brown_records

BROWN Recordsです。 ハードコアやヒップホップを中心に、ビビッときたものを扱っている小さなレコ屋です。 IGストーリーにて毎週平日のどこかで、直近で聴いてグッときた音楽を紹介するコーナー、 MIDWEEK DIGGIN'をnoteにも展開中。IGは同IDにて✌︎

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BROWN Recordsです。 ハードコアやヒップホップを中心に、ビビッときたものを扱っている小さなレコ屋です。 IGストーリーにて毎週平日のどこかで、直近で聴いてグッときた音楽を紹介するコーナー、 MIDWEEK DIGGIN'をnoteにも展開中。IGは同IDにて✌︎

マガジン

  • MIDWEEK DIGGIN'

    BROWN RecordsのInstagramストーリーズで行われている、音楽DIG企画。 平たく言うと、BROWN Jr.が直近で聴いてグッときたものを紹介するコーナー。 大体週の半ば、水曜日〜金曜日にやっているもので、みなさんの週末のDIGのきっかけになればいいなと思って始めました。 それなりの文字量書いているので、Instagramの中だけで終わらせてはもったいないなと思ってnoteにもアーカイブ的に残そうと思いました。 直感的にいいなと思ったものを、直感的にゆる〜く紹介しているので評論家的な立場から色々言われると辛いので、見る側もゆるめに見てもらえたら嬉しいです。 インディーロックやR&B・ソウル、レゲエにテクノなど幅広く紹介してますので、いろんな方に楽しんでもらえて他の音楽を知るきっかけにもなるかもしれません。そんな期待も込めてやってます。

  • BROWN Records商品紹介

    BASEを中心にInstagramやライブ会場などで販売している、ディストロ商品などを紹介していきます。リンクを踏まえながらバンドについてや音についてなど。 少しでも知ってもらえて、バンドや音源について興味が出てもらえたら嬉しいです。 「うちの音源、あのバンドの音源も取り扱ってよ」なんてコメントもお待ちしています。

ストア

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    【UNHOLY11 / Shit Up Late】

    2019年結成、大阪を拠点とするビートダウンハードコアバンド。今年2024年のBLOODAXEとSUMMERBASH FESTに、同時期の出演を果たし話題にもなった。彼らと同じく関西のReVERSE BOYZやFallen Grace、ZETTONらと組むクルーWEST SIDE UNITYは、先日渋谷ASIAにて関東同世代クルーのFCMと共同企画No Cold Wallを成功させていた。 ひたすらにLOWでRAW。粒子の大きいザラついた弦楽器に重くのし掛かるドラム、追い討ちをかけるような低くがなるボーカル。終始重心は低く構えるも、要所でのテンポチェンジなどのアクセントは見事。身体が反応しないわけがない。そのあたりもルーツからの影響を多分に感じる。 アルバムジャケットも物語る、暗闇に青光るドロドロとした異物のようなサウンドや質感は、彼らの代名詞。明かりのない薄汚い地下室で椅子に手足を括り付けられ、四方八方から一発ずつ確実になぶり続けられているような、ある種の拷問のようなブルータルさ。デスメタルに寄らずにあくまでハードコアであり続けているのは、今やシーンでは貴重で独自の地位も確立している。 活動初期から貫徹している、関西極悪ハードコアスタイルは健在で、今作でそれを確固たるものにした。90年代後半〜00年代前半に大阪・神戸を中心に台頭したスタイルで、それが時を超え今また同郷のバンドに引き継がれているのが素晴らしい。 同郷のビートメーカーを起用したSkitやアートワークも含め、これ以上ない純度100%の関西極悪ハードコア。少量限定入荷。自主リリースでバンド側の在庫もほぼないとのこと。サブスクなし、ぜひ手にしておきたい一枚。 --- [TRACKLIST] 1. 0→1 2. Resisting Eagle 3. Shit Up Late 4. Overcast (skit ny ratiff) 5. Distortion 6. Irritation 7. In Dro UNHOLY11 / Shit Up Late (CD) - ¥1,800 2024, Self #Unholy11 #Osaka #WestSideUnity #Japan #NYHC #Hardcore #Beatdown #BeatdownHardcore #BROWNRecords
    1,800円
    BROWN RECORDS
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    CD【STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A.】

