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Switch〜徒然傘〜|#詩のようなもの

 A短歌会の深水英一郎様が、Xで投稿された課題【濡れた傘】で創作しました。


↓ ↓ ↓



Switch
〜徒然傘〜




 濡れた傘は嫌い。しずくを垂らしながら車両に乗ってくる通勤客。


 ―――1本ずらして、いつも座席に座るようにしているけれど、後から詰め込まれた人が前に立ち、濡れた傘を気にせずスカートに押しつけてくる。




 濡れた傘は嫌い。デパートなどで入れる薄いビニールカバー。


 ―――用事を済ませてそこから出るとき、外しにくく手のひらに雨水がかかることがある。ハンカチを出すまでに、手のひらでバッグを濡らしてしまう。




 濡れた傘は嫌い。でも、貴方と入る傘の中は大好き。


 ―――雪時雨ゆきしぐれでも、貴方のコートに寄り添えば温かいから。誰にも邪魔されず、世界で2人だけの気分になれるから。


 私の傘は、閉じられたまま。




▶Que Song

色は匂へと散りぬるを/KinKi Kids


#ことばの断片 #短文学#お題でつくろう

 深水英一郎様、拙作ですがご査収よろしくお願いいたします。




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 また、次の記事でお会いしましょう!


🌟Iam a little noter.🌟



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