カウンセリング7回目
6回目を飛ばして投稿です。6回目の内容は傾聴のみで、いろんなことが重なって心身の調子を崩していました。
7回目の今回はSEの一番楽しいところを体験できたのかなと思います。
まずは傾聴
中途覚醒や悪夢で、睡眠不足。10時間とか寝ても、疲れが取れない。眠れた気がしない。昼間、フラッシュバックに振り回されたり、気力がなくて動けなかったり。
暑くてしんどい。実家はクーラーないので結構キツい。図書館に逃げたり。両親は冬の暖房にも厳しくて、毎年凍えて過ごす話とか。
やるべきことに手がつけられない。トラウマが関連していて、進めたくない、やりたくない、見たくない。でもそろそろやばいので進めたい。
やりたくない気持ちに注目する
今回はそのやりたくない気持ちに目を向けてみる。
左の胸に、黒いモヤ。それに集中すると「やめときなよー、めんどくさいー」という声がする(たぶん管理者)。
何がめんどくさいのか聞いてみる。
「やるべきことに手を付けたら、フラッシュバックとかが出てめちゃくちゃになるから、めんどくさい」と。
心理士さん「身体の中で、心地よい場所はありますか?」
私「右の鎖骨辺り」
一度黒いモヤから離れて、心地よいのを味わう(ブレンド解除)。
もう一度黒いモヤに目を向けて、その”声”に心理士さんが「何を恐れているの?」と聞くと、暗い部屋のイメージが現れた。大学時代に住んでいた部屋っぽい。
心理士さん「その暗い部屋に対してどんな感覚ですか?」
「ガラス越しに見ているようで、まだ部屋には入ってなくて、特に感覚はありません」
そのまま、その部屋を観察する。その部屋は真っ暗で、とにかく安心できない。おばけみたいなのもいるし、外も怖いし、その部屋で起こった怖いことすべてが凝縮しているような感じ。本来安心できるはずの場所なのに、怖いものが侵入してくるような感じ。逃げ場がなくて、ただおびえているような。
「その部屋のイメージを処理してみましょう」と。具体的な場面や映像記憶ではないけれど処理できるそうだ。
EMDRを始める前に、認知の確認をした。「安全などどこにもない」「帰る家がない、行くところもない」
「私は安全だ」の数値は0だった。部屋が明るくなって、変なものがいなくなって、その部屋でのんびりゆっくり過ごせたら安全だと感じられると思うと答えた。
EMDRとSE
眼球運動をはじめると、部屋のイメージが目の前に近づいて、部屋の中が少し明るくなった。
数セット終えると、部屋の中で胡坐をかいてスマホを見ている元彼を発見。すごく悪いやつに見える。
そのまま数セット進めると、元彼は立ち上がって廊下にいるイメージ。
殴ったり蹴ったりして、追い出したいと心理士さんに伝えると「追い出すのをやってみますか?」と言われた。
(SEだ!)と思いながらはいと答え、
追い出すイメージに合わせて、実際に手で押し出す動きをした。力を込めて、両手を前に押し出した。息が詰まって、涙が出た。「大っ嫌いだ!!!!」と叫びたい気持ちになった。何回か押し出す動きをすると、玄関にいるイメージになった。「今玄関にいるので、このまま外に出してもいいですか?」と一応確認してから、ドアを開け、元彼を外へ押し出したら、元彼は戻ってこようとするので、ドアを閉めて、鍵をかけるのをイメージと合わせて実際に手を動かした。棲んでいたアパートの、重たいドアがバン!と閉まる音がした。
部屋の外でウロウロ、窓から様子を伺う元彼。「どうしよう…」と不安な気持ちで心理士さんに伝えると、「部屋全体を安全なバブルで包むのはどうですか?元彼はそのバブルの外で、もうこちらに近づけないように」
後藤ゆうこさんのnoteで読んだことがあるバウンダリーバブルは、記事を読みながら一度だけやったことがある。そのイメージでアパートの建物全体を包んだ。バブルの中では安心できる。安全な感じがする。
やはり、バブルの外でウロウロする元彼、いなくなってほしい。心理士さんに伝えると、「宇宙へ吹っ飛ばして、ブラックホールに行ってもらうのはどうですか?」と。「そんなことやっていいんですか?笑」と言ってしまった。この辺から楽しくなっていたと思う。
まずは上空へ吹き飛ばすのに、竜巻に来てもらった。現れた竜巻が少しづつ近づいてきて、元彼は飲み込まれた。
そのまま上空へ、オゾンホールから大気圏外へ。天文学とか詳しくないけど、自分の中のイメージで納得できたら良しだと思う。
そして宇宙空間を旅する元彼。掴まるものもなく、普通の服のまま、一定のスピードで、遠く離れて、小さくなっていく。その先にはブラックホールがあって、吸い込まれる様子すら遠くて見えない。
本当に遠くなって、いなくなった感じがして「バイバイ」と言いながら小さく手を振った。
SEが終わった後、うーんと伸びをして、「すっきりしたーーー」とか言っていたと思う。イメージの暗かった部屋は明るくなって、8割片付いた感じがした。
元彼の話
すごく気分がすっきりして、元彼の話をしたくなった。記憶処理がうまくいったということなのかもしれないが、心理療法の後に少しだけ元彼の話をした。
元彼のナルシストなところは私の父に似ていて、付き合っていた期間、トラウマが再演されていた。それから数年経ち、トラウマ治療を始めてから再演や投影に気づいた時は、人生の答え合わせのようだった。
病気かと思うくらい好きすぎたこと。ひどい扱いに限界で、こちらから別れを切り出したのに、別れてからめちゃくちゃ泣いたこと。別れてから1年くらい頻繁に夢に出てきたことや、今もたまに出てくること。
それも、父に愛されたかったインナーチャイルドが表出していたということだ。その子が癒されたとは思っていないが、IFS的に言えば重荷はかなり減ったんじゃないかと思う。
感想
SEってすげえという感想。本当にすっきりして、カウンセリングルームを出たら、空が青くて驚いた。建物のすき間から少しだけ見えた青空が、すごく綺麗だった。なんでもない普通の景色が美しく見えて不思議だった。
イメージの世界の出来事は、頭で考えるよりも時間がかかる。ブラックホールに吸い込まれてゆく様も、映像を見ているような感じで、無理やり速く進めることはできない。体感するにはそれくらいの時間が必要なんだと思う。
文章の雰囲気がバラバラなのは自覚があって、いろんなパーツがごちゃごちゃになっているんだと思う。これも症状の一つだと思うので、焦らずにいたい。
また次回。
参考になった記事と、最近読んだIFSの本