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「死にたい」マイナス感情を出す子どもに、どう対応する!?
【「死にたい」マイナス感情を出す子どもに、どう対応する!?】
あなたは、怒ってはいけないと思っていませんか?
すぐに悲しがる自分を、弱い奴だと責めていませんか?
そんな感情をコントロールが出来ない自分を、嫌っていませんか?
実は、感情はコントロールが出来ないのです。
感情って、生理的現象と同じ。
走れば心臓がバクバクする様に、お芋を食べればオナラが出たくなる様に(笑)、止めようとしても止められないものなのです。
「腹が立つ―!」「悲しいー!」と感情が湧くのも自然の事。
ただの、出し方の問題だったりする。
けれど私達は、子どもの頃から感情を感じる事自体を、禁止されて育つ場合があります。
「泣くんじゃない!」
「そんな事で怒るなんて、みっともないよ!」
「調子に乗って喜ぶな!」
などなど。
すると、「こんな事で腹が立つ自分はオカシイんだ」とか「悲しさを感じる私は弱くてダメなんだ」「私が喜ぶことは間違っているんだ」などと、子どもの自分は歪んだ解釈をし始めます。
喜怒哀楽の感情って、どれかだけを感じない様に蓋をする事は、出来ないんです。
怒哀は不快だから要らない!喜楽だけを感じたい!というのは無理なんですよね。
だから、感情に蓋をし続けていると、どんな人になるかというと…
・イヤな事をされても怒れないので、どんどん酷い嫌がらせを受けたりする
・寂しさや悲しさを現さないので、気付かれにくく助けて貰いにくい
・怒哀だけでなく喜楽も感じにくくなる為、何が楽しいのか、好きなのか、自分の事なのに分からなくなる 等など。
勿論、これは全ての人が必ずそうなるという事ではないのですが、感情に蓋をしてきた人に多い特徴でもあります。
では、感情に蓋をしない様にするには、どうしたらいいのか??
どんな感情を感じる自分も受け入れる事。
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でもね、長年感情を感じる事を禁止されてきたのだから、今さらどんな感情を感じる自分も受け入れるって、どうやるの??って、知らないし分からないよね。
そして、親から受け継いで自分に課してきた禁止は、もれなく我が子にも連鎖させていたりします。
「友達に嫌な事されても悪口言わないの!」
「メソメソ泣くな!」
「調子に乗るな!」
って。
親からされて嫌だったのに!
あんなお母さんみたいになりたくないのに!
そう思いながらも、そんな親に似ていくのは、親と同じ心の習慣が身に付いている為です。
mamaマスターコースを卒業した彼女も、そんな一人でした。
けれど、禁止していたものに気付いて、“無意識”に続けて来た心の習慣を“意識的”に変えていくと、彼女の様に感情に蓋をする連鎖を止め、子どもを受け入れられるママになれますよ♪
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(ここから)
夕方、娘と修羅場!?がありました。
最近登校前によくお腹が痛いと言う娘。
ストレスためてるんだろうな、とは思ってました。
今日は機嫌よく帰ってきたものの、夕方ちょっと自分の思い通りに事が進まないことからスイッチが入って、
「もう学校嫌だ!!やめる!!死にたい!!」
と溜めていた、あれやこれやが噴き出しました。
えー!?一年生で死にたい言うか?
最近クラスの子が「死にたい」って言ってる話をしてたから、影響されてるんだろうな。
話を聞こうとしても落ち着かず、ギャーギャー言うので、私もだんだんイライラしてきて
娘)「どうやったら死ねるのよぅ!?」
の売り言葉に
私)「ベランダ(6階)から飛び降りれば?」
の買い言葉。
娘ベランダへ。
…ホンマに行った!?
