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ゴールド投資#03 - ゴールドETF

  1. 最初のゴールドETFであるSPDRが始まったのは2004年。オーストラリアの株式市場に上場されました。しかし本格的に普及が始まったのは翌年NYに上場されてからでした。ゴールドの上昇が始まったのがこの時。ゴールドETFはこれまでのマーケットを変えたと言えます。

ゴールドETF上場とそれ以降のゴールド価格の動き

2.ゴールドETF上場時期とゴールド価格のそれからそれまでゴールド投資ができなかった年金などの機関投資家にゴールドへの投資を可能にしました。ゴールドの現物や先物は彼等にとっては投資が困難でしたが、投信であれば全く問題なく投資できるからです。それがゴールド市場に未曾有の資金流入をもたらしました。

3. ETFとはExchange Trade Fund =「上場投資信託」のことです。一般的な投資信託とは違い、個別株と同じように取引所に上場されており、取引時間中は変動する価格で自由に売買ができます。そのため短期売買も可能。そしてゴールドでは貴重なNISA成長投資枠対象。

4. ゴールドETFはゴールドそのものに投資します。つまり投資家がETFを買うとオペレーターはその分のゴールドを買います。つまりゴールドの現物を買うのと経済効果はほぼ同じです。それに対して、ゴールドの裏付けはないがゴールド価格を反映する投信もあります。

5. JPXに上場されているゴールドETFは純金上場信託1540、NEXT FUNDS金価格連動型上場投信1328、SPDRゴールドシェア受益証券1326、Wisdom Tree金上場投資信託1672。NEXT FUNDSは現物裏付けが無いもの。純金上場信託はゴールドを国内で保管。その他二つはロンドンで保管。

6. ETFのメリット。NISA対象であること。個別株のように売買できること。信託報酬0.4~0.5%でゴールド投資の中ではコストが最安。保管の手間もない。個人的にETFは「純金投資信託」を使っています。デメリットがあるとすれば自動積立ができないことでしょうか。

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