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私と彼のこと

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私(じいじ)と彼(孫のNくん)の成長記録。
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2021年4月の記事一覧

私と彼のこと(294)-コロナ禍の中で生まれるということ⑥-

東京・大阪他で緊急事態宣言が発令されている中のゴールデンウィークが始まった。
私と彼が住んでいるのは、東京から日帰りできる観光地である。
そして、この連休中には年間最大規模のお祭りがある。
コロナ禍でなければ、海外からの観光客も多い、それなりに特色のあるお祭りだ。

隣接する市でクラスターも発生している状態で、おそらくは非常事態宣言が発令されている地域からも観光客が来てしまうイベントが開催される。

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私と彼のこと(293)-乗り越える-

私と彼のこと(293)-乗り越える-

ずっと床を泳ぐ人(ズリバイ王者)であった彼だが、最近はお尻をあげた姿勢を取ることも増えて、高這いに移行しそうな気配がある。
布団・マクラ・洗濯ものなどの障害物を乗り越えて進む様子は勇猛だ。

写真は、以前私が作った段ボールの小部屋の窓から出ようとして引っかかり、怒っているところ。
この後、気を取り直して這い出せそうになったのだが、達成直前で段ボールが倒れてきて下敷きになってしまった。

私と彼のこと(292)-実験-

私と彼のこと(292)-実験-

洗面器を落とす → 転がっていくのを確認する → 満足げな笑顔で私を見上げる → 私が拾い上げて手渡す → 洗面器を落とす(以下、無限ループ)

私と彼のこと(291)-報告する喜び-

今日は出張。
感染症対策をしながらだが、参集して開催される大規模な会議・研修は久しぶりだ。
正直、不安はある。

しかし、一年ぶりくらいに直接ご挨拶できた人もいて、それは嬉しい。
私が「じいじ」になった報告を改めて行い、驚かれたり笑われたりするのもまた実に嬉しい。

そう考えてみると、親族・友人・知人などにほとんど会いに行けていない、長男AとRさん(彼の両親)は、そうした喜びを味わう機会も、随分と

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私と彼のこと(290)-顔だけじゃない②-

私と彼のこと(257)-顔だけじゃない-

以前書いたのだが、自宅ではマスクをしていても私のことを「あ、じいじだ」と、彼は認識できている。
しかし、道端で会ったときなどは、マスクをズラして見せてもキョトンとしている。
根拠はないのだが、長男AとRさん(彼の両親)以外は、場所などの周辺情報も含めてでないと、個別に認識できていないように思っていた。

今日、ベビーカーで帰宅する途中の彼とRさんに、自動

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私と彼のこと(289)-オフロスキー②-

築20年を迎えた我が家。
水回りを中心に、小規模のリフォームをした。

妻(彼の祖母)やRさん(彼の母親)は、水栓が新しく使いやすくなったことを喜んでいたが、私が一番気に入ったのは、ブラインドカーテンを撤去し、目隠しルーバーに替えたこと。

浴室のブラインドカーテンは掃除しにくくて大嫌いだった。
あの面倒くささから解放されるのは気分が良い。
掃除をしながら気づいたが、日中は浴室内がとても明るくなる

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私と彼のこと(288)-初節句-

彼の初節句が近づいている。
私と妻も(彼の祖父母)、彼の両親(長男AとRさん)も、さらにはRさんのお母様も、派手好きでも伝統様式にこだわるタイプではない。
せっかくだから、ちょっと集まってご飯でも食べましょう、というレベル。

しかし、それすらも大変なのが今の我が家。
年度の切り替わり等で多忙な私と妻、長男Aも転職したばかりでバタバタしている。
Rのお母さんが最近引っ越した影響で、Rさんが実家から

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私と彼のこと(287)-被写体-

私と彼のこと(287)-被写体-

長男AとRさん(彼の両親)のウェディングフォトのデータが届いた。
メインはもちろん二人なんだけど、ところどころ彼も登場している。

これなんか、なかなか素敵。
子どもって、最高の被写体なんだよな。

私と彼のこと(286)-スティールパン-

最近、彼と二人で空いたミルク缶の底を附属のスプーンで叩いて遊ぶことが多い。
ふと、(ハンマーで叩いて綺麗に凹型にできれば、スティールパンにできるのでは?)と思い至り、この2・3日、暇があると叩いている。

しかし、綺麗に凹ませるのはかなり難しいと気づいた。
強く叩くと、枠ごと歪んで底面に皺が寄ってしまうし、割れてしまいそうなのだ。
文字通り、コツコツと叩き続けるしかなさそう。

そして先程、小さな

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私と彼のこと(285)-ジェンダーバイアス-

昨日、(ネガティブな意味合いで)とても気になる記事を読んだ。
執筆者は、おそらく全く自覚無く女性差別や職業差別を露呈させてしまっていた。
それを読んだ私は、あまりの酷さに、怒りと悲しみとやるせなさを覚えたのだが、その後に恐ろしくなってきた。
私のミソジニーもまた、非常に根強いからだ。

育ってきた時代や、受けてきた教育のせいにしてはいけない。
しかし、私には女性や、女性が主に担うと一般に捉えられて

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私と彼のこと(284)-かぶれ-

離乳食を始めてしばらくした頃から、食事中から食後1時間程度に渡って、彼の口の周りがかぶれる。
最近は、旺盛に手づかみ食べをするのだが、手指や、こぼした食べ物が触れることが多い首から胸にかけてもかぶれる。

最初は特定の食品によるアレルギー反応かと思ったのだが、献立を替えても高い頻度でかぶれてしまう。
調べてみても、一時的な皮膚反応なのか食物アレルギーなのか判断することは難しそうだ。

今のところは

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私と彼のこと(283)-コゲラ-

今朝から、コゲラの若鳥が何度も事務所の窓をノックしにくる。
小さくてとても可愛らしいキツツキの仲間だ。

すぐ近くの栗の木を住処にしようと狙っているらしい。
栗の木の幹を突くときは「カカカカカカカッ!」とインパクトドライバーのように激しくリズミカルなのだが、窓を叩く際には「コンコンコン」と、まさにノックするかのように軽く優しく叩いてくる。

もし、私たちが観察できる場所に住み着いてくれたら、彼にも

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私と彼のこと(282)-Uターン②-

私と彼のこと(282)-Uターン②-

0歳児の対応力は侮れない。
昨日、ターンできなくて怒っていた彼だが、今日は既に巧みに内部で回転していた。

長男A(彼の父親)から「もう一つ大きな段ボール箱を組み合わせて、迷路のように辿ると、もう一度遊びコーナーに戻って来るようにならないかな」とリクエストがあった。
言う方は楽である。
まあ、考えてみるけどね。

私と彼のこと(281)-Uターン-

私と彼のこと(281)-Uターン-

彼の両親(長男AとRさん)が、物置と化していた客間を片付け始めた。
彼の初節句で五月人形を飾りたいのだそうだ。
その過程で大きな段ボールが幾つか空いたので、彼が入って遊べる玩具を作ってみた。

普段の彼のズリバイターンの回転半径(おへそを中心にクルリと廻る)を観察していて、十分に内部で転回できると見込んで作ってみたのだが、彼の主観的にはそうではなかったようだ。
喜んで入っては見たものの、出られなく

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