結果と過程はどちらが大事か?
結果を出すこと。
そのために血の滲むような努力をすること。
結果を出すためにはそれなりの過程が必要。
では逆に。それなりの過程を踏めば、結果が出るか?
必ずしもそうじゃない。結果は出ない時の方が多いくらいで考えるべきだ。
結果は人の影響が及ぶ範囲の外にあるもの。それに到達するために踏むべきステップを全て見ることができるほど人間はすごい存在ではない。
結果が出なかった。
でも、頑張った過程は必ずある。そこから得られた知見もたくさんある。
努力すれば過程だけは絶対に裏切らない。だから僕は過程が大好きだ。
結果が出なかったからと言っていつまでもクヨクヨせず、自分にやれるだけのことはやったと胸を張って次に進む。そうすれば気づいたらすごくなっているよ。
「人事を尽くして天命を待つ」
結果は天命であり、人間がコントロールできるものではない。だから自分の影響の輪の外にあるものでクヨクヨしてたまるか(笑)
上の言葉と似たようなQuoteがある。僕はこの言葉が大好きだ。
主よ、
変えられないものを受け入れる心の静けさと
変えられるものを変える勇気と
その両者を見分ける英知を我に与え給え。
神よ、
私に変えることのできないものは、
それを素直に受け容れるような心の平和を!
変えることのできるものは、
それを変える勇気を!
そして変えられるものと変えられないものとを、
見分ける知恵を!
この私にお与えください。
アメリカの神学者、ニーバーの祈り。
自分で変えられるものは努力して変えていく。
自分で変えられないものは「変えられないのだ」と受け入れていく。
そしてスペインの哲学者、オルテガ・イ・ガセットは、
自分が影響を与えることができる範囲を広げていくことこそが人生の目的であると述べた。これが彼の生・哲学の根本だ。
僕は結果に報われなかった時、いつもこの人たちの言葉を思い出すようにしている。
「仕方なかった」、「やるだけのことはやった」
そう言って割り切ることも、僕のような完璧主義者には必要な心の持ち方なのかもしれないな。