夏のSyrup16gの思い出。
シロップを聞かない日などないのだが、
Apple Musicの機能で、その月に自分がどのアーティストをどれだけ聴いたかわかるものがあり、
まあ再生時間はシロップが1位だろうなと思いつつ確認してみると、2997分。
丸3日、くらいか。
1ヶ月のうちに丸3日「syrup16gを聞く時間」があったと思うとややウケる。
ということで、この夏のSyrup16gの思い出を振り返る。
最初に言っておく、
もっと早く書いておくべきだったなと絶賛後悔中。
なんかもう記憶が曖昧よ…
ライブ中なんてハイになっちゃってて記憶吹っ飛んでるし。
中畑大樹50祭
2024/07/25(Thu.) Spotify O-EAST
ここから始まりましたね、シロップの夏は。
公演開始前からまさかのグッズ売り切れでやや落ち込み。
本日の主役中畑さんへたくさんのお花が送られてましたが、
LAD MUSICIANからのお花が、個人的には一番綺麗でした。
真っ白で、真っ白で…syrup16gらしいなあ、と。
入場すると、ドラムセットの後ろに巨大なヘルシーくん段幕が垂れ下がっていて、
会場はやや暗く、その弾幕だけ照らされていて、
まるで怪しい宗教団体の集会のような異様な雰囲気。
そしてそしてセトリだが、
去年末のArt-Schoolの木下理樹の生誕祭と、今年春の凛として時雨とのツーマンでも新曲はやってたけど、
まさか一曲目からさらに新曲を持ってくるとは…!
客席はまあまあ埋まってました、最後列エリアはガラガラだったけど。
今回良かったのは、アンコールの「Everything is wonderful」だね。
3マンのうちの1つであるperidotsのサポートで入っていたキーボード河野 圭さん。
この方はリアルの編曲者だということで、
がっちゃんから「リアルを作った方です!」という紹介があったが、
リアル=リアル(シロップの楽曲)とすぐに繋がらなくて、
「リアル…?現実世界の創造者…?」とか一瞬思った記憶がある。
会場もそんな感じで、「???」となりつつ拍手、みたいな。
そして、中畑さんが「誕生日ということでわがままを聞いていただきました」とのコメントがあり、
河野さんによるキーボードで「Everything is wonderful」を演奏。
めちゃくちゃ良かった。
いいね、良かった以外の言葉が思いつかない。
キーボードの音がかなり響いてて、
まるで教会にいるような気分になった。
最後は、がっちゃんから「いつものやります。“R”のやつ」という曲紹介があったけど、
これもすぐに「Reborn」が思い浮かばなくて、「???」となった記憶。
そしてライブ終了後、出演者方から中畑さんへお誕生日ケーキが送られまして、
みんなで写真タイム。
ハッピーバースデーもみんなで歌った気がします、たぶん。
河野さんによるキーボード伴奏で。
出演者総出で中畑さんの挨拶を見守る中、五十嵐隆は袖裏にハケて行ってしまった。
おや?と思っていると、遠藤さんだかマキリンだかが五十嵐を連れ戻してきてくれたものの、
相変わらずステージ袖の隅っこで居心地悪そうに座っていた。
最後、観客も含めてみんなで写真を撮ったんだけど、
それがいまだにどこにも上がっていない。
シロップと自分が同じ画角に写れる機会なんてもうないだろうから、どんなに自分の姿が小さくても良いので見たいんだけどなあ。
ちょっと気になった点。
この日は終日撮影禁止で、開演前も終演後も何度もアナウンスされていたし貼り紙もたくさん貼ってあったんだけど、まあ堂々と撮ってる人はいたし、スタッフからのお声掛けもなかった。
公演最後、中畑さんのお誕生日ケーキが客席へ向けて置かれたままメンバーが退場して公演が終了したので、
「あれ?これ撮っていいのかな?」という空気になり、パシャパシャと撮る方々がたくさんいた。
ほとんどみんな撮り終わったくらいに、「撮影はご遠慮ください」ってアナウンスが流れ、
なんだかなあ…となった。
終演後に「遅死11.2」の告知がされ、
速攻で応募。
まさかの一次先行でチケット確保!
ラッキー!
FUJI ROCK FESTIVAL'24
2024/07/27(Sat.)
初の、大型夏フェス参戦。
フジロックはねー、噂には聞いてたけど、
参加のハードルが高いね。
都内からだと遠いけど、まあ臨時列車や臨時バスがたくさん出てるので、そこまで困らなかったかな。
ただ、チケット代はやっぱりお高め。
学生には厳しいと思う。
あと、持ってくものが多過ぎる。
熱中症対策、日焼け対策、熱中症対策、雨具、折りたたみ椅子、熱中症対策、あと靴ね!
