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アダルトチルドレン卒業ヒストリー④「お金は家族を壊す」父親が敵になった日

わたしの絶望だらけの暗黒時代から
心の自由を取り戻し、
等身大の自分のまま輝いて生きていくまでを
書き記すシリーズ。
 



前回の記事はこちら

https://note.com/brilliant_33/n/nc75e86f44bac

 

 
今日は4日目。

「お金は家族を壊す」



私が小学2年生の夏頃に父親の会社が倒産しました。
 
退職金を見せてもらい、
当時でもそれなりの金額が
あったように思います。
(正確な金額は言ってたけど覚えていません)

 
 
詳しい事情はわかりませんが、
新しい仕事を求めそれまで住んでいた町を離れ、
2年生の11月のちょっと寒くなりかけた日に

父親の弟や、
それまで勤めていた会社の同僚に手伝ってもらいながら
隣の大きな町の市営団地に引っ越し。 




引っ越し、転校は嫌でしたが、
みんなで荷物をまとめ運ぶ作業は、
一つのことに向かって家族が一体になっていたので
楽しかったです。



 
無事引っ越し作業が終わり、
家族5人にしては狭い団地で
4階での新しい生活が始まりました。




 
引っ越してもすぐには仕事も見つからず。

ハローワークで仕事先をなