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【3セクの雄】king of ド根性 三陸鉄道2days【後編】

ども、ゆさっちです。
何度でも立ち上がる不死身の3セク、さんてつこと三陸鉄道の旅。
2日目は宮古駅から出発です。(´∀`)

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手前に見える「さんてつや」ではさんてつのグッズやお土産が買えます。

こっ、これはクリアファイルがたまたま欲しかっただけで「鉄道むすめ」が大好物なわけぢゃないんだからねっ!(´∀`; )

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閑話休題
スタートです。

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今日も海が青いなぁ

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車窓に巨大な防潮堤が見えてきました。

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大槌(おおつち)駅です。
ここで降りてみましょう。

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ここも津波の被害が大きく、駅も町役場も壊滅的な被害を受けたところでした。

駅は、モダンな新駅舎に生まれ変わりました。
屋根の形がひょうたんの形をしていますね。
これは大槌町の海上にある島が「ひょっこりひょうたん島」のモデルといわれていることに由来しているそうです。

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駅のあちこちには「ひょうたん島」のキャラクターが

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ここで盛方面へ行く列車は2時間半待ちです。
お昼も近いしごはんにしましょう。
駅のラーメン屋さんは定休日、駅前の食堂に行きます。

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あんかけ焼きそばをオーダー。
イカやエビの海鮮たっぷりでおいしかったですよ。

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あとは列車の時間まで、駅の中でまったりと過ごします。
駅には観光協会さんが入っていて駅務の傍ら、観光案内もしています。
観光案内のパンフレットも充実していて、大槌町が観光の町として再起を図っていることが印象的でした。

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釜石行の列車が入ってきました。

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釜石駅に到着です。

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盛行に乗換です。

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そしてやってきたのが・・・。

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恋し浜(こいしはま)駅です( *´ω`* )

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みなさんは日本の駅で、「恋」のつく駅名の駅が3つあるのをご存じですか?
一つは東京の西武国分寺線の恋ヶ窪(こいがくぼ)駅、二つ目は鳥取の智頭急行の恋山形(こいやまがた)駅、そして三つ目がここです。
ゆさっちは先の2つは到達済みで、今日ここで恋駅コンプリートしました。
ゆさっち、いまだに恋を追い求める54歳(/ω\*)イヤン

さてちょっと駅を探検してみましょう。
お・・・おす!( ˙▿˙ ; )

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待合室の中には、絵馬ならぬ願いを書いたホタテが。

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駅ノートがありますね。
ちょっと拝見。

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(」゚ロ゚)」あまああああああああああああい!
甘い、甘すぎるよ小沢さん。
もうね、ひとりでこの寂しい駅にきた、さびしんぼうはみちゃだめですよ。
おのろけにやられますからね。(´∀`; )

下界に降りる階段。
下に自販機と洗面所があります。
膝の悪いゆさっちは降りたら戻ってこれなさそう(´∀`; )

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幸せの鐘っぽいものがありました。

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電車の時間まで、ホームのベンチで過ごします。
線路端の野生のユリの香りがここまで届きます。
恋の駅は自然のフレグランス付き、ロマンチックですね。(*´∀`*)

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帰りに再度、この駅を通ったとき、車内にいちゃいちゃ光線全開のカップルがいて、「あ、恋し浜で降りるな」と思ったら案の定でした。
「ごゆっくりどうぞ、次の列車は2時間半後だよ」(*´▽`*)❀

さて、逆方向の列車に乗って、途中駅では今回最後の訪問駅に向かいます。

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やってきたのは吉浜(よしはま)駅
前編の田野畑と同じキットカット柄です。

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この駅に来たのは、故・志村けんさんが非常勤駅長を務めていた駅だからです。
志村さんは地元の方を励まし、そしてさんてつのために、自ら看板役を買って出て復興に貢献されていました。
この駅には志村さんの等身大パネルが設置されていたのですが、訪問者が密にならないよう撤去されてしまいました。
小さい頃から好きだった志村さん、さんてつのために貢献された話を聞き、せめて痕跡でもあればと、今回訪問しました。
するとロビーに、掲示が。

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TVでは「動物園長」として親しまれていた志村さん、駅長姿も様になってますよ。(*´∀`*)
きっと地域の方にとっては大きな励みになったんでしょうね。

ゆさっちは志村さんから比べれば、実力も影響力もミジンコみたいなものです。
でも、交通系noterの端くれとして今後とも人知れず頑張っている路線に光を当てて伝えていきたいな、それが頑張った先人からの自分なりのバトンの受け方かな、なんて写真の志村さんの笑顔を見て柄にも無く考えました。

さあ、ラストランナーがやってきました。

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そしてゴール、ここがさんてつの南端の盛駅です。

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さすが日本最長の第3セクター鉄道乗り応えがありました。( ˙▿˙ ; )
乗り通し、その復興した姿を見て感じたのは、「人間てすごいなぁ」ということ。
絶望的な局面に何度も追い込まれてもさんてつは決して諦めませんでした。
地方鉄道を取り巻く状況を考えると、これからもいろいろとあるかもしれません。
でもさんてつは、東北人の粘り強さでまた切り抜けていくのかな、という気がします。
そんな懸命な姿に、様々な人たちが感動し、手を差し伸べるのだと思います。

災害や様々なことで困難な局面に追い込まれている昨今ですが、情熱と英知と善意を結集すれば、いつかきっと乗り越えられるのでは、と感じました。
簡単なことではないかもしれませんが。
でも、決して大きな存在ではない、さんてつがあれだけのことを成し遂げたのですから。
そんなことを考えながら帰途につきました。

では、今回のさんてつの旅はここでお別れです。
ではではまた!次の旅行記で!
ばいちゃ!

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