アダルトチルドレン卒業ヒストリー③絶対に口に出せなかった「憧れはキュリー夫人」
わたしの絶望だらけの暗黒時代から
心の自由を取り戻し、
等身大の自分のまま輝いて生きていくまでを
書き記すシリーズ。
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今日は3日目。
「憧れはキュリー夫人」
外で遊ぶのが大好きで
かなり広範囲まで冒険みたいで楽しいなとウキウキしながら住宅街や
草原探検を楽しんでいた小学校低学年。
この頃から、「四葉は幸せをもたらすもの」と何かで知ったのか
クローバー探しが大好きで、毎日のように草原に行っては
探して家に持って帰っていました。
探し出したら、何時間でもつづけられる。
見つけるのも得意でした。
雨の日は家の中で
「りかちゃん人形」で
すぐ下の妹や近所のSちゃんと遊んでいました。
海がある町に住んでいたので
よく海に連れて行ってもらいました。
海の水の温度。
寄せては返す波。
涼しい風。
貝殻拾いに砂でトンネル作り。
海を眺めると遠くの雄大な山々のうっすらとした形。
自然が大好きで、何時間いても飽きませんでした。
2年生になり
作文に「尊敬する人」を書こうという勉強がありました。
私の尊敬して憧れている人はキュリー夫人。
自分の好きなことを
男性と同じ立場で真っ直ぐどんどんやっていく。
貫いていく姿がかっこ良くて。
私も大きくなったら
何かを成し遂げる人になりたいと
キュリー夫人の生き方に夢中になり
憧れで溢れていました。
そこで「尊敬する人」は「キュリー夫人です」と
題名まで書いたのはいいのですが、
周りの人を見ると、
「親」
のことを書いていたのです。
え??親以外について書いてる人って、いないの?
周りをキョロキョロ。
いない。。。。。
私はその頃すでに
「母親が怖くて、怒る親は大嫌い」でした。
「尊敬」も「信頼」も全くしていませんでしたし、
「ただただ恐怖の存在」
「なんかものすごく嫌な感じがする」と感じていました。
でも、そんなことは絶対に口にしてはいけないと思っていましたし
言おうとしても口が動かない。
何かに「言っちゃダメ」という感じで強く止められ
呼吸が苦しくなり、行動が伴わない状態でした。
親以外のことを書いたら、また怒られるに違いない。
母親に、「親は尊敬するものだ」と言われて
ものすごく嫌な気持ちになり、
気持ちが暗く沈んだのを今でも覚えています。
親のことを書けない自分に対して罪悪感でいっぱい。
いつも、子供の頃の大変だったエピソードを話していましたし、
そもそも一人で3人を育てて一生懸命生きてる母親を裏切れない。
一度はキュリー夫人ですと書いたのですが、
想像するだけでも、母親が「親です」と書かないと
何をされるのか怖い。。。。
母親は、「親は尊敬するもの」と言ってた。
幼心に、どうしていいのか頭を抱えていました。
おそれを感じて消しゴムで書いたものを全て消し、
「親を尊敬している」と書き直そうとしました。
でも、書こうとしても1行も書けない。
ただただ、怖かったのです。
親のいいところは
一言も出てきませんでした。
辛く、重く、苦しく。
心が痛かったのを今でも感覚として覚えています。
でも、母親はなぜか、ごはんだけはイライラしながらも
手の込んだものを時間をかけて作ってくれていました。
魚を捌くのも得意で、捌いている時はいつもそばで見ていました。
次回は4日目。
④「お金」は家族を壊す
つづく
いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます😊
自分を生きてこれなかったアダルトチルドレンママの
幸せマインド&望みを叶える
自分も人生も開花する
メンタルコーチaki