する人。
昨日NHKで密着の番組がやっていて、彼がどんな意図を持って楽曲制作に取り組んでいるのかよくわかる内容だった。
タイトルは「破壊と構築」
芸術が一度きれいに完成したら、それを再び破壊して構築し直す。
彼らの音楽を一言で表すとこの言葉になるのだと、妙にふに落ちた言葉だった。
チェロやドラムなど、10以上の楽器を操り、音を組み上げていく。
常田「これ、オーケストラのサンプリングをしてて」
クラシックの要素も大胆に取り入れる。
常田「コラージュ的な、独特な音楽が出来上がるんだ」
生み出されるのは、誰も聞いたことのない世界。
常田「今までをどう変えていくかとか、ていう魅力を芸術に感じていたので、破壊と構築を繰り返していくじゃないけど」
今世の中でたくさんKing Gnuを聞いている人がいると思うが、果たしてなぜ聞いているのか、その良さみたいなものを言語化できる人はどれくらいいるだろうか。
あの音楽性をどのように理解して聞いているのだろう、それとも理解セグ音楽を一つの塊として流れるように聞いているのだろか。
常田さんが表現していた今までをどう変えていくかという魅力が芸術には確かに存在していて、それに挑み続けているのが彼ら。
芸術というものは常に前時代へのアンチテーゼを孕んでおり、今までとは違う革命的な意を込めた芸術が、いつもその世界を変えていくのだ。
奥深すぎてまだ見えない深淵を目の前にして、こっちへおいでと誘われているかのような音楽を彼らは奏でる。
不思議と嫌な感じはせず、その誘いにのっていくと、彼らは期待以上の答えを返してくれる。
そういう音楽を作り続けている彼らの音楽が、人間の探究心のようなものに直接語りかけてきているのではないか、と私は思う。
そう、まるで群をなして移動するヌーのように、私たちを巻き込んでどんどんとその世界に取り込んでいくのだ。
BU(◎)DOH
あなたの一存で、これからの旅路を一緒に作っていけたらいいと思います。