    こちらは「CDのみ」の商品となります。 バンダナ付きバンドルをご希望の方は、商品一覧からお選びください。 --- 【STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A.】 __________________________________________ ►►BROWN RecordsよりBIGすぎるリリース►►  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2022年9月1日に惜しまれながらこの世を去ったビートダウンのオリジネーターBULLDOZEのボーカル、KEVONEへ贈るトリビュートコンピアルバムが完成! このアルバムは名盤にしてビートダウンの原点でもある"The Final Beatdown ('96)"の曲順に添い、国内外のBULLDOZEへのリスペクトを感じるバンドがカバーしていくもの。 どのバンドもBULLDOZEへのリスペクト、それぞれの解釈に基づくオリジナリティ、どちらも存分に感じる素晴らしい仕上がりに! さらにブックレットにはCD購入者特典として、BULLDOZEのドラムChirsへの特別インタビュー記事も掲載。KEVONEとの出会いやBULLDOZEの成り立ち、ビートダウンの由来についても言及していて資料としても十分すぎる内容となっています! 昨今盛り上がりを見せる、ビートダウン・タフガイサウンドのルーツとも言えるBULLDOZE。彼らをこれ以上なくフィーチャーした特大アルバム。 TENKI(DIKTATOR)によるカバーアートから、BROWN Jr.(BROWN Records)によるブックレットと、細部に至るまで愛を込めて制作◎ ぜひ目で耳で体感してください! __________________________________________ ※売り上げの一部はKEVONEの遺族へ寄付します。 以下レビュー&詳細 1. Beatdown / KILL DEM ALREADY (JPN) まずは中の人BROWN Jr.のビートダウンゴッドファーザーであるTomomi(Gt.)率いる、岩手県花巻からKILL DEM ALREADYがカバーするBeatdown。この曲をやってもらうならこのバンド以外考えられなかった。持ち前のスポーティさと遊び心あるアレンジで、コンピレーションアルバムは幕を開ける。SEの使い方がやはりセンスを感じる。 2. The Truth / she luv it (JPN) そしてある種目玉でサプライズ選出?のshe luv itがカバーするThe Truth。The Final Beatdown Attackを標榜している彼らがBULLDOZEとの相性が悪いわけなく、序盤からどぎついスパイスをぶちまけてくれている。ほぼ原曲通りにも関わらずオリジナルかのような仕上がりが、バンドの独自性を物語る。このラインナップでsliを挟めるのはこのコンピだけ。 3. Bulldoze / SECTOR (US) 続くシカゴのSECTORはBulldozepをカバー。彼らはUSのバンドの中でぜひ声を掛けたいバンドの一つだった。先行で公開している通りで抜群のクオリティ。基本オリジナルに忠実かつ、Supelbowl of Hardcore 2005バージョンをカバーしているという、彼らの本家への愛を存分に感じられる仕上がり。AnchitのJapanシャウトも最高。 4. All I Have / KEEP IT REAL (IDN) 4曲目All I HaveをカバーするのはインドネシアはマランのKEEP IT REAL。アルペジオの陰りのあるアレンジから始まり、ポイントで硬めのキック連打を挟んでいる。ニュースクールとビートダウン、どちらもバックグラウンドに持つ彼ららしい仕上がりに。現代的なサウンドプロダクションもBULLDOZEを2024年にカバーする意義となっている。 5. Suffering / SECOND NATURE (CA) 前半ラストはカナダはバンクーバーの、SECOND NATUREがカバーするSuffering。現地に渡ったLendai (Tear da Club Up, ALIENGUM)がSNSでシェアしてて、即チェック&コンタクトを取ったバンド(RECは未参加だが現在メンバーに加入)。結成から日は浅いが、オリジナル曲の高い完成度から今後がかなり楽しみ。ボーカルの声やスタイルがとてもツボで、コンピの中でもお気に入りのトラックの一つ。 6. Our Way / H8CALL (JPN) 後半は福島県会津からブラザーH8CALLのOur Wayカバーから始まる。ど頭から彼らの強み、HOOD感溢れる迫力のコーラスの壁でもう最高。H8CALLからはBULLDOZEに通ずる、間から生まれるグルーヴを感じていたし、このカバーでもそれが存分に活きている。それに基づくファットさで言うと一番マッチしているかもしれない。 7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS (US) 続くUSはアリゾナからTWO GUNSがHerbをカバー。ボーカルは2018年に来日したEasy MoneyのTroy480で、彼とはそれ以来の仲。そんな彼らは、このコンピにぜひ参加して欲しかったバンドの一つ。さすがビートダウンを愛するヘッズならではのタフでヘヴィな仕上がりで、途中親交の深いXIBALBAのNateをfeatureする隙のなさ。 8. Respect Through Fear / DOMINATE (JPN) 8曲目はWestokyoからDOMINATEがRespect Through Fearをカバーする。こちらはSECTORと同じく先行で配信していたもの。2017年に盛岡で開催されたPress On Aheadのイベントの共演時演奏していて、それ以来この曲は彼らのイメージだった。アレンジ力に関してはこのコンピトップレベルで、もはや持ち曲くらいの馴染みようであり、親和性の高い選出ということがよくわかる。 9. Remember Who’s Strong / DIKTATOR (JPN) トリ前のRemember Who's Strongは、中の人ブラジュニが所属する宮城県仙台からDIKTATORがカバー。名前の強さもあり絶対にやりたかった曲。原曲の持つ独特なテンポチェンジがこの曲の味噌であり、それがバンドのスタイルとマッチしている。わずかな隙を縫うアレンジが、本家へのリスペクトとバンドのオリジナリティを表現。KEVONEへの愛と感謝を示しラストに向かう。 10. Hypocrite / NUMB (JPN) ラストは東京ローカルNUMBが Hypocriteをカバー。日本におけるNYスタイルのパイオニアであり、今でもトップに君臨。ビートダウンスタイルを日本で最初にやったとの噂も。ボーカルSenta氏も、BULLDOZEがいなかったらNUMBは存在していなかったと公言するほど。その言葉通りオリジナルと勘違いする程のクオリティ。NUMBの歴史の答え合わせをするようなアレンジで、コンピは締め括られる。 [TRACKLIST] 1. Beatdown / KILL DEM ALREADY (JPN) 2. The Truth / she luv it (JPN) 3. Bulldoze / SECTOR (US) 4. All I Have / KEEP IT REAL (IDN) 5. Suffering / SECOND NATURE (CA) 6. Our Way / H8CALL (JPN) 7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS (US) 8. Respect Through Fear / DOMINATE (JPN) 9. Remember Who’s Strong / DIKTATOR (JPN) 10. Hypocrite / NUMB (JPN) STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A. (CD) - ¥2,000 2024, BROWN Records [BRW-003] #BULLDOZE #KEVONE #TerrorZone #TrainofThought #AgentsofMan #KILLDEMALREADY #Hanamaki #sheluvit #SECTOR #Chicago #KEEPITREAL #Malang #SECONDNATURE #Vancouver #H8CALL #Aizu #TWOGUNS #Arizona #Xibalba #California #DOMINATE #Westokyo #DIKTATOR #Sendai #NUMB #Tokyo #Japan #US #America #Canada #Indonesia #NYHC #Hardcore #HardcorePunk #Beatdown #BROWNRecords
    2,000円
    BROWN RECORDS
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    【ROCKCRIMAZ & SECONDARMS / Split】