会場は砂埃が凄いので、噂通り長靴がいいね。
もし雨降ったら山道がぬかるむからなおさら。
シロップはホワイトステージのトッパーだったので最善狙い。
開演の1時間前くらいには着いたけど、もう人がたくさんいて、なんとか最前列・五十嵐隆の目の前あたりをぶん取る。
ステージ前方は折りたたみ椅子禁止と貼り紙がたくさん貼られてたので座るわけにもいかず、
本編開始まで炎天下のもとで1時間以上経ちっぱなし。
最前死守したいからお手洗いにもタバコ休憩にも行けず、開演前からなかなかハード。
途中、中畑さんとマキリンがセッティングに現れて、
手を振ってくれたり客席側の写真を撮ってくれたりした。
そして自分ではセッティングを一切しないまま、
大御所アーティスト・五十嵐隆さんが登場。
私は言葉を失った。
な、なんだあの髪型は〜!
なんと五十嵐、長らく続けていたおぼっちゃまヘアを卒業し、
前髪をゆるふわパーマのセンターわけにしていた。
これは、これは…
あまりにも似合い過ぎてるだろー!
ということで再度一目惚れ。
真夏のお昼の五十嵐隆なんてどうなってしまうんだ…と思っていたけれど、太陽に照らされるがっちゃんは、とてもかっこよかったです。
フジロックの演奏で良かったのは、
オールタイムベスト的な、ライト層大歓迎的なセトリはもちろんなんだけど、
割と原曲に忠実に演奏していたこと。
シロップのライブっていつも大半の曲が原曲よりアップテンポで、ちょっと激しめにアレンジされてる印象があるんだけど、
今回はとにかく原曲に近いテンポをキープしていたこと。
そのおかげでがっちゃんのギターソロも弾きやすそうだったし、実際上手かった。
あと、やけくそなのか誠意なのかわからないけれど、
がっちゃんが普段なら声が出きらない高音パートなんかも今回はどの曲もシャウト気味に歌いきってて、
そこも原曲寄りで良かった。
会場は後ろの方までいっぱいだったけど、入場規制はかかってなかったね。
すぐ後ろに喫煙所があったから、タバコ吸いながらシロップ聴くのとかもアリだったかもしれない。
ただですね、本当に暑かった。
ネッククーラーつけて、ネックファンつけて、保冷剤もたくさん首に当ててたんだけど、それでもどうしようもなく暑くて、
途中で意識が飛びそうだった。
だから、メンバーがお水飲むタイミングで自分もがぶがぶ水分補給しましたね。
ほぼラストくらいでやや小雨が降ってきたものの気温は下がらずだったけど、
シロップの出番が終わったくらいには割と本格的に雨が降ってきたので、
天候の面でもタイミング良かったなと思う。
ちなみに、グッズは速攻で完売してた。
野暮だけど、これも一応ちょっと気になった点。
最前のステージど真ん中あたりなのに折りたたみ椅子を置いてビール飲んでるおじさま(スタッフは黙認)、
最前の柵?よりステージ側に自分の荷物を置いて場所を確保しようとする女性(スタッフに注意されてた)、
最前で足元に大量の私物置いてスペース確保する女性(スタッフは黙認)、
これくらいかな。
シロップのステージ後もフジロックを満喫しましたが、
シロップお目当てらしき方はちらほら見かけた。
なんかね、みんな赤と黒のファッションをしてるからすぐわかるんだよね笑
見かけた中ではほとんどの方がHELL-SEEのグッズ身に付けてたと思う。
私はこんな感じでした。
RISING SUN ROCK FESTIVAL 2024 in EZO
2024/08/16(Fri.)
札幌!ではなく、石狩!
いや〜〜〜遠かった。
都内から、羽田空港→新千歳空港→札幌駅→麻生駅→会場という長旅。
ライジングサンの前日あたりから日本列島は大きな台風に見舞われ、飛行機が欠航続きに。
私も、当日余裕を持って会場入りするつもりが、予約していた便は悪天候のため前日にキャンセルされてしまい、
当日の羽田初の最終便(とは言ってもお昼頃)をギリギリ確保。
…が、フライトできるかどうかが搭乗30分前まで確定せず、空港の待合室で祈ることしかできなかった。
結果、飛びました!
メンバーはさすがに前乗りしたのかな?
