実録🎷【KOBE JAZZ STREET】〈改定版〉｜＃小さな旅

３８年前、ここでスタートした<神戸ジャズストリート>の初代実行委員長の末廣光夫が約１キロにわたる北野坂を<Ｊａｚｚ　Ｓｔｒｅｅｔ>と名付けようと言い出し、そのうちそれが通り名になってきました。パレードが始まったのは震災の年でしたので、その１３年後のことです。

今、このストリ－トの石畳の歩道には<Ｋｏｂｅ　Ｊａｚｚ　Ｓｔｒｅｅｔ>のプレートが８枚、しっかりとはめ込まれています。見知らぬ旅人にも<ジャズストリート>の本家本元はここにありと静かに足元から告げているように・・・。

神戸ジャズストリート公式WEBサイトより

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神戸ジャズストリート（KOBE JAZZ STREET）公式サイト

神戸は【日本のジャズ発祥の地】と呼ばれ、2023年は「ジャズ100周年」を祝ってひとつの盛り上がりを見せていた。

そして、三宮〜北野坂周辺のジャズスポットを、街歩きしながら半日はしご・・・できる

【KOBE JAZZ STREET 2024】

が今年も開催された。

第41回めを迎える、神戸の秋の風物詩だ。

今年は、わが家のカルチャー継承の意味をこめて、娘とともにこのイベントに参加した。

画像をまじえながら、実録としてレポートしたいと思う😊🎹✨

🎷好きなジャズを、好きなだけ🎷

1日のプログラム。

スケジュールとしては、12：00から始まり、40分間✕５コマ、10会場でそれぞれ演奏がある。

ビッグ・バンド、学生の集まったブラスバンド、様々な人数のコンボ、ヴォーカルが加わったものなど、聴く側の好みで好きなスタイルのジャズが選べる。

また、会場もバリエーションがある。
教会であったり、インドクラブ(神戸は華僑とインド系の住民が多い）、女子大、老舗のライブハウス、今は閉鎖されたレトロなナイトクラブなど、異なる雰囲気で音楽を楽しめるのも大きな魅力だ。

私たち母娘は、４か所のジャズスポットを回った。

🎷チキンジョージ(ライブハウス）🎷

・12：00〜
【ロイヤルフラッシュジャズバンド】

白髪のベテランの
おじいさまばかり。

チキンジョージと言えば、神戸のライブハウスではミュージシャンの登竜門として名の轟とどろいたスポット。音響が良い！

ディキシーランド一筋に演奏してこられた方々が、練られた確かなジャズを聴かせて下さる。

この方々は、きっと若い頃から仕事帰りや休みの日に集まって長年リハーサルしてこられたんだろうな、と想像して胸が熱くなった。

何と、超高齢の
ダンサーが!!

途中、私の前に座っておられたご老人が、素敵なカンカン帽を被かぶって傘を差し、チャールストンを軽々と踊られてびっくりした！！

・・・海外で大受けだったそう。

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・13：00〜
【高浜和英　トリオ ／北村英二氏欠席】

渋い！

神戸のジャズシーンではトップミュージシャンと言える、北村英二氏が体調不良で残念ながら欠席された。

急遽クァルテット(4人）をトリオ(3人）に編成を変えて、ステージに立たれた。正直、物足りないのでは・・・と懸念したがとんでもなかった！

ピアノの高浜氏の語りかけが、まず講談の神田白山(旧松之丞）ばりに惹きつけられたし※、ヴォーカルが何とも言えない大人の色気と言おうか、「ロマンスグレーとはこのこと！」と感じる魅力があった。