    東京ハーデストローカルWESTOKYOの一角のROCKCRIMAZ、神奈川ローカルY-TOWN横浜・横須賀からSECONDARMS。20年来の付き合いになる両者によるBEATDOWN WARSな強力スプリットEPが、これもメンバーとの付き合いが20年を超えるFAIRLY SOCIAL PRESSからリリース。 実はBROWN Recordsの中の人、BROWN Jr.もROCKCRIMAZで2年近く前からサポートメンバーとして参加している(Recは不参加) 両者とも2024年4月16日に開催された、BROWN RecordsとVice City Slave主催のSworn Enemy来日ツアーファイナルにも出演してもらい、いぶし銀のライブステージでフロアを完全にロックしていた。 まずは西東京ROCKCRIMAZ。レコーディング前のスタジオ練習でこの2曲を聴かせてもらった時、すごく耳が幸せな気持ちになった。HCのレビューとしては意味のわからない文面だが、聴いてもらえばよくわかる。活動20年を超えて尚進化を続ける音のバリエーションと深み、それでいてRCZだと一聴してわかるシグネイチャー感。ステージ(演奏)でもフロアでも活力みなぎるアグレッシブな2曲。 続く濱のキングSECONDARMS。こちらは今初めて聴かせてもらっているが、とにかくリフのユニークさが光りこれもまた耳が幸せになる。SECONDARMSの強みの一つに他を寄せ付けない予測できないブレイクのセンスと、どっしりと構えつつもドライブするグルーヴがあると思う。メリとハリ、ワビとサビ。多様な音楽バックボーンがあるからこそ生まれる深みをぜひ体感してほしい。 ジャケットはWiniche & Co.のWin氏。強烈なアートワークと鮮やかなオレンジが楽曲に華を添える。フィジカルでゲットしておきたい名盤、ぜひ。 --- [TRACKLIST] - ROCKCRIMAZ 1. Don’t Be A Pain 2. Stay On The Grind - SECONDARMS 1. Boom Biddy Bye Bye 2. Never Give In ROCKCRIMAZ & SECONDARMS / Split (7 inch) - ¥1,980 2024, FAIRLY SOCIAL PRESS #ROCKCRIMAZ #Tokyo #WESTOKYO #SECONDARMS #Yokohama #Yokosuka #Japan #FairlySocialPress #NYHC #Hardcore #HardcorePunk #Beatdown #BROWNRecords
    1,980円
    BROWN RECORDS
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    【UNHOLY11 / Shit Up Late】

