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My Favorite Perfumes〜くゆり|#エッセイ
「香水」には、何とも言えない魅惑的な響きとイメージがある。
子供の頃から海外の翻訳小説ばかり読んでいたが、大人の女性が出かける前にひと吹き香水をかけたり、耳の後ろや胸元などに練り香水を付けたりする描写があるのを見て、本当に憧れた。
大抵フランスの作家の作品に多かったように思う。
そして、香しく趣きのある小説から、新たな香水が生まれることもあった。
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【小説から生まれた香水一例】
・サン=テグジュペリ「夜間飛行」
→ゲラン/vol de nuit
・クロード・ファレール「ラ・バタイユ」
→ゲラン/MITSOUKO(ミツコ)
最近また、「香水」がZ世代で脚光を浴びているらしい。たしかに、個人的にもこのところ、「香水」を付けたくなっている。
▶参考:Z世代を中心とする現在の香水ブームの背景と今後の行方について
かつては“フレグランス後進国”と呼ばれていた日本。
「日本は文化的に、アクセサリーのように香りを身につける習慣がなく、それ以上に、人に迷惑をかけてはいけない意識が強い。なので、フレグランスとの距離感は、なかなか縮まりませんでした。
日本の環境に変化が起こり始めたのは20年くらい前。アロマテラピーや柔軟剤、消臭剤が日常に入り込むようになり、当時子供だった今の20代、30代にとっては、生活に香りがあることが当たり前に。その背景が、フレグランスの消費を高めていると考えられます」
自分の持っているものの1/3は、娘に少し前に譲った。よく付けていたものは手元に残している。すべて並べると以下の通り。
↓ ↓ ↓
![](https://assets.st-note.com/img/1717909007161-8TqRPo3mpi.jpg?width=1200)
このお気に入りの香水たちは、シチュエーションによって使い分けている。
![](https://assets.st-note.com/img/1717920709965-uRYqvmajUD.png)
🤍オフィシャルシーン🤍
(背の高い瓶から時計回り)
![](https://assets.st-note.com/img/1717916000620-Os4h2UwA6Q.jpg?width=1200)
①GIEFFEFFE
/ジャンフランコ・フェレ
→現在入手困難。
購入した当時はメンズフレグランスだった。
レモン・オレンジなどの柑橘系〜フリージア・ジャスミン・ローズなどのフローラル系〜サンダルウッド・アンバーなどのウッディー系へ移る香り。
きりっと仕事モードになりたい臨戦態勢のときに、この香水を愛用。
②GREEN TEA
/エリザベス・アーデン
シトラスの爽やかな香りをベースに、グリーンティーの清涼感とジャスミン、カーネーションのもつ優しい甘さが重なり合う穏やかなイメージ。
(つける人の肌によっては「レモンティー」のように感じることもあるそう)
トップ〜ミドルまでの変化はあまりなく、数時間経つと、消えゆく香りの中に、ほんのり柔らかなムスクの気配が残る。
→①とは逆に、緑茶の香りで心を落ち着けて仕事に向かいたいとき、ニュートラルな気持ちで人に会いたいときなどに愛用。
③CHROME/アザロ
レモン、ベルガモット、パイナップルなどの甘めのシトラス系のトップ〜
ジャスミン、シクラメンなどのフローラル・スパイシーな香りのミドルへ。
ラストはサンダルウッド、ホワイト・ムスク、オークモスなどで、スパイシーさとムスクの甘さを共存させる。
→メンズフレグランスなので、ねっとりした甘さがなく、爽やかな香り。
①と②の中間のイメージで、日常的に使いやすい香水。
🤍プライベートシーン(1)🤍
(背の高い瓶から時計回り)
![](https://assets.st-note.com/img/1717916026333-RCIDrsrxMZ.jpg?width=1200)
①EAU ARPEGE/LANVIN
付けた瞬間に香るのは、オレンジブロッサム・ハニーサックル・ローズの甘やかな香り。
ミドルには、ジャスミン・アイリスブロッサム・イランイランのムーディーな香りで女性らしさを表現。
ラストノートは、サンダルウッド・べチバー・バニラで程よく引き締めた、フルーティーかつフローラルな香調。
→全体的に甘いけれども、お香系の香料を奥に感じるため、深く瞑想的な気分にもなる香水。
