欲しければ高くても買う

お風呂上りにドライヤーで髪を乾かしていたら急に光って動かなくなった。
おそらくショートしたのだと思う。
7年間ぐらいお付き合いしたドライヤー、十分働いてくれたと思う。
「さぁ今から髪を乾かしましょ」というタイミングだったので「マジかよ」という気持ちと「大事にならなくて良かった」という気持ち。
自然乾燥でも良い気がするが、やっぱり髪は乾かしたい派。
新しいドライヤーをAmazonで購入することにした。

こういうときはAmazonって便利。
次の日には届けてもらえる。
どのドライヤーが良いのか全く分からなかったのでSNSで色々検索。
正直、乾けばなんでもいい。
一番上に出てきた美容垢の人がおすすめしていたメーカーの1番安い3000円ぐらいのドライヤーを買うことにした。

実家にいるときも3000円ぐらいのドライヤーを使っていた。
だがある日、父が懸賞でパナソニックのお高いドライヤーを当てた。
そのドライヤーで髪を乾かすと何もしてないのにツルッツルに髪が乾くのではないか！！
そのときにドライヤーの値段と性能は関係あることを学んだ。
前回、7年前に「次回ドライヤーが壊れたときは、今よりも良いドライヤーを買えれば良いなぁ」と思っていた。
だが実際に買ったのは3000円のドライヤー。
また今回も「次回ドライヤーが壊れたときは、今よりも良いドライヤーを買えれば良いなぁ」と夢を見ておく。
そんな夢を見ておきながらも、本当に欲しければお金とか関係なく良いものをを買うはず。
「お金がない」とか言いながら、私は読みたい本を「自己投資だ！」とか言いながら、ちゃっかり買ってるのだから。
買わないということは今自分が必要としていないということ。
そして次回ドライヤーを買い換えるときも3000円代のものを買ってそう。
身も蓋もないことを言うか、おそらくそういうことなのであろう。

届いたドライヤーは可もなく不可もなく、普通に乾いた。
より良いものを買おうという気持ちよりも、無難に使えるものを買ってしまう。