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夫の実家でコマになった件|#エッセイ


 終活コミュニティでご一緒している、奥村仲恵さんのnoteを拝読。

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あなたは頑張ってるよ!!
わかるよ。私もそうだったよ。
逃げないでいるだけで100点だよ

姑や親戚の言葉や、目線に気を使いながら
食べたいものも食べられないし

子供が「その場」にいることがどれだけ大変か
いつものおもちゃがない
いつも通りに昼寝出来ない
いつも通りの食事じゃない

どれだけ苦労してるか
夫が分かってくれない!
親戚が分かってくれない!
姑は普通を求めてくる!

ほんと、あなたは頑張ってる
私のかつての年末年始を思い出して
書かずにはいられなかったww

大丈夫だよ。
終わる時がくるからね。

奥村仲恵さんnote



 奥村さんは発達障がいのお子様がいらっしゃって(現在はしっかり自立されています)、そのお子様が普段の環境で過ごせず、母子ともに大変だったことを書かれていた。


 この件について、わが家で振り返ってみた。


―――


 あれはわが子がまだ赤ちゃんに近い(よちよち歩き程度)の頃だった。


 札幌の夫の実家に、私と子どもだけで先に帰省した。夫抜きで行くのは、初めてのことだった。


 マンションに着くと、義父母が晴れやかに私たちを迎えてくれた。孫に会えるのが嬉しくて堪らない様子だった。


 バギーからわが子を抱き上げて、義父母は家の中に入って行く。私は玄関でバギーをたたんで、大荷物とともに後を追う。


 荷物からお供えの菓子折などを出して、佛前で手を合わせる。ひと通りするべきことをして振り返ったとき、義父母はわが子と楽しそうに笑っている。そのとき、


【〇〇家の一族】
VS
【△△家から嫁いだ私】


 という構図が出来ているように見えてしまった。


―――


 【普通】が分からなくなったのは、義父母と自分の日常の生活ペースの違いだった。

 

 例えば、洗濯物を取り込んでたたもうとしていたとする。自分たちのものもあるので、

「私もたたみますね」

 と言って義母と作業をする場面。


 ここで、義母は手際よく正確にどんどん片付けていく一方、何事にもスローで要領の悪い私は、ほとんどはかどらないのだ。


(―――もしかして、邪魔をしている?)


 となって、落ち込んでしまう。



 色んな場面で、そんなことが起こる。


 夫含め義理の家族は皆、A型気質というか、合理的で無駄がない。会話するのも必要なときだけ。自然、何でも早くこなす。


 私の実家は血液型もO型とB型ばかり。何でも、「なんくるないさー」で済ませてしまうところがある。また、女系家族で、顔を合わせると、おしゃべりして手が止まる。


 1週間近く滞在して、義父母のスマートでハイペースな生活について行けず・・・言うなれば、足がもたついて転んだまま、手を引かれ前進するような気分になってしまった。


 家風はそれぞれ異なるのだから、無理して合わせるのではなく、自分らしくある程度マイペースで過ごせば良かった・・・と今になれば思う。


 おそらく、夫の実家に【早い段階で】良い嫁と思われたい、という意識が強過ぎたのだろう。


―――


 仕事が一段落ついて、ようやく夫が札幌に後着したのだが、ふたりで大通り公園に出たときに、不覚にも泣いてしまった。


 ・・・まあ、そんなこんなも私が手前勝手にコマのように回っていただけ。義父も義母も、スマートな形で私を受け入れてくれたのは確かだから。


 義母に関しては、以前noteに書いた。とても愛情深い女性ひとである。

↓ ↓ ↓ 


 娘には、「あまり婚家で無理しすぎても続かないし、マイペースでないとかえって失敗するよ」と伝えたい。


 (自分の親含め)義理の親に恩返しするのは、長い人生何度でも機会が来るものだから・・・


 介護する立場の今、強くそう思う。




 奥村仲恵さん、いつもながら話が逸れましたが、ご査収よろしくお願いいたします😌🥀



▶Que Song

家族になろうよ/福山雅治





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 また、次の記事でお会いしましょう!


🌟Iam a little noter.🌟



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