マガジンのカバー画像

私と彼のこと(2年目)

339
運営しているクリエイター

2021年7月の記事一覧

私と彼のこと(386)-あしあしあひる-

彼の伝い歩きは既に堂に入ったものである。
目下の楽しみは、小さなイスや段ボール箱を押して歩くこと。
いわゆる手押し車だと、転がりが良すぎて転んでしまうので、イスや箱程度に抵抗があるものがちょうど良い。

とにかくどこまでも押していく。
ときおり強く抵抗がかかり、床にこすれて「ブーッ」と音が出ると、ケタケタと笑う。
ガタガタと揺すぶって、意図的に音を立てて楽しむこともある。

この時期になれば楽しめ

もっとみる

私と彼のこと(385)-水分補給-

彼がときどきお風呂のお湯を飲もうとするのには気づいていた。
一昨日あたりから、それがかなり堂々としてきたらしい。
長男A(彼の父親)が、昨晩の入浴時に麦茶を入れたマグマグを持ち込んだら、喜んで飲んだということなので、今日は私もそれに倣ってみた。

確かによく飲む。
その数十分前まで夕食を摂っていて、十分に水分も摂取しているはずなのに。
一歳児にとっての入浴って、そんなに喉の渇くものだったのだと認識

もっとみる
私と彼のこと(384)-猫⑤-

私と彼のこと(384)-猫⑤-

一月ほど前に新しく家族になったハチワレのパッチちゃんも、少しずつ彼と仲良くなってきた。
まだ彼が突進するとビックリして逃げてしまうが、この写真くらいの距離だと相手をしてくれる。

そしてパッチちゃん自信は、先輩猫のトラコちゃんにウザがらみしては「シャーッ」と怒られている。
半年くらい前まで、自分も同じことをしてポポちゃんに怒られていたトラコちゃんだが、される側になった気分はどうなのだろうか。

私と彼のこと(383)-プール-

私と彼のこと(383)-プール-

長男A(彼の父親)がスノコを買ってきてくれたので、彼の1歳の誕生プレゼントだったプールが、ようやく日の目を見た。

ぬるま湯の行水を好むことが判ってきたので、水を入れてからしばらく陽に当てて、ぬるくなった状態で遊び始めた。
まだそれほどはしゃぐ感じじゃない。
自分の置かれた環境をじっくりと把握し、咀嚼しようとしているかの様子。

私と彼のこと(382)-たっち-

数日前から彼は、玩具などを持ったままつかまり立ちしている際に、玩具に夢中になってどこにもつかまっていない状態になる瞬間がある。
要するに自覚無き「たっち」だ。

我に返ってビックリして、ペタンと尻もちをつく姿が可愛いのだが、無自覚「たっち」状態を写真におさめたい欲もある。
しかし、待ち構えていると、そうした姿に巡り合えないものなのだ。
きっと数週間後には、普通に「たっち」できるようになってしまうの

もっとみる

私と彼のこと(381)-動画-

彼の記録を、私は静止画で残すタイプなのだが、Rさん(彼の母親)は動画中心。
この辺りは世代間のギャップと、個人の感性の違いとのどちらが大きいのだろうか。

保育のドキュメンテーションも、私は静止画と短文のテキストを中心に用いるが、動画記録に取り組む方も増え始めた。
個人の記録と異なり、施設の方針なども大きく影響するが、機材や記録容量の問題、そして何より作成と振り返りに要する時間の問題で、これまでは

もっとみる

私と彼のこと(380)-食べません-

ここ2週間ほど、彼の食欲不振が続いている。
ごく少数のお気に入りの献立以外はほとんど食べようとせず、満腹なっているわけもないのに、お皿やお椀を押し離して拒絶を示す。

1歳頃にご飯を食べたがらないというのは良くある話のようで、ちょっと調べるだけで、下のような理由が見つかった。

イヤイヤ期だから
親のイライラを感じている
メニューが気に入らない
お腹が空いていない
満腹中枢の働きによるもの
体調が

もっとみる

私と彼のこと(379)-熱中症④-

少しずつ行水に慣れてきた彼のために、長男AとRさん(彼の両親)は、庭でプール遊びをするためのグッズを色々買い込んできた。
熱中症が心配な私としては遮光テントを購入しようと思ったのだが、陽が翳ってからしか遊ばないから不要と断られてしまった。

乳幼児期の熱中症予防については、一年ほど前に、《私と彼のこと(26)-熱中症②-》で書いた。
概要は次の通り。

水分補給
通気性のよい衣服
暑い場所に居続け

もっとみる

私と彼のこと(376)-食欲-

どうも彼の食欲が落ちているように感じる。
あれだけ喜んでいたパンも残すことがある。
猫たちも餌を残すことが増えたので、みんな夏バテ気味なのかもしれない。

一番お姉さんのポポちゃんは、毎夏痩せてしまうので、気をつけてあげなければならない。
彼に対しても、食欲を増進するような工夫を考えなければ。

私と彼のこと(377)-行水-

猛暑を通り越して、酷暑。
日中は外に立っているだけで危険なくらい。
室内でもエアコンなしだと熱中症の危険がある。

長男A(彼の父)に行水を進めてみたが、彼は溜まり水に浸かるのを嫌がるという。
そんなことないと思うのだが、何故だろう。

私と彼のこと(378)-行水②-

長男A(彼の父)が、彼は溜まり水に浸かるのを嫌がるというので、大人も一緒に付き合っても同じなのかどうか試してみた。
お風呂は大好きなので、そんなはずなないと思ったのだ。

実際に、私と一緒に、少しぬるくなった水に浸かってみると、喜んで遊び出した。
要するに、プールなり風呂桶の中に一人にされるのが怖かったのだろう。
広々とした空間で自由に遊ばせてあげようとした、長男Aの配慮が、この場合は逆効果だった

もっとみる

私と彼のこと(375)-使い分ける-

彼の最近の様子を見ていると、相手によって要求の手法を使い分けているように見える。
私は基本的に彼がやりたいことを妨げないので、遊びに付き合っている際には、すごく平常心で「これ読んで」とか「ちょっとこっち持って支えて」などの具体的な要求を投げかけてくる。
Rさん(彼の母親)には、もっとずっと甘えた様子があるし、長男A(彼の父親)には「何か面白いことしてくれるんでしょ?」とでもいうような期待を込めた関

もっとみる

私と彼のこと(374)-誤飲-

満1歳を迎えた彼だが、まだまだ「気になったものはとりあえず口に入れてみる」傾向は強い。
保育所等における誤飲(食べ物ではないものを飲み込んでしまう)事故は、もちろん0・1歳が発生のピークだが、実は3・4歳まで続く。

しばらくは、口に入り喉を通るサイズのものは、彼の手から遠ざけなければならない。
ゴミ箱も、高い所に置くか、蓋が開かないような工夫が必要だ。
保育所等では玩具類の誤飲が多いが、家庭では

もっとみる
私と彼のこと(371)-暑い-

私と彼のこと(371)-暑い-

園庭のヒマワリが開花し始め、クマゼミの声も聞こえ始めた。
梅雨明け宣言はまだのようだが、空は完全に夏色だ。

彼とのお散歩は朝早くか、日没後しばらく経ってからでないと危険になりつつある。
先日の誕生日に小さなプールをプレゼントしたが、庭が砂利敷きなので、スノコと日除けテントも用意しなけりゃならないな。
スノコは頑丈なのを自作しようかな。