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🎗️#38 - You Are Loved (Don't Give Up) 〈ユー・アー・ラブド (ドント・ギブ・アップ)〉 - 【 Dan Vasc を聴こう】

9月 10 日は、WHO  (世界保健機関) が定める  World Suicide Prevention Day  (世界自殺予防デー) である。
日本では、16 日までを自殺予防週間としている。

また、ブラジルでは、9月を自殺予防月間として  Yellow September  (イエロー・セプテンバー) と呼ぶ。


If you're lost inside
(もし君が心の中で迷子になっているなら)
I...I'll be there to find you
(僕がそこに行って、君を見つけてあげるよ)
Don't give up
(諦めないで)
Because you are loved
(君は愛されているんだから)



2006 年にアメリカ人歌手  Josh Groban  (ジョシュ・グローバン) が発表した、温かいメッセージのこもったこの曲を、Dan Vasc  (ダン・ヴァスク) は 2016 年9月にカバーした。 

「この歌詞のようなとてもシンプルなことが、諦めかけている人にとってはかけがえのない意味を持つ。
気にかけていると伝えてあげてほしい」
と、コメントしている。



生きていると誰でも、程度の差はあれ様々な困難を経験するものだ。

以前、摂食障害の人へのアドバイスを求められたとき、ダンは言葉を大切に選びながら、以下のように述べている。

摂食障害に限らず、自分を無碍 (むげ) に扱ってしまう人全てに向けられ得る、厳しくも優しいメッセージだと思う。



「単に『食べるのが大好き』とか『元々食が細い』とかいうことでないなら精神的な問題なので、専門家の助けを求めた方がいい」

「この世にたった1つしかない自分の体は、人生を歩んでいくためだけでなく、人生を存分に経験するための乗り物だから、大切に扱わないといけない。
人生の喜びを経験するのを自分で妨害することは、自分に対する最大の罪の1つだ」

「現状に怒りを感じてその怒りを解決の原動力にし、『これは闘いだ』と捉えて自分を律するといい。
俺も、自分の問題にそう対処してきた」

「家族や友達、専門家など、周りの人に助けを求め、ケツを叩いてもらうことが必要。
でも、いつもそれを期待するのではなく、自分の意志で自分のケツを叩き、解決に向けて動くことも必要だ」



ダンは自分を律するために、"自発的に自分を不快な感情や状況にさらす" という方法を取ったらしい。

・毎日決まった時間に寝起きする
・1時間単位でスケジュールを組み、それに従う
・冷たいシャワーを浴びる
・ウエイトリフティングをする
・YouTube に週1で投稿する

できないときも何度もあったが、やり続けた。



「人生で苦しいとき、それでも諦めずに続けることができたのは、何のお陰ですか?」
と質問されて、ダンは、
「苦しいときそのものだ」
と答えている。


「"地獄に足を踏み入れたなら、歩き続けよ" という言葉がある。
地獄で立ち止まると、そこに住んでいることになる。
つまり、苦しいときに立ち止まるのは、苦しいときが永遠に続くということだ」

「俺は、"苦しいときがあるにも関わらず" ではなく、"苦しいときがあるからこそ" やり続ける」



あまりに辛いと、自死が頭をよぎるときもあるだろう。

だが、死を選ぶ前に、まずはその場から逃げた方がいい。

私が思うに、この逃げは、地獄の中で踏み出す "軌道修正" の第一歩だ。

軌道修正した先には、思いもしなかったような明るい未来が待っているかもしれない。

人生、信じたモン勝ちである。






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