他のお二人も上品な佇まいと演奏で、母娘ともに充分満足したのだった。

(・・・つけ加えると、亡き父に雰囲気が似ていた😌）

※参考YouTube

お手すきのときご高覧を🙇

▶神田伯山の講談

「宮本武蔵伝より　道場破り（第二話）」

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全篇はこちら。

『寛永宮本武蔵伝』連続読み【全17席】

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🎷クラブ月世界🎷

・14：00〜

【Lit Line Swingers】

天井が高い！

この幕の迫力。

照明ひとつとっても
お洒落！

クラブ月世界は、娘がどうしても行きたい！！と言っていたスポット。現在閉鎖されている空間だが、ジャズストリートのときだけ使われている。

上の画像をご覧頂くとお分かりだと思うが、とにかく贅沢なのだ。昭和レトロのいちばん良いところが遺されているもの。

この時間帯は、若い次世代のジャズミュージシャンたちが、勢いのある演奏で魅せてくれた。メンバーそれぞれがコアな雰囲気で、微笑ましく思えたし、ちょっと今どきの映画のワンシーンにも見えた。またベテラン勢とは違う聴き応えがあった。

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🎷ソネ　SONE🎷

・15：00〜
【ジャネット　vo
稲屋浩　　　ts

井手厚　　　b
石川武司　　p
平山恵勇　　ds】
　

外壁だけでも雰囲気あり。

大人の空間。

お酒も揃っている。

ソネは神戸のジャズスポットの老舗中の老舗で、地元のジャズ好きなら、知らない人がいないはず。

おそらく演奏するミュージシャンも、お店側で精鋭を選り抜いていると思う。まず、間違い(外れが）ない。

いつもヴォーカルを挟はさんでの演奏スタイル。（それ以外は聴いたことがない。）このヴォーカルも、ことごとく上手い！

ちなみに、こちらのソネは、普段お手軽にジャズを愉しめるイベントをされているので、神戸観光の予定があれば組み込んでみては如何だろうか？

※参考サイト

ソネ | 昼下がりのジャズライブ

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🎷クラブ月世界　ふたたび🎷

・16：00〜
【花岡詠二　　cl
河原真彩　　tp
五島健史　　tb
山本　琢　　p
小林真人　　b
竹内　武　　ds】

２階からの眺め。

シャンデリアの中に
大きなミラーボールもある！

ジャズストリートの大トリは、やはり月世界で、ということで。

この度は２階に案内してもらった👩‍❤️‍👩
・・・眺めの良いこと、良いこと！！

フィナーレに相応しいハッピー・ディキシーで、会場も演奏を聴きながらの拍手や、ダンスを始めるカップルがいるなど（！）大盛りあがりだった。

（元々、此処のステージ前の空間は、チークダンスのためのスペースではある。）

そして、必ずどの会場でも最後に演奏する曲がこちら。

▶LAST　SONG

We'll meet again（また会いましょう）

We'll meet again

また会えるよね
どこでとか、
いつとか、分からないけれど
でも　また会えるよね
ある晴れた日に

笑顔でいつづけてね、
いつもそうしてるように
青空になって
暗い雲が遠くへ行ってしまうまで

そうしてハロー、って挨拶してね
私の知ってる人たちに
そしてみんなに教えて
私もじきに来るって、
きっとみんなハッピーになる
私が出て行くときに
この曲を歌ってたって分かったら

また会えるよね
どこでとか、
いつとか分からないけれど
でも、また会える気がする
ある晴れた日にね

【BRILLIANT_S訳】

この歌を知っている人は一緒に歌いましょう！という趣向。まだ歌ったことはないが、来年は覚えて行こうかなと思う。

パレード演奏。

まあ、そんなこんなでジャズを心ゆくまで味わい尽くせるイベント。

より愉しむための秘訣をひとつお伝えするなら、

【JAZZは身体で聴こう♪】

ということ。音楽に身を委ゆだねて、拍手・縦ノリ・横ノリ、思うがままにリズムを刻むと気分は最高になる。

JAZZ好きの諸兄・・・

また来年、

集え！！We'll meet again！！

お読み頂き有難うございました！！

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また、次の記事でお会いしましょう！

🌟Ｉam a little noter.🌟

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