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#BrowniesFes|スタートアップが陥る「負のループ」 - 成長を支えるバックオフィスを構築する打ち手とは|#BrowniesWorks
2020年4月24日に、Brownies Works のイベント「Brownies FES. #2」を開催しました!
「Brownies FES.」は、Brownies Works がバックオフィス運営について最新の情報を発信する定期イベントです。2 回目となる今回は、緊急事態宣言を受けて初のオンライン・イベントとなりました。今回のテーマは、バックオフィスの「人」の側面フォーカスして、
「ひとり経理からの脱却」
と題し、お二人のゲスト・スピーカーをお招き。スタートアップ企業においてどのように経理部門を立ち上げ、自分だけの「ひとり経理」の状態を脱却して、どのようにチームを創っていったのか。苦労話とともにその知見をプレゼンテーションとパネル・ディスカッションでお伺いしました。
この note では、当社・株式会社リベロ・コンサルティング 代表の武内のセッションを、当日ご来場の方が #browniesfes のハッシュタグでつぶやいてくださった Tweet とともにお届けします!
1. スタートアップ企業におけるバックオフィスの課題
企業規模や事業フェーズによって、その組織が抱える課題は異なりますが、「スピードが速く、成長することが前提のスタートアップ企業では、それ特有のバックオフィスの課題がある」と、自らもベンチャー企業でバックオフィス部門の責任者を務めた経験から、武内は語ります。
見込み客の獲得から始まり経理に至るまで、ビジネスのフローはどの企業であっても概ね変わりはありません。そのなかで経理担当者が担う部分というのは、分業制が進んでいる中〜大企業においては「売上の入金消し込み」であったり「支払い業務」であったりすることが一般的。
ところがスタートアップの場合、経理のみならずバックオフィスの全体に業務が及ぶのが実状です。それはいったい、なぜなのでしょうか?
スタートアップ企業では、大企業のようにはフロント業務が整備されていません。
フロント業務で正確な処理がされていなければ、それを受け取った経理の業務が滞り、経理処理が終わらなければ当然、開示資料を作成したり税務処理も行えません。
このため、スタートアップのひとり目経理は、フロント〜経理〜経営管理まで、バックオフィスの全体を整えなければならないというミッションを自然と背負うことになるのです。
2. ひとり経理脱却を困難にする「負のループ」
次々と新しいことが起こるスタートアップ企業で、その成長スピードにバックオフィスが対応するためには、何とかしてひとり経理の状態を脱却することが必要です。しかし「それを阻む負のループがある」と、武内は続けます。
スタートアップにおける経理のミッションはバックオフィスの全体を整えること。そのためには、幅広い業務に、自ら考えて能動的に対応できるスキルが必要です。
一般的にイメージされる経理業務(入金消込、支払処理、等)は、求められるスキルのごく一部でしかありません。また、業務が分業化された中〜大企業では、バックオフィスは「受け渡された業務を正確に処理する」という側面が強く、受動的になりがちです。
このため、転職市場の経理経験者と、スタートアップが求める経理担当者の間には、大きな乖離が生じます。求める人材は市場にほとんどおらず、負のループへと陥ってしまうのです。
自分で考えて何とかする人材がほしい
— shimoshi_hagr (@shimoshi_hagr) April 24, 2020
まじでこれ#browniesfes
採用活動大変なのわかる #browniesfes
— Ryosuke Fujimoto@AITravel (@FjmtRysk) April 24, 2020
3. 「業務量の壁」をどう越えるか
採用がうまく行ったとしても、それで翌日からひとり経理を脱却できる訳ではありません。そこには「業務量の壁が立ちはだかる」と武内は言います。
ひとり目は通常の ① オペレーションに加えて、社内外のステークホルダーとの ② 調整業務も行っています。そこにまず、③ 採用活動が加わります。
もし、うまく採用ができそうだとなったら、これまで自分の頭の中にだけあった業務フローを可視化し、マニュアルを整備して ④ 仕組み作りをしなければなりません。
そして、ふたり目がどんなに優秀であったとしても、入社後の ⑤ オペレーションの引き継ぎには多少なりとも時間がかかります。
これらすべての業務に耐えながら、部下をマネージしチームを作り上げていくことは非常に難易度が高く、ひとり目がスーパーマン的な働きを見せなければ、なかなかできることではありません。
未来のためにやらないといけないって分かっていても、ここやるのはきっついだろうなー。。。#browniesfes pic.twitter.com/pnyjV7P5yM
— 畠山友一@Bizer team 業務可視化 (@hatakey1) April 24, 2020
4. Brownies Works で経営管理に最適化したバックオフィスを
スタートアップとは、
崖の上から飛び降りながら、
飛行機を作るようなものだ
とは、LinkedIn 創業者 リード・ホフマンの有名な言葉ですが、スタートアップのひとり経理もまた、崖の上から飛び降りながらバックオフィスを回しているようなもの。
では、崖から飛び降りなくても良い方法はあるのか ー そのためのサービスとして、リベロ・コンサルティングがご提供する Brownies Works のサービスを、武内よりご紹介させていただきました。
Brownie(ブラウニー)とは、スコットランド地方の童話に出てくる「妖精」のこと。「妖精さんが、気が付いたらいつの間にかバックオフィスを片付けてくれている」というコンセプトのもと、業務フローの設計やツールの選定まで含めてお引き受けし、その上で、経理処理を行います。
ひとり経理からの脱却のためには、採用や仕組づくりの部分が大きなハードルとなりますが、そこをカバーした上で月次決算を早期化するという、内製化とも、記帳代行とも異なる価値をご提供します。
ふたり目の採用活動を行うタイミングで導入いただくことで、オペレーションを引き継ぎ、仕組づくりの部分までを Brownies Works で担当することでひとり目経理の方が、社内外の調整や採用活動、組織作りに集中できるようご支援。
「スタートアップ企業の成長のために、ひとり経理を脱却する課程でもっとも重い部分を何とかしたいという想いでサービスを作っている」と、武内の言葉にも熱がこもりました。
Brownies Works では、企業を成長させるためにバックオフィスの再構築と運用で、最適な経営管理体制の構築をご支援します。バックオフィスの業務改善でお困りの際は、ぜひ Brownies Works へご相談ください。
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