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ゴールド投資

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貴金属講座の中からゴールド投資に関する記事をリストアップ
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記事一覧

ゴールド投資#01 - 現物

「現物」。つまりゴールドそのものです。これが王道と言っていいでしょう。これだけでも書くことはたくさんあります。日本での個人投資家向けの現物の代表は純分99.99%の1kgバー=キロバーです。現在税込みで1300万円くらいです。  キロバーや500gはさすがに高価であり、一般投資家にとっては100g、50gあたりが買いやすいサイズでしょう。業者によっては300、200、20、10、5gというサイズもあります。ただし300g以下のサイズにはバーチャージという定額の手数料がかかり

ゴールド投資#02 - 純金積立

1.純金積立はこれまでゴールド投資をしたことが無い人にはもっともはじめやすい商品でしょう。毎月3000円から1000円単位の定額で毎日ゴールドを買っていく方法(ドルコスト平均法)であり相場変動を気にする必要なく、天引きの形でゴールド投資ができます。 2. 現在個人向け純金積立のサービスを行っている会社は、地金商系で石福、田中、徳力、日本マテリアル、精錬系で三菱マテリアル、ネット証券系で、楽天、SBI、マネックス、住信SBIネット証券、KOYO証券、商品系で岡安商事というとこ

ゴールド投資#03 - ゴールドETF

最初のゴールドETFであるSPDRが始まったのは2004年。オーストラリアの株式市場に上場されました。しかし本格的に普及が始まったのは翌年NYに上場されてからでした。ゴールドの上昇が始まったのがこの時。ゴールドETFはこれまでのマーケットを変えたと言えます。 2.ゴールドETF上場時期とゴールド価格のそれからそれまでゴールド投資ができなかった年金などの機関投資家にゴールドへの投資を可能にしました。ゴールドの現物や先物は彼等にとっては投資が困難でしたが、投信であれば全く問題な

ゴールド投資#04 - ゴールド投信

ETFではないつまり上場はされていないゴールドの投信もあります。ピクテ・ゴールド、ステートストリート・ゴールド・ファンド、ゴールド・ファンド、三菱UFJ純金ファンド、Smart-iゴールドファンド、iShares ゴールドインデックスファンド、SMTゴールドインデックスオープン、ニッセイゴールドファンド。三菱UFJ純金ファンド以外はすべて為替ヘッジなしとありの二種類があるので、14本のゴールド投資信託がある。(ただしこれは僕が確認できたもの。まだあるかもしれません。) 数あ

ゴールド投資#05 先物取引

現物、純金積立、ゴールドETF、ゴールド投資信託ときて次は先物取引。先物取引の定義は取引所で取引される将来の商品の価格を取引し、証拠金を納めることによりその数倍から数十倍のポジションを持てるというものです。まさにハイリスクハイリターンな取引です。 先物の価格自体は、その時点のスポット価格からその先物の受け渡し期日までの通貨の金利とメタルの金利(リースレート)で理論値が計算できます。ゴールドを扱う業者は先物により格ヘッジができます。投資家がリスクを取ることが市場に流動性を与え