すぐにベランダに立ち尽くす娘を、中に入れようと迎えに。
「お母さん死にたいとか言われると悲しいわ。中入ろう」
と言ってもまだ頑固に意地張ってる。
私)「じゃあお母さんがほり投げたるわ(むかっ」」
と抱きかかえようとすると
「嫌だー!嫌だーえーん」
としがみつく娘。
ようやく中に入って、泣きながら学校であったことを話し始めた。
Aちゃんが縄跳びの持ち手で叩いてくること
D君が嫌なことばっかりしてくること。
ひと通り聞き終え、
私)「そっかぁ、それは痛いね、嫌だね」
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と娘の思いを受け止めた後
私)「その時K(娘)ちゃんは嫌とかやめてって言ってる?」
と聞くと
娘)「ううん。だって先生に言うって言われるから…前もそれで先生に怒られたし。」
私)「先生に先にやってきたのは向こうですって、ちゃんと言ったらわかってくれるよ。ずっと我慢してKちゃんが怒られてたん?」
娘)「…うん。」
そりゃあストレスたまるわ!
私も言えない妄想族。娘の気持ちはよーくわかる。
けど、まだ一年生の娘に心の仕組みうんぬんを説明してもわからないので、こういう時によくやってて、娘には結構効果アリな『ロケット飛ばしワーク』を提案。
頭の中で嫌な人をロケットにくくりつけて、飛ばしちゃうワークなのです!
「Kちゃん、AちゃんとD君ロケットで飛ばしとき!」
と言うと
「うん!飛ばす〜!」
と言って、BちゃんもCくんも、〇〇~と言って次々飛ばしておりました。
ここでは書けないようなことも言いながら(笑)
「こんなこと思っていいのかな?」って言ってたけど
「どんな感情も持っていいんだよ。
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家の外で言うのはやめた方がいいけど…」
ひと通り飛ばし終える頃には
「言ったらスッキリした〜!」と笑顔も♪
「ね、言ったらスッキリしたでしょ。
Kちゃんがイライラしてたのは、言いたいこと我慢してたからだよ。
次からは嫌なことは嫌って言おうね、全部言えなくてもいいから。
死にたいじゃなくて、死にたいほど何が嫌なのかお母さんに言ってね。」
と言って仲直り。
今晩は娘と一緒にお風呂に入り、
「Kちゃん、本当は死にたくないってわかった!ベランダでお母さんに抱っこされた時ドキドキした!」
「でしょ、もう簡単にそんなこと言わないでね!!」
ちょっと荒療治でマズいことしたかなぁと思ってたけど、ま、終わり良ければ全てよし!
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(ここまで)
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私達親は、子どもが友達の悪口と思える様な怒りを出していたりすると、外でもこんな感情が止められない子になってしまうのでは!?と恐れたりします。
すると、早目に危険性のある芽を摘んでおこうとばかりに、早々に子どもが感情を感じる事を、押さえつけようとします(まるであの時の親の様に…)。
でも、これが逆なんですよね。
生理的現象なのだから、押さえつけるのではなく、まずはちゃんと感情を感じさせて上げよう♪
例えば、オナラをする時は、人前はやめようねとか、トイレに行こうねとか、教えて上げるよね。
感情も一緒。
彼女みたいに、子どものどんな言葉も
>「そっかぁ、それは痛いね、嫌だね」と娘の思いを受け止めた
否定せず、抑え込まず、受け止めて上げたり、
>「どんな感情も持っていいんだよ。
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感情を感じる事は悪くない事を、教えて上げられたらいいよね。
子ども一人で、怒りや悲しみの感情にのまれそうで怖いなら、ママが一緒に吐き出して上げたら、安心してスッキリ出来るよね♪
どんな感情を持つ自分でも、ママに受け入れて貰えたら、子どもはどんな自分でも受け入れられる。
すると、怒りが湧いた相手に、直接感情をぶつけて、分からせようとする必要がなくなるんだよね。
そして、子どもを受け入れられるには、ママ自身がどんな自分も受け入れることが大事!
怒りが湧いた時、悲しみが湧いた時、あなたは何て声をかけて貰えたら嬉しい?安心する?
それを、あなたが自分に行って上げてみよう♪
「それは嫌だったよね」
「それは悲しかったよね」
「どんな感情を感じてもいいよ」
って、あなたがあなたに、繰り返し寄り添う練習をしてみよう。
すると、感情を感じる事に×をつけていた心の習慣が変わっていき、どんな子どもも受け入れられるママになりますよ♪