春のメビウス〜新生活20字小説|#小牧幸助様


小牧幸助様の#シロクマ文芸部 10周年「#新生活20字小説」に寄せて。

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PLUS+・・・

歩行者b様の、尻取り20字小説を参考にさせて頂いて、創作してみました。

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Oui, allons-y !
(はい、いってみましょう!)




✥春のメビウス

〜病の床に就いている貴方へ




清明※に 雲雀ひばり声高く啼く空 ただ見上げおり

林檎く 病まう貴方のそばそっと寄り添って

手紙渡す 届け貴方に 微笑みと心の色迄も

もうすぐ春たけなわ 夜に二人歩こう 朧月おぼろづき姿見せ




※清明…二十四節気の1つ。新暦ではだいたい4月4日〜19日頃。


✢✢✢


設定としては、何かの病で病院の床に就いている男性のもとへ、お見舞いに行く彼女のイメージで創ってみました。




貴方の病院への道すがらで

雲雀の声に春を感じ、

空を見上げていたわ


少しでも

食べて治って欲しいから、

傍に寄り添って

林檎を そっと剝いたの


手紙、渡して帰るわね

届くと良いわ 貴方に

私の微笑みと 心の移ろい迄も


“もうすぐ春もたけなわ

治ったら夜に ふたりで歩きましょう

きっと朧月も 姿を見せるわね・・・”




ちなみに、20字小説は尻取りだけでなく、最後の見せの「せ」と、
最初の清明の「せ」が繋がるようにしています😊


ふたりの関係が永遠に続く、
メビウスの輪の感じを加味しました。



小牧幸助様、拙作ですが、
#新生活20字小説 、ご査収よろしくお願いいたします🙇


▶Que Song

男性側としたらこんなふう。

窓/松山千春




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また、次の記事でお会いしましょう!



🌟Iam a little noter.🌟



 🩷



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