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ものでも人でも助けてもらいながら生きていく【45歳(独身)、どんな感じ?】

コミックエッセイや本のイラストなどを描いて活躍されている森下えみこさんの新刊のコミックエッセイ「45歳(独身)、どんな感じ?」を購入!
私はまだ30代で40代ではないけど「独身、ひとり暮らし、フリーランス」ではあるので、属性的には似ている。
私も将来的に結婚はせず、ひとり自由気ままに生きてそうな気はするので、勝手に親近感を抱いている。

45歳(独身)、どんな感じ?

前作のエッセイ「40歳になったことだし」の続編的な感じで始まる。
40代で東京に上京して、過ごす日々の話。
楽しいこともあれば、地震に一喜一憂したり、何をやっても老後のことを意識したり、失恋して気分が沈んで10日も寝込んでいた話もあったり。
等身大の誰にでもあるよなぁということがエッセイで描かれていて、私も同じ状況ならどうかなぁと色々と考えてしまった。
この先、どう老いと付き合っていくか。
老いとの共存みたいなテーマもあるのかもしれない。

自分で立ち直らなきゃって思っていはいるけど
いろんなものや人に助けられてる

45歳(独身)、どんな感じ?

ひとりで生きていると思っていたけど、思いの外、周りの人や場所、モノに助けられて生きている。
「自分は孤独だ」と思うこともあるけど、そうでもないんだよということを、そっと教えてくれる本だった。
年齢を重ねていくことが少し怖い気持ちもあるけど、森下さんのエッセイを読んでいると、年齢を重ねていくのも悪いことではないんだろうなぁと思わせてくれる。
もちろん40代になって読んだ方が、もっと共感はできるのかもしれないが、今の年齢で読んでも、将来はそんなに怖くないよー、あなたはひとりではないんだよーということを人生の先輩がそっと伝えてくれているような気がした。
森下さんの30代のエッセイは、あの年齢特有の焦りみたいなものが描かれていたが、40代は「まぁ仕方ないよね」みたいな開き直りというか、来るもの全部受け入れているような印象を抱いた。
私もどんなふうに年齢を重ねたいかと聞かれたら森下さんのように、来るものは全部受け入れて、なるようになるだろうみたいな生き方をしたい。


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まい
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