香りの持続性があるため、食事のときは付ける量に注意している。とても女性らしい気分にしてくれるので、最近はよく付けている。
②WHITE MUSK
/ザ・ボディショップ
トップ、ハート、ベースノートの香りをバランスよく4~5時間楽しめる香り。
香りの印象としては、トップはコットンフラワー〜ミドルノートはさらに優しい甘さのジャスミンとスズラン、ラストはウッディムスクへと変わる。
清潔感のある華やかな石鹸のような香りと奥行きのあるムスクの香りが、強さと安らぎをもたらしてくれる。
→最近は、あまりこの香りは手に取らない。どんなときに付けていたかな?という感覚。ムスクが気分に合わないのかもしれない。
③Charlie/レブロン
トップはオレンジやアプリコット、プラムなどの柑橘系に、シナモンなどのオリエンタルな香りが加わる。
その後、ジャスミンやフリージア、バイオレットといったフローラルブーケの香りが広がり、最後はベースノートの甘いキャラメルやアンバー、サンダルウッドの爽やかな香りに変わっていく。
→①と同じく、以前は「The・香水」という感じで意外と付けなかった。(この香水は頂き物だと思う)。
近頃になって、このタイプの香水の良さが分かるようになってきた。小さいのでバッグに携帯している。
🤍プライベートシーン(2)🤍
(奥のピンクの蓋から時計回り)
![](https://assets.st-note.com/img/1717909027497-oHsLljuDVR.jpg?width=1200)
①An Deux mille
/カネボウ
この香水は生産中止になっており、詳細は不明。
「今を生きる女性のために生まれた、2000年という名の香り。
フローラルな香りの香水」との説明が添えられている。
→何とも言えない懐かしい香りなのだが、口コミを色々見たら、“スパイシーフローラル”とあった。また、“天花粉の進化系”ともあり、これで成る程!!と納得した。
ごく普段使いに。
②Eau Fraiche Rosewater
/ハウスオブローゼ
こちらも現在廃盤になっており、詳細は分からず。
何も加えられていない、「フレッシュな薔薇そのもの」の香りを再現した香水。
→これを付けるのは、仕事以外で気分を引き立たせたいとき。
薔薇の香りは心を引き締めてくれる。
集中して用件をこなしたいときや、目上の方とお会いするときに使う。
③incanto Shine
/Ferragamo
トップはパイナップル、パッションフルーツ、ベルガモットなど。そこからピーチ、ピンクピオニー、フリージアへ。
ラストはムスク、シダー、アンバーで引き締める。
→トロピカルフルーツがメインに使われているので、とても明るくリラックスした印象の香り。
それだけだと子供っぽい印象になるが、ムスクとシダーが最後に残ると香りに奥行きが出る。
夏の旅行や、戸外へ出かけるときに使用。
④尾道オードパルファム
/尾道観光協会
トップノートは柑橘系などの香り〜ミドルノートで桜が満開になったような華やかな香り。ラストノートはウッドやバニラ、アンバー、ムスクなどの深みのある香りが残る。
【さくら名所百選に選ばれた千光寺公園の桜の香りのオードパルファム】〜商品説明より。
→春の時期限定で、桜の香りを身にまとって過ごすのは至福なので、桜が咲いているときはほぼ毎日付けている。既に2本めだけど、今後もおそらく定番で求めると思う。
ちなみに、花では桜や薔薇の香り以外に、金木犀の香りが好きだ。
金木犀なら、ハンドクリームを是非とも使ってみたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1717921422635-S2MzCpYKCH.png)
🤍まとめ🤍
香りは源氏物語の頃から、「くゆり」として愛しい人を迎えるために香を焚きしめたり、衣服に匂いを移したりしながら心を表してきた。
現代でも香りを嗅いだとき、ふとゆかしく人を想い出すことがあるから、
✥「自分らしい香り」
✥「相手のための香り」
✥「気分を調整するための香り」
この3つは、今後も使いこなしてゆきたい。
貴方は、
どんな「香り」が好きですか?
💐おまけ💐
香水にまつわる短編集。
読んで香水の知識もついたし、大人の恋にも憧れた!
![](https://assets.st-note.com/img/1717923498764-nkELrTZckx.png)
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また、次の記事でお会いしましょう!
🌟Iam a little noter.🌟
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