    2019年結成、大阪を拠点とするビートダウンハードコアバンド。今年2024年のBLOODAXEとSUMMERBASH FESTに、同時期の出演を果たし話題にもなった。彼らと同じく関西のReVERSE BOYZやFallen Grace、ZETTONらと組むクルーWEST SIDE UNITYは、先日渋谷ASIAにて関東同世代クルーのFCMと共同企画No Cold Wallを成功させていた。 ひたすらにLOWでRAW。粒子の大きいザラついた弦楽器に重くのし掛かるドラム、追い討ちをかけるような低くがなるボーカル。終始重心は低く構えるも、要所でのテンポチェンジなどのアクセントは見事。身体が反応しないわけがない。そのあたりもルーツからの影響を多分に感じる。 アルバムジャケットも物語る、暗闇に青光るドロドロとした異物のようなサウンドや質感は、彼らの代名詞。明かりのない薄汚い地下室で椅子に手足を括り付けられ、四方八方から一発ずつ確実になぶり続けられているような、ある種の拷問のようなブルータルさ。デスメタルに寄らずにあくまでハードコアであり続けているのは、今やシーンでは貴重で独自の地位も確立している。 活動初期から貫徹している、関西極悪ハードコアスタイルは健在で、今作でそれを確固たるものにした。90年代後半〜00年代前半に大阪・神戸を中心に台頭したスタイルで、それが時を超え今また同郷のバンドに引き継がれているのが素晴らしい。 同郷のビートメーカーを起用したSkitやアートワークも含め、これ以上ない純度100%の関西極悪ハードコア。少量限定入荷。自主リリースでバンド側の在庫もほぼないとのこと。サブスクなし、ぜひ手にしておきたい一枚。 --- [TRACKLIST] 1. 0→1 2. Resisting Eagle 3. Shit Up Late 4. Overcast (skit ny ratiff) 5. Distortion 6. Irritation 7. In Dro UNHOLY11 / Shit Up Late (CD) - ¥1,800 2024, Self #Unholy11 #Osaka #WestSideUnity #Japan #NYHC #Hardcore #Beatdown #BeatdownHardcore #BROWNRecords
    1,800円
    BROWN RECORDS
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    CD【STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A.】

