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それは本当に自分が望んだ生き方か

親とあれこれ話してて気づいたこと

私は親が晩婚なので、割と同世代よりも親の年齢高めです

17歳ぐらいの時に父が定年。
小学教諭だった父は6年間担任した生徒達の卒業文集などの大切な思い出を「自分が死んだらゴミになるものは捨てる」と言ってどんどん物を減らしていました。

それを見た時に思ったのは「親っていつかいなくなるのか」というごく当たり前こと。
10代の自分にはその当たり前が静かな衝撃でした。

離れたくて離れた親だけど、それに気づいてからは親孝行をしようと色々工夫をしてはトライして過ごしました。
ところがイマイチ喜ばない両親たち。

うちの場合、親孝行に物とかは必要なくて、ただただ一緒にいて元気な顔を見せれたらいい。
そういう機会をどれだけ多く持てるかってことなのでは?と
色々やってみて思った10代でした。

そんなことを感じてから約10年後に結婚、子供を2人産み年齢も30代に突入。
親の昔話をたくさん聞くようになって気づいたことがある。

私の親世代(60代〜70代)は、自分の生き方を自分で選択すること自体が難しく、家業を継いだりしなくてはいけないケースが大半だったこと。

生きてる時代の雰囲気ってのがそれぞれ世代毎にあるってこと。

その時代の雰囲気。
大抵それに気づくのは、過去を振り返ってる時だけど。

行きたい学校に行けない
なりたい仕事につけない
どちらもお家の事情で。
一族で家を守っていくのが善という時代を生きた親達。

そんな時代を生きた人達の努力もあって
行きたい学校や
なりたい仕事を選べるようになった私達の時代。  

しかし。
選べるが故に夢は?目標は?とうるさい程に大人達に聞かれ、そんなのねえよと言うことは恥ずかしいとなんだか思わされ。

中学生になった頃には夢=なりたい職業を見つけなきゃと焦るほどだった。

果たして、我が子たちが生きる時代はどんな風になっていくのだろう。
今は働き方改革や、男性の育休所得、夫婦別姓へ向けての動き、LGBTなどの多様性への認知など。

え?仕事に人生?捧げませんよ。
っていうことも言っちゃえる時代。

時代の波の中で、有意識でその時の自分のベストを自分に聞いていけたらと思う


親と話していて気づいてしまったのは
時代毎にこれが多数派でベストとされてる生き方ってのがあって、必ずしも自分のその時の望みと合致してないのに、まるで自分が望んでる事だと自分で思い込んでるのでは?ってこと。

子供を産んでも、バリバリ仕事を続けたい。
仕事で、新しいチャレンジがしたい。

でもそれって本当に100%全て自分が望んでること?
今の時代の雰囲気に影響されてない?
無意識に縛られていないか?
を疑いたくなった。

生きてりゃ色々ある。
10代20代30代じゃあ自分を取り巻く状況も変わる。
生きてる時代の波に乗ることだって大事だし、楽しいはず。
でも、それを自覚して乗るのと、無意識に乗せられてるのではだいぶ違う。

時代のムードではなく、そこに外れた生き方をしてもいい。
ポジティブに生きなくたっていい。
その時の自分の心が、時代の雰囲気と違ってたってそれはそれで良いんた。

だからこそ。
今、私はどうしたい?
それをちゃんと私に聞いてみたい。
この日々追われ続ける暮らしの中で
私は私に聞き続けていきたい。

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