学べることって楽しいこと
新年度になり半月が経ちました。
新しい学校生活にいろいろ思いを馳せた学生さんも、だんだんと学生生活に慣れてきたと思います。
学生生活に慣れてくると見失いがちなのが目標です。
もちろん一生で今この時しか味わえないような体験や思い出はかけがえのないものだと思います。
一方で何の為に入学したのか振り返りながら目標に向かって努力したり、目標を見つける為の大事な期間になると思います。
日々の講義をさせてもらっている側として、講義を通じて何を理解してほしいのか将来どのように役立ててほしいのか考えるようになりました。
そして、講義をすればするほど目標を持たない学生さんがただ講義を受けることがいつしか目標になってしまっているんじゃないかなとも思いました。
社会人になったら仕事をするための手法は教えてくれますが、知識は自分でつけていかなくてはいけません。
今、勉強している事が将来どんなことに役立つのか。なんのために勉強した方がいいのかを伝えることも講義の大切な役割だと思っています。
勉強している学生さんは気づきにくいと思いますが、学ぶという事は社会人ではなかなか時間を作ることができません。
「今日は新しい知識を覚えることができた」「目標の資格に一歩近づけることができた」
そんな気持ちで学校の授業を受けてもらえると教師としてこんなにうれしいことはありません。
学べるというこの時を大切にしてくださいね。