遠藤さんは前日に現地でお蕎麦食べてるっぽいツイートしてたし。
ようやく会場に着きまして、
入ってすぐに喫煙所を見つけてタバコ休憩。
そしてあれやこれやを見つつ、
シロップの最前を取るために、その前のアーティストあたりからステージ前方に行った。
もちろん最前はちゃんとファンの方が見るべき気だと思うので、私は前方の後ろの方で待機。
正直存じ上げないアーティストだったけど、手も上げて軽く頭も振って、最低限のマナーは守ったつもり…。
なのだが、ライブの途中でモッシュが始まってしまい、
しかもモッシュのスタートが私の真後ろで、
屈強な男性陣から思いっきり吹っ飛ばされることに。
背中にかなりの痛みは感じつつも、偶然にも前の方まで来ることができてしまった。
男性陣のタックルに耐えつつも無事そのアーティストのライブは終わり、急いで最前へ。
フジロックとは違って今回は半屋内ステージだったが、まあ夕方なので涼しいだろうと思っていたけれど、そんなことは全くなく。
むしろ会場内に熱気がこもってサウナ状態だった。
フジロックと同じく、中畑さんとマキリンがセッティングに現れて、
手を振ってくれたり客席側の写真を撮ってくれたりした。
大体1時間くらい立って待ってたかな…
またもや自分ではセッティングを一切しないまま、
大御所アーティスト・五十嵐隆さんが登場。
フジロックで見せたあのゆるふわパーマセンターパートは健在で、
純粋にときめく私。
そしてフジロックとは打って変わって、ファン向けのセトリ。
根ぐされが始まった時、中畑さんが胸に手を当ててジーンとしてたのが印象的だった。
どうやら中畑さん、根ぐされの大ファンらしく(?)、セトリを決める時に根ぐされを提案するも全く採用されずにいたようなのだが、
今回はがっちゃんから中畑さんへの少し遅れた誕生日プレゼントということかな?と思った。
根ぐされの後半、ザ・シューゲイザーというような音が会場いっぱいに広がり、
まるで夢の中にいるかのような空間がそこにはあった。
あたりはもうすっかり暗くなってて、うん、いいね。
真昼のシロップもいいけれど、夜の始め頃のシロップもいいね。
またまた野暮なんだけど、これも一応ちょっと気になった点。
今回、シロップの前後のアーティストがシロップと全く違うファン層で、
失礼を承知で言うと、お互い相入れることはないだろうなって感じのタイムテーブルだったんですね。
ただ、私がいた最前列は結構盛り上がってたんだけど、
しばらくしてから出た『音楽と人』のライジングサンのライブレポートの中で、
シロップがあんまりいい書き方をされてなかったんですよね。
ざっくり言うと、
「生活にきらきらを求めてないようなファンたちが集まる」
「手も上げないで聴き入っている」
というような…
これはちょっとどうなの?普通に盛り上がってたけど…と思って、
やや嫌な気持ちになったので買わなかった。
…のだが、先日スペースシャワーで配信されたライジングサンのシロップのライブ映像を見たところ、
本っ当にみんな手が上がっていなかった。
ノリノリではなく、割とヒエヒエ…?
これね、おそらくなんですけど、
シロップのファンよりも、その後のアーティスト目当てで待機してる方々の方が多かったことが原因だと思う。
実際、最前で近くにいた方は明らかに他アーティストのファンで、シロップのライブ中も隣のメインステージから漏れてくる音楽の方にノッてたり、
シロップのライブが終わった途端に後方から凄い数の若者たちが前方に押し寄せてきて、
全然会場から脱出できなかったんだよね。
まあフェスだとそういうことは日常茶飯事なんだろうけど、
配信を見る限り、ちょっと悲しくなっちゃった。
シロップのメンバーは、あんなヒエヒエの客席を見ながらあんなアツいライブを一生懸命してくれてたのかと思うと、なんかねえ。
できれば、盛り上がってる景色を見せたかったな…とか思っちゃったり。
やや話は逸れるが、
超個人的見解で、フジロックとライジングサンの比較をしとく。
フジロック
・山の中
・とにかく暑い
・都内からのアクセスは良好
・年齢層高め(学生らしき方はほとんど見かけなかった)、小さなお子さんを連れた家族も多い
・とにかく自然がいっぱい
・なだらかな坂道もあり、ほぼハイキング
・トイレめちゃくちゃある
・ブルーシートや折りたたみ椅子に座ってる人も多い
・足元が砂、全身(特に足元)が砂だらけになる
・各ステージの距離がまあまあ遠い
・音楽ステージ以外にもいろんな催し物がある
・一日出し入れ自由のクロークあり
・屋台が豊富なので食事に困らない
・キャンプサイトがライブエリアから遠い
ライジングサン
・海のそば
・暑いけどやや涼しい瞬間もあり
・都内からのアクセスは地獄
・年齢層若め、学生多め、全体的にノリが若い
・折りたたみ椅子が使用可能なエリアがほとんどない
・足元が芝生、雨さえ降らなければ地べたでも座れる
・各ステージの距離は普通、隣のステージの音漏れが気になる
・一日出し入れ自由のクロークあり
・メインステージの向かいはキャンプサイトで、テントの中でごろごろしながらライブを聴いてる人も多い
・屋台がそこまで多くはなく、食事の選択の幅はやや狭い
ということで、個人的にはライジングサンの方が初参加のハードル低めで、割とゆっくり過ごせる気がした。
一方、フジロックはボランティア等のスタッフの人数が尋常じゃなく多く、サービスや運営が徹底されていると感じた。
本当は他にもシロップ関連で書きたいことはたくさんあるんだけど、
割と全部NGって感じで…
理由は察して。
ドラム頑張ってます、ってことだけ!
次は野音で会おう、syrup16g!
どこまでもついていくぞ〜〜〜!