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サマーキャンプ②ー子どもの気質と特徴の見直しーBy さおり

前の投稿から随分時間が経ってしまいましたので、少しおさらいをさせて下さい。
ニューヨークはただでさえサマーキャンプの選択肢が山ほどあります。
そこで、娘のサマーキャンプを選ぶのに頭を抱えていた私は、周りのママの声を聞いて、更にどうしたもんかと思い悩むようになっていたのです。
周りのママの声とは…..

夏だから、外のキャンプがいい→ふむふむ
色々なキャンプがあるんだから、いろいろな経験を沢山させたほうがいい(NYのサマーキャンプは、週ごとにサインアップを受け付けるところが多く、希望すれば週ごとに違うキャンプに行くことも可能だから)→たしかに!
年が同じか年上の子供と一緒の方が学びが多い→そ、そうなのかな...
コロナ期間で体が鈍っているので、体を動かすスポーツキャンプが良い→な、なるほど  など

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わかります、わかります。
どれもこれも理にかなっています。そして私が迷っている間に、ママ友達の多くがメールで連絡しあって、スケジュールを合わせて次々に週替わりのキャンプにサインアップしていきました。娘も、他の子と合わせた方が、お友達と同じキャンプに通えていいのだろうか?それとも….
なんだか私は置いていかれてしまっている気分です。
それにキャンプを予約しないと、定員がいっぱいになってしまうかもなんて焦る気持ちもありました。

でも私は、ここでいちど心を落ち着けて、娘の気質と娘の現在の特徴を整理して改めて書き出してみることにしました。

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・日本語が第一言語、英語はまだまだ苦手。
娘はやっと、英語でコミュニケーションがとれるようになり始めたところです。去年の9月、学年が始まった頃には全く英語が話せず、そのことがストレスで癇癪を起こし、お友達に手を出すこともあったぐらいです。その頃は、日本語はできるけど英語では言いたいことが表現できなかったからです。
そんな彼女には、今年の夏に限って、年が同じか年下の子と過ごすぐらいの方が彼女には自信になるのではないだろうか?学びになるのではないだろうか?そう思いました。
・娘は大きな変化が苦手
娘は同じ場所で過ごすことに安心感を覚えるタイプのようです。もちろん様々な体験を色々な場所ですることは貴重だと思うのですが、それが毎週変わるとなると、彼女のように変化が苦手な子供にとっては相当なストレスになるかもしれないなと思いました。新しい環境、新しい先生、新しいお友達、新しい場所、新しいルール。それが毎週変わり、毎週改めて慣れなければならない、となると彼女にとって大きな負担となると思いました。
・娘はスポーツに興味がない
スポーツキャンプ、特に球技には全く興味を示さないうちの娘。これから成長して変わっていく可能性は十分あると思いますが、今のところは全く興味がないようです。ありがたいことにうちの娘は、やりたいことにはしっかり興味を示しますが、逆にやりたくないことには全く持って見向きもしません。なので、一般的に良いと言われているからと言って、親の勝手な判断でキャンプを選んでも、娘の性格を考えると、興味のないものには頑として取り組まないのは目に見えています(泣)。

という理由から我が家は以下の結論に達しました。

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それまで通っていた幼稚園のサマーキャンプに夏休み期間のうち1ヶ月半通うことと、残り2週間だけは違うキャンプに入れること。
・できるだけ環境を変えない(同じ先生、同じ教室、クラスメイトだけ違う)
・同い歳・1つ年下の子供達と関わる
・娘が大好きな、サイエンス中心のカリキュラム
・程よいお外での休み時間あり

・夏休み終盤・2週間のキャンプは、娘が前から興味を持っているもの
・何度も覗いたことがある、ロッククイミング教室とジムナスティックス・キャンプを選んだ

結果:
(娘が通った学校 / サマーキャンの先生からの報告)
普段のクラスより、夏のキャンプクラスが始まってから、年下の子どもの中で、英語を使って、リーダーシップを発揮するようになり、自信を持てるようになった様子が窺えるそう:-) 

そんなことは、今まで一回も言われたことはないです!!これまでは英語だと周りの子に助けられることもあったりするくらい…

苦手だと感じていた英語で、誰かを励ますことができたり、クラスを引っ張る体験ができるなんて、これは本人にとってすごく自信になったなと嬉しく思いました。(非認知能力のびてるぞぉぉぉ〜わっしょい)。

これは私にとっても、『我が子に、何が適しているかを考える大切さ』を改めて確認する、とても良い経験になりました。誰にでも時々、周りの意見に巻き込まれて、自分の子供の適性を後回しにしてしまうこと、あると思います。でも、そういう時には「ちょっと待てよ?!」と、いちど踏みとどまり、我が子の気質や特徴を思い出して、今このまま周りの流れに乗ってしまって良いのかどうか、考えてみてくださいね。

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(キャンプ最終日、キャンプ含み一年間見てもらった先生とハグをする娘)


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メール:brooklynkosodate@gmail.com
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