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【連載】残された人生は大学卒業まで!? #157 日本一のJAZZが聴ける家

 小さい頃の生き方によってその後の趣味嗜好ってすごく左右されるなーって最近よく思います。

 兄貴がサクソフォンでJAZZを好んでよく聞いていたので、小さい頃家で流れている曲はほとんどJAZZでした。生演奏もよく聴きにいったし、もっとすごい演奏もたくさん聴かせてもらいました。

 兄貴がグランプリで日本一に輝いたので実質日本一のJAZZを知らぬ間に聞いていたことになってしまったのですが、そんな状況で音楽を聴けていたのはとても幸運だったと思います。

 不意に最近JAZZを聴きました。


 ベニー・グッドマンの『Memories of You』


 ベニー・グッドマン自体がクラリネット奏者なので、クラリネットがとても目立つ曲が多いのですが、この曲は群を抜いてクラリネットが綺麗な曲の一つです。

 この曲を聴いたときに、走馬灯のように過去の思い出が戻ってきました。

 どこの席で、どんなホールで、どういう演奏を見て、ビデオではどこのだれがカメラで抜かれていたとか、いろいろ思い出しました。

 そしてやっぱりJAZZ好きだなって感情を得ました。

 兄貴がJAZZを極めてしまったので、私はわざわざJAZZに手を出して曲を作ろうとは思えず、兄貴の曲を聴くだけで十分というスタンスになっているのですが、やっぱり昔からずっと聴いていた曲をいざ聴くと、誰が何を言おうと「好きなんだな」っていう感情がボコボコと湧いてきます。

 子供の頃からJAZZを聴いているとか、今好きな曲はJAZZですとか、JAZZを好んで聴いていますとかいうと、「なんだか斜に構えている人だな」なんて思われそうという世間の通説がありそうなのが気に食わないですが、JAZZが好きです。


 小さい頃から音楽と触れ合う生活を送って、今もこうして音楽にどっぷりハマっているわけですから、なんかこのままいくと音楽をどんどん聴かせる親にはなってしまいそうで気をつけようと思いました。

 ただ、子供が音楽を聴きたいと言ったら、いつでも聴かせてあげられる状況にはしておきたいなって思います。

 音楽ってすごいですよね。

 聴くだけでいろんな思い出があるんですから。


 BU(◎)DOH

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