    こちらは「CDのみ」の商品となります。 バンダナ付きバンドルをご希望の方は、商品一覧からお選びください。 --- 【STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A.】 __________________________________________ ►►BROWN RecordsよりBIGすぎるリリース►►  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 2022年9月1日に惜しまれながらこの世を去ったビートダウンのオリジネーターBULLDOZEのボーカル、KEVONEへ贈るトリビュートコンピアルバムが完成! このアルバムは名盤にしてビートダウンの原点でもある"The Final Beatdown ('96)"の曲順に添い、国内外のBULLDOZEへのリスペクトを感じるバンドがカバーしていくもの。 どのバンドもBULLDOZEへのリスペクト、それぞれの解釈に基づくオリジナリティ、どちらも存分に感じる素晴らしい仕上がりに! さらにブックレットにはCD購入者特典として、BULLDOZEのドラムChirsへの特別インタビュー記事も掲載。KEVONEとの出会いやBULLDOZEの成り立ち、ビートダウンの由来についても言及していて資料としても十分すぎる内容となっています! 昨今盛り上がりを見せる、ビートダウン・タフガイサウンドのルーツとも言えるBULLDOZE。彼らをこれ以上なくフィーチャーした特大アルバム。 TENKI(DIKTATOR)によるカバーアートから、BROWN Jr.(BROWN Records)によるブックレットと、細部に至るまで愛を込めて制作◎ ぜひ目で耳で体感してください! __________________________________________ ※売り上げの一部はKEVONEの遺族へ寄付します。 以下レビュー&詳細 1. Beatdown / KILL DEM ALREADY (JPN) まずは中の人BROWN Jr.のビートダウンゴッドファーザーであるTomomi(Gt.)率いる、岩手県花巻からKILL DEM ALREADYがカバーするBeatdown。この曲をやってもらうならこのバンド以外考えられなかった。持ち前のスポーティさと遊び心あるアレンジで、コンピレーションアルバムは幕を開ける。SEの使い方がやはりセンスを感じる。 2. The Truth / she luv it (JPN) そしてある種目玉でサプライズ選出?のshe luv itがカバーするThe Truth。The Final Beatdown Attackを標榜している彼らがBULLDOZEとの相性が悪いわけなく、序盤からどぎついスパイスをぶちまけてくれている。ほぼ原曲通りにも関わらずオリジナルかのような仕上がりが、バンドの独自性を物語る。このラインナップでsliを挟めるのはこのコンピだけ。 3. Bulldoze / SECTOR (US) 続くシカゴのSECTORはBulldozepをカバー。彼らはUSのバンドの中でぜひ声を掛けたいバンドの一つだった。先行で公開している通りで抜群のクオリティ。基本オリジナルに忠実かつ、Supelbowl of Hardcore 2005バージョンをカバーしているという、彼らの本家への愛を存分に感じられる仕上がり。AnchitのJapanシャウトも最高。 4. All I Have / KEEP IT REAL (IDN) 4曲目All I HaveをカバーするのはインドネシアはマランのKEEP IT REAL。アルペジオの陰りのあるアレンジから始まり、ポイントで硬めのキック連打を挟んでいる。ニュースクールとビートダウン、どちらもバックグラウンドに持つ彼ららしい仕上がりに。現代的なサウンドプロダクションもBULLDOZEを2024年にカバーする意義となっている。 5. Suffering / SECOND NATURE (CA) 前半ラストはカナダはバンクーバーの、SECOND NATUREがカバーするSuffering。現地に渡ったLendai (Tear da Club Up, ALIENGUM)がSNSでシェアしてて、即チェック&コンタクトを取ったバンド(RECは未参加だが現在メンバーに加入)。結成から日は浅いが、オリジナル曲の高い完成度から今後がかなり楽しみ。ボーカルの声やスタイルがとてもツボで、コンピの中でもお気に入りのトラックの一つ。 6. Our Way / H8CALL (JPN) 後半は福島県会津からブラザーH8CALLのOur Wayカバーから始まる。ど頭から彼らの強み、HOOD感溢れる迫力のコーラスの壁でもう最高。H8CALLからはBULLDOZEに通ずる、間から生まれるグルーヴを感じていたし、このカバーでもそれが存分に活きている。それに基づくファットさで言うと一番マッチしているかもしれない。 7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS (US) 続くUSはアリゾナからTWO GUNSがHerbをカバー。ボーカルは2018年に来日したEasy MoneyのTroy480で、彼とはそれ以来の仲。そんな彼らは、このコンピにぜひ参加して欲しかったバンドの一つ。さすがビートダウンを愛するヘッズならではのタフでヘヴィな仕上がりで、途中親交の深いXIBALBAのNateをfeatureする隙のなさ。 8. Respect Through Fear / DOMINATE (JPN) 8曲目はWestokyoからDOMINATEがRespect Through Fearをカバーする。こちらはSECTORと同じく先行で配信していたもの。2017年に盛岡で開催されたPress On Aheadのイベントの共演時演奏していて、それ以来この曲は彼らのイメージだった。アレンジ力に関してはこのコンピトップレベルで、もはや持ち曲くらいの馴染みようであり、親和性の高い選出ということがよくわかる。 9. Remember Who’s Strong / DIKTATOR (JPN) トリ前のRemember Who's Strongは、中の人ブラジュニが所属する宮城県仙台からDIKTATORがカバー。名前の強さもあり絶対にやりたかった曲。原曲の持つ独特なテンポチェンジがこの曲の味噌であり、それがバンドのスタイルとマッチしている。わずかな隙を縫うアレンジが、本家へのリスペクトとバンドのオリジナリティを表現。KEVONEへの愛と感謝を示しラストに向かう。 10. Hypocrite / NUMB (JPN) ラストは東京ローカルNUMBが Hypocriteをカバー。日本におけるNYスタイルのパイオニアであり、今でもトップに君臨。ビートダウンスタイルを日本で最初にやったとの噂も。ボーカルSenta氏も、BULLDOZEがいなかったらNUMBは存在していなかったと公言するほど。その言葉通りオリジナルと勘違いする程のクオリティ。NUMBの歴史の答え合わせをするようなアレンジで、コンピは締め括られる。 [TRACKLIST] 1. Beatdown / KILL DEM ALREADY (JPN) 2. The Truth / she luv it (JPN) 3. Bulldoze / SECTOR (US) 4. All I Have / KEEP IT REAL (IDN) 5. Suffering / SECOND NATURE (CA) 6. Our Way / H8CALL (JPN) 7. Herb feat. Nate Xibalba / TWO GUNS (US) 8. Respect Through Fear / DOMINATE (JPN) 9. Remember Who’s Strong / DIKTATOR (JPN) 10. Hypocrite / NUMB (JPN) STRAIGHT UP BEATDOWN / V.A. (CD) - ¥2,000 2024, BROWN Records [BRW-003] #BULLDOZE #KEVONE #TerrorZone #TrainofThought #AgentsofMan #KILLDEMALREADY #Hanamaki #sheluvit #SECTOR #Chicago #KEEPITREAL #Malang #SECONDNATURE #Vancouver #H8CALL #Aizu #TWOGUNS #Arizona #Xibalba #California #DOMINATE #Westokyo #DIKTATOR #Sendai #NUMB #Tokyo #Japan #US #America #Canada #Indonesia #NYHC #Hardcore #HardcorePunk #Beatdown #BROWNRecords
    2,000円
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    【ROCKCRIMAZ & SECONDARMS / Split】

