パリ：番外編　～スリ～

スリ対策で準備したこと

パリに行くにあたり、久しぶりの海外だし、日本とは違うから気をつけなきゃ～と思ってましたが、見聞きする情報で「スリ」情報が多すぎる…！

え、こんなにスリにあうの？って疑問なくらい。
登録した旅レジからは
日本人のスリ被害件数が１日で〇件で～とか、気を付けて下さい～的なメッセージが届く。
え、ほんとに？（２回目）

とはいえ、絶対スリ被害に遭いたくない私は、
・現金€は最低限にする
・支払いは基本カード
・カードも３種類持っていき、全部分散させて管理
・パスポートとカード１枚と予備の日本円は肌着の上にポシェットで管理
・財布とバッグはストラップで繋げる
・バッグのチャックが空く方を前にして手でもって歩く
・スマホはストラップで襷掛け
・一人で出歩くときは10秒に１回くらい振り返る
・他人と距離を取って歩く
・メトロはとりあえず座れたら座る
・写真を撮る時もキョロキョロしてから撮る
などなどいろいろ気を付けてました。

実際のスリ被害…

結論、私自身は何もなかったのですが、身近なところでスリ被害やスリ未遂、やっぱりありました……

①スリ被害：母
母が手帳を無くしました。そしてその手帳には現金１万円の封筒が…。
場所は多分18区・19区あたり。
サクレクールやモンマルトル周辺を観光した日でホテルも移動などの関係でパリの18区あたりに取っていました。

最初はホテルに置いてるとか、バックの底にあるとか、はたまた実は日本に置いてきたのにめちゃくちゃ勘違いしたんじゃないかと願いました。

でも、間違いなく旅行にもってきていて、貴重品バックに入れて持ち歩いていたと。
そして旅行中１回取り出して、また貴重品バックにググっと押し込んだことまでは記憶にあると。

神業すぎて、どこで盗られたかわからない、本当にスリに遭ったのかも実感がなくてわからない、と言っていたのですが、自宅に帰ってもやっぱり無いのでどこかで盗られたんだろう。という結論に至りました。

アナログな母は手帳にいろいろ書きまくって、大事な情報が詰まっていたので、正直現金１万円の封筒よりも手帳そのものを心配しています。。
帰国後一通りパスワード系は変更したのですが、殴り書きの手帳には用無しと思われて、セーヌ河にでも放り投げられたと願いたいです…。

②スリ被害：知人
同行者から聞いたのですが、ルーヴル美術館で視覚障害のある知人が財布を盗られる被害に遭ったようです。
クレジットカードも入っていたと…。

その知人は視覚障害があるため白状を使っていて、同行者も一緒にいたらしいのですが、気づいたときにはバックのチャックが空いていたそうです。
同行者（健常者）は被害なかったと。

ご本人は障がい者にも容赦ない、と言ってたみたいですが、これを伝え聞いて、さすがに悲しくなりました。
しかも、あの、ルーヴルで。。。

③スリ未遂：両親＆同行者
何線だったか忘れましたが、両親と同行者（全員60代）がメトロに乗っていた時、スリ未遂に遭いました。

事前に話で聞いていた、「10代の少女グループ」にです。驚

同行者がメトロの中心にある棒？につかまって立っていたところ、
いきなり乗り込んできた10代の少女7～8人に囲まれたそうです💦怖

それに気づいた父が日本語で思わず荒めの声を発したのですが、両親と同行者が下車しようとしても身動きできないように身体を押し付けてきて、なかなか降りれなかったと言っていました。
なんとか３人下車したようですが、父がウエストにつけていたポーチはチャックが空けられかけていて、母も斜め掛けにしていたバックのチャックが半分開けられていたそうです💦

幸い被害はなく未遂でしたが、話に聞いていた通りのスリ被害にあってショッキング＆10代の少女とはいえ恐怖を感じた…と言っていました。

変わらない10年

パリ数日の滞在だけでも私の周辺9人中4人がスリ被害またはスリ未遂に遭ってます💦

この話を帰国して友人と話しながら思ったのですが、大学の時、卒業旅行でヨーロッパ（含むパリ）に行った時も、
カメラ盗まれたよね～、
友達が財布スラれたよ～、
同じツアーやったマダムがスリあってたよね～、
とそれぞれスリ被害の経験談持ちで（苦笑）
卒業旅行行ったのもう、十何年前なのですが、、、その時からある意味変わってない街・場所なんだと思うと、なんだか悲しくなるような、虚しい気持ちになりました💦
しかも手口が全く変わっていない💦💦

思い返せば、帰国日にホテルでタクシーを予約した時も、
「タクシー来たら声かけるから、準備できてもホテルのロビーで待つように。ホテルの外で待たないでね。」
とスタッフに言われていました。

これは推測ですが、多分、キャリーケースもって外に立ってタクシー待ちしてたら、スリからしたら「鴨が葱を背負ってきた」でしかないのだろうな…とよくよく考えたら思いました。

（タクシーに乗っていても、信号待ちで窓ガラスを割られてバックをブン捕られる話も聞いていたので、常にバックに手をかけ車の内側に置いて、上からシートベルトで押さえつけるように意識していました。）

日本で平和ボケしているといけないなぁと思い、久しぶりに海外旅行の洗礼を受けたような気持ちです。
せっかくの海外で警戒しすぎて楽しめないのはイヤなのですが、
身の安全と最低限の警戒心は怠ってはいけないなと思いました。。