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言葉にする練習をしたい【言葉にする習慣】

最近自分の中でのテーマである「言語化」
自分の気持や考えを言葉にしたい、自己開示したい、仕事に活かしたい。
その言語化について、現役のコピーライター、さわらぎ寛子さんが書いた本を読んでみた。

言葉にする習慣 思いがまとまる・伝わる「言語化力」の身につけ方

ネットやSNSで人の意見を調べれば「自分の考え」「自分の思い」にじっくり向き合うこともなく、「なんとなく正しそうな、それっぽい意見」はかんたんに作れます。

言葉にする習慣

最初から痛いところを突いてくる。
会社で仕事に関しての意見を言わないといけないとき、正解っぽい答えをネットから探し出して自分の意見として発表してた頃を思い出す…。
そんなセコいことをしてた時期もありました。

本では自分の漠然とした思いや考えを「言語化」するコツを教えてくれる。
言語化ってよく聞く言葉ではあるが、自分でやってみると難しい。
まずは頭の中にある言葉を体から出して、メモする。
私も何か書くときは思いついたまま、とりあえず頭に浮かんだものを全部書いてみる。
まずは自分の中から、めちゃくちゃでも良いから言葉を出すこと。
言語化の練習としては、電車の中でも歩いている途中でもいつでも良いから、実況中継をしてみて、今この瞬間を言葉にしてみる。
新卒時に駅から自分の家までの経路を説明する研修があった。
いつも歩いている道なのに人に説明しなければならないと思った途端、説明が難しくなる。
全く説明できなくて「全然分からない」と言われ、ボロボロだった記憶がある。
そういう意味では実況中継は言語化の訓練として適しているのだろう。
そして、「なんか」で終わるのではなく、「なぜ」「どこが」を考える。
確かに私もうまく言語化できないときに「なんか」とか「なんとなく」という言葉はよく使ってしまう。
「なんか」は便利な言葉だと思う。
そのひとことをつけるだけで「なんか」言葉が成立してしまう魔法の言葉。

日常のできごとを、そのまま書くだけでは、ただの日記ですが、それを「価値観」や「興味」「仕事」のキーワードにつなげて書くと、自分なりの視点の文章が書けるようになります。

言葉にする習慣

これはけっこう私も悩んでた所を指摘してくれた。
ただの日常にあった出来事を書いてみても、私は面白いかもしれないが、読んでる人は「ただの日常」で面白くない。
それが面白いという人も中にはいるかもしれないが「だから何?」とも思ってしまう人も多いだろう。
書いてる自分自身がそう思っているのだから、読んでる方なんて、もっと感じているだろう。
一歩踏み込んで、自分の中の価値観や気付きと日常の出来事を繋げる癖はつけようと思った。

なんとなくずっと不安なのは、言葉にしてないから

言葉にする習慣

これも身に覚えがある。
ただ不安を感じているだけでなく、その不安を言葉にして、見返してみると違う文章に見えるというか、客観的に具体的に自分が今何に悩んでいるか分かる。
それを解決するために、誰かしらに相談してみたり、自分で行動しなければならないときは動いてみたり、解決へのきっかけを作ることができる。
書くことを習慣にしてからは不安で寝込むことが減った気がする。
どうしても不安が抑えきれないときは、とっとと寝るに限る。
不安はすぐにはなくならないし、おそらく一生つきまとう。
その不安との向き合うために、自分の気持ちを言葉にする習慣はこれからの人生に必要な能力だと思う。
健康に長生きするためにも、不安をあえて言葉にしてみる。

人は自分の思いをうまく言葉にできない。
だからこそ、相手の、言葉にならない思いを汲み取り、言葉にできる人が、仕事でもプライベートでも信頼される人になれるのです。

言葉にする習慣

うまく言葉にできないから、言語化に関する本を読んでいる。
有名人でも本の著者でも、別に有名人じゃなくて一般の人でも、言語化が上手いなぁという人に惹かれてしまう。
それは自分がうまいこと言葉にすることができないから、自分の気持ちを表現することが得意な人に惹かれるのだろう。
当たり障りのないことを言っている人よりかは、その人の価値観や世界観がにじみ出ている発言をしている人がかっこよく見える。
もちろん、誹謗中傷や誰かを傷つける発言は良くないが。
私も自分なりに自分の気持ちををうまく言葉にできるように、日々練習をしていこうと思う。

さわらぎ寛子さんの本は他にも読んだが、とても読みやすく、読者に寄り添ってくれる文章が心地よかった。

キャッチコピーの教科書

今、チラシのデザインなどを作成する仕事をしているが、デザインそのものよりも、私はキャッチコピーを考えるのが好きなことに最近気付いた。
相手の心にまっすぐ届くような、そんなキャッチコピーを考えるコツを教えてくれる。
早速、この本を参考に「何を伝えたいのか」を考え、チラシのキャッチコピーを考えてみたが、なかなか好評。
キャッチコピーに悩んでる人は一度読んでみてほしい。

自分らしさを言葉にのせる 売れ続けるネット文章講座

「「思わずクリックされる言葉」「バズる記事」を狙うのは逆効果!」から始まり、自分の人間性を見せる文章を書いたほうが良いとアドバイスしてくれる。
noteでもSNSでも役立つ内容しか公開してはいけないのではないか、こんな文章を書く意味があるのか、そんな気持ちを抱くことがあるが、その不安を吹き飛ばしてくれる。
この本を読んで、変なプレッシャーを感じずに、自分の素を出せるような文章を書いていこうと思った。
noteなどブログでの発信やSNSの発信に悩んでいる人にはぜひ読んでほしい。

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