    東京ハーデストローカルWESTOKYOの一角のROCKCRIMAZ、神奈川ローカルY-TOWN横浜・横須賀からSECONDARMS。20年来の付き合いになる両者によるBEATDOWN WARSな強力スプリットEPが、これもメンバーとの付き合いが20年を超えるFAIRLY SOCIAL PRESSからリリース。 実はBROWN Recordsの中の人、BROWN Jr.もROCKCRIMAZで2年近く前からサポートメンバーとして参加している(Recは不参加) 両者とも2024年4月16日に開催された、BROWN RecordsとVice City Slave主催のSworn Enemy来日ツアーファイナルにも出演してもらい、いぶし銀のライブステージでフロアを完全にロックしていた。 まずは西東京ROCKCRIMAZ。レコーディング前のスタジオ練習でこの2曲を聴かせてもらった時、すごく耳が幸せな気持ちになった。HCのレビューとしては意味のわからない文面だが、聴いてもらえばよくわかる。活動20年を超えて尚進化を続ける音のバリエーションと深み、それでいてRCZだと一聴してわかるシグネイチャー感。ステージ(演奏)でもフロアでも活力みなぎるアグレッシブな2曲。 続く濱のキングSECONDARMS。こちらは今初めて聴かせてもらっているが、とにかくリフのユニークさが光りこれもまた耳が幸せになる。SECONDARMSの強みの一つに他を寄せ付けない予測できないブレイクのセンスと、どっしりと構えつつもドライブするグルーヴがあると思う。メリとハリ、ワビとサビ。多様な音楽バックボーンがあるからこそ生まれる深みをぜひ体感してほしい。 ジャケットはWiniche & Co.のWin氏。強烈なアートワークと鮮やかなオレンジが楽曲に華を添える。フィジカルでゲットしておきたい名盤、ぜひ。 --- [TRACKLIST] - ROCKCRIMAZ 1. Don’t Be A Pain 2. Stay On The Grind - SECONDARMS 1. Boom Biddy Bye Bye 2. Never Give In ROCKCRIMAZ & SECONDARMS / Split (7 inch) - ¥1,980 2024, FAIRLY SOCIAL PRESS #ROCKCRIMAZ #Tokyo #WESTOKYO #SECONDARMS #Yokohama #Yokosuka #Japan #FairlySocialPress #NYHC #Hardcore #HardcorePunk #Beatdown #BROWNRecords
    1,980円
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        マガジン

