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【連載】残された人生は大学卒業まで!? #180 研究成果

 卒論が終わった。

 書き終わって、提出まで全てが終わった。

 無限に続くように思えた日が終わった。


 思えば去年の今頃は希望に満ち溢れていた。

 一年もあればどんな研究でもできるじゃん!夢しかないな!今までにないような大作を書き上げてやる!と意気込んでいました。

 しかし、やりはじめてだいたい二ヶ月くらいの時に気づきました。

「あ、これダメだ」

 正直やり始めるまでは、卒業していく先輩たちが怠惰でめちゃくちゃ狭い範囲を対して研究成果もないまま発表してるわ〜くらいに思っていたんですが、とんでもない。申し訳ありませんでした。

 あれくらい、狭く深くしないと、あんな研究一年で終えられませんね。

 過去の自分に先輩たちを敬えと言いたい。


 卒業論文を通して、わかったことは、一つのことに対して何から何まで極めようと思ったら相当な時間が必要なんだということと、書籍の価値が高すぎるということと、自分1人で考えていては頭で考えていることがまとまらないということ。

 一つのことに対して論文を書こうとすると、まず自分がなぜその論文を書こうと思ったのかを文章化しないといけない。なんとなく好きだからとか、なんとなく興味があるから程度に思っていることでも、なんとか論文の形式に則って書かなければいけない。そこから、論文をどういう構成にするのか、どういう流れで自分が言いたい結論まで持っていくかをまとめなければいけない。卒業論文は所詮学生の卒業のための論文だけど、かなり根性がいるもんだなって思いました。

 書籍の価値が高すぎるというのは、自分の主張するものに対して書籍を用いて根拠づけることが多すぎるということ。自分の言いたいことは、必ず何かしらの根拠、データや著名な人の言葉などを用いなければいけない。そういう時に、書籍を用いることが多く、多分それがないと根拠も何もない論文になっちゃうということ。本を読むことに慣れておかないと大変なことになってました。

 自分1人で考えていると全くまとまらないというのは、完成三ヶ月前に感じました。担当教員に書きたいことを相談して、こういうふうにまとめたらいいんじゃないか?ということを助言してもらえます。また、同じような研究をしている、興味のある人に相談して初めてこういう本や作品が参考になるんじゃない?とアドバイスをもらえたり、こういう考えもあるよね、と新たな知見をもらえたりします。自分1人でやっているとどうしてもまとまりきらず、同じようなことを何回も言ってしまったり、本当に言おうとしていることからどんどん外れてしまったりします。孤独な研究は難しいです。


 いろんなことを学びましたが、ひとまず卒業論文を書き上げることができて本当に良かったです。

 これから発表資料の作成ですが、大学生の一つの区切りがついたような気がします。

 やり遂げました。


 BU(◎)DOH

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