『いい人』って言われることが苦手な人へ
「いい人」に悩むHSPが大切にしたい考え方
「いい人」でいることが、いつしか重荷になってしまうHSP。
この社会では、他人の期待に応えようとする姿勢が評価されがちですが、敏感なあなたには、その期待が大きなストレスとなってしまうことがあります。
「いい人」を演じることに疲れてしまったあなたは、自分の気持ちを後回しにしてしまっているのではないでしょうか?
HSPの方々が「いい人」でいることに感じる恐れや不安、そしてその背景に潜む心理について考えていきます。
あなたが「いい人」でいることが本当に幸せなのか、自分の気持ちを大切にすることがどれだけ重要なのか、一緒に見つめ直してみましょう。
HSPの人は、周りの雰囲気や空気をものすごく敏感に感じ取るから、その場の空気が悪くなることに対して大きなストレスを感じやすいんだよね。
だから、「断ることでその場の空気が悪くなるかもしれない」という不安が、実際に断ることを難しくしてしまう。
その理由は、「防衛反応」としての行動に隠されています。
防衛反応としての「断れない」
極端に言うと、熱々のやかんを触ったときに、すぐに手を離すのは、危険を避けるための自然な反応です。この反応と同じように、HSPの人が「断る」という行動を避けるのも、自分を守るための無意識的な反応なんです。
つまり、「断ることで空気が悪くなる」という不安や恐れが、心に強いストレスをもたらすので、無意識にその状況から逃げようとするのです。そう考えると、HSPが断れないのも、ある意味では自分を守るための自然な反応だと言えますね。
調和を守るために自己犠牲
そして、自分の気持ちを後回しにしてでも、他者との関係を優先することが多いのです。
また、周囲の反応や感情に敏感であるため、他人の期待に応えられないことで生じる「罪悪感」や「申し訳なさ」が強く働きます。このような感情は、自分を守るための行動を難しくしてしまう要因となっています。
相手に合わせてしまうことも、自分を守る一種の防衛策になのでしょう。
防衛本能が働いてるのにもかかわらず、自分自身をくるしめているのです。
自己犠牲を通して生まれた「いい人」と言うものに素直に喜べないでしょう。
「いい人」が良い事なのか悪い事なのか、意味がわからず苦しくなりますね。
『いい人』でいることも、
自己犠牲でやり過ごすのも、
あなたの心の選択。
どちらも大切にしていいのです。
断る事ができれば、それで済む事もあるんだけど、なかなかそうはいかないのもHSPですよね。
実は「いい人」になるってことも、それが自己犠牲からでも、必ずしも悪い選択ではないんだよ。
ただし、それが「本当の優しさ」なのか、自己犠牲からなのか、自分で見極めよう。
自分の意志で、「優しさ」か「自己犠牲」か選択することができれば、どんな選択をしたとしても、その結果を受け入れやすくなるのです。
自分で決めるとは?
もちろん、いきなり全部を実践するのは難しいかもしれません。
でも、この三つのポイントのどれか一つからでも、少しずつ挑戦してみてください。
それこそが『自分で決める』ということに近づいていくのだと思います。
この三つのポイントを守る事で、たとえ自己犠牲で生まれた「いい人」だとしても納得できるようになり、「いい人」と言われる事を素直に受け止められるようになるでしょう。
自分で決めたことで誰かの役に立ってみない?
『自分で決める』ができると、あなたの中の「いい人」の意味が変わってくると思います。
そして、あなたの真の優しさが見えてくるでしょう。
noteで記事を書いている方は、「これならできる!」ということを発信しているのでしょう。それは、あなた自身が自分で選び、自分のできるやり方で誰かの役に立っているということ。
もしかしたら、あなたの思っていたのとは違う「結果」や「感情」になっていることもあるかもしれません。でも、僕はnoteを通して、あなたの言葉から学び、優しさに触れることがあります。
あなたが書く、その一つひとつが、誰かの力になっているんだと思います。
最後に
「いい人」でいることの重荷を感じるあなたへ。
自分の気持ちを大切にすることは、決してわがままではありません。
あなたの心には、他人を思いやる優しさが溢れていますが、その優しさを自分自身にも向けてあげることが大切です。
他人の期待に応えようとするあまり、無意識に自分を犠牲にすることは、心のバランスを崩しても気づく事ができません。
だからこそ、自分で選択し、自分の気持ちを尊重することが重要です。あなたの選んだ道は、必ず誰かの役に立つはずです。
これからも、自分の心の声に耳を傾けながら、自分自身と向き合っていきましょう。
自分を大切にすることで、より深い優しさを他者に伝えることができるのです。
あなたの真の優しさが、周りの人々にも温かさをもたらすことを信じています。
少しずつでいいから、自分を大切にしながら、前に進んでいきましょう。
あなたはそのままで素晴らしい存在なのですから。