        • MIDWEEK DIGGIN'
          8本
        • BROWN Records商品紹介
          2本

        記事

          【MD'#5】 Skinshape / Inside

          MIDWEEK DIGGIN' #05 Skinshape / Inside (feat.Aaron Paul) (Life&Love / 2017)- ABOUT - UKの音楽プロデューサーWilliam Doreyによる宅録プロジェクト。60〜70'sのファンク、ソウル、レゲエ、サイケデリックロック、アフロビートやフォークに恋い焦がれて育ってきた。 ロンドンを拠点とする70〜80年代のレゲエ再発レーベル、Horus Recordsも運営している。 - MUSIC -

          【MD'#5】 Skinshape / Inside

          【MD'#4】 Santana / The Calling

          MIDWEEK DIGGIN' #04 Santana / The Calling (feat.Eric Clapton) (Supernatural / 1999)- ABOUT - この流れでお馴染みの兄Carlos Santanaを。メキシコ出身のカルロス・サンタナが率いるバンド。デビューすぐには開催された1969のウッドストックへの出演も。 ドライブ帰りのハードオフでdigしてる時に店内で流れていたこちら、クラプトンの泣くように語るギターに身体が反応しすぐに購入した。

          【MD'#4】 Santana / The Calling

          【商品紹介】 Terminal Nation & KRUELTY / The Ruination of Imperialism

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          【商品紹介】 Terminal Nation & KRUELTY / The Ruination of Imperialism

          【MD'#3】 JORGE SANTANA / Love The Way

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          【MD'#3】 JORGE SANTANA / Love The Way

          【MD'#2】 92914 / koh

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          【MD'#2】 92914 / koh

          【MD'#1】 Satchy / Balanced

          MIDWEEK DIGGIN' #01 Satchy / Balanced (Brown Lotu / 2019)- ABOUT - ロサンゼルスはカルフォルニアを拠点とした、シンガーソングライターのSatchyを核としたバンド。2019年にリリースされたBrown Lotusからの1曲。 - MUSIC -  メロウなギターが細かく刻まれ始まるこちら。優しく主張しすぎないサックスが楽曲をリードしていく。裏で乗る動くベースラインも無意識のうちにしっかりと曲を印象付けていて、

          【MD'#1】 Satchy / Balanced

          【MD'#0】 MIDWEEK DIGGIN'について

          MIDWEEK DIGGIN' #0 BROWN RecordsのInstagramストーリーズで行われている、音楽DIG企画。 平たく言うと、BROWN Jr.が直近で聴いてグッときたものを紹介するコーナー。 大体週の半ば、水曜日〜金曜日にやっているもので、みなさんの週末のDIGのきっかけになればいいなと思って始めました。 それなりの文字量書いているので、Instagramの中だけで終わらせてはもったいないなと思ってnoteにもアーカイブ的に残そうと思いました。 直

          【MD'#0】 MIDWEEK DIGGIN'について

          note始めてみました。

          BROWN Recordsについて 初めましてBROWN Recordsです。 まずは自己紹介から。 宮城は仙台でDIKTATORというハードコアバンドをやっているkoya (BROWN Jr.)です。バンド活動の延長でディストロ(音源をバンドから買取り流通させる。簡単に言えばレコ屋的なこと)を始めてました。 ハードコアやヒップホップを中心に、ビビッときたものを扱っている小さなレコ屋です。友達や先輩、はたまた海外のバンドにコンタクトを取って色々な音源を取り扱いしています

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