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私と彼のこと

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私(じいじ)と彼(孫のNくん)の成長記録。
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#遊び

私と彼のこと(254)-名のない遊び-

以前、「私と彼のこと(176)-手を放す-」で次のように書いた。

調べてみると、7カ月頃から意識的に「モノを落とす」ようになるらしい。
そして、狙ったところにモノを落とす(意図した場所で手を放す)ことが、赤ちゃんにとってとても難しい身体操作であることも判った。

生後8か月を過ぎた彼は、このところ明らかに意図を持ってモノを落とす。
テーブルに載ったスプーンを手に取り、子細に観察し、ときに口に入れ

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私と彼のこと(135)-遊び-

今さらながら、ロジェ・カイヨワの「遊びと人間」を読んでいる。

> 事実、いかなる富も、いかなる作品も生み出さないのが、遊びというものの特徴である。

塩川豊子(トヨ)の「私の大地保育」は私のバイブルだ。

> はいはいや、いたずらをでき得る限り許してやりさえすればよいのです。
それが子どもの遊びです。

彼は今、視界に入る興味深いものには躊躇なく手を伸ばす。
掴み取れたものは例外なく口に入れよう

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私と彼のこと(136)-コロナ禍の中で生まれるということ⑤-

私と彼のこと(136)-コロナ禍の中で生まれるということ⑤-

三連休の最終日だった(らしい)今日も、じっと自宅で過ごしていた。
書類仕事を進め、彼と遊び、数冊の本(コミック含む)を並行してダラダラと読み進めた。

特に力点を置いているのは『遊びと人間』(ロジェ・カイヨワ/多田道太郎、塚崎幹夫/講談社)と『遊びに学びが欠かせないわけ』(ピーター・グレイ/吉田信一郎/築地書館)の2冊。

この世の中で、彼が健全に育っていくために、私が支え得る遊びや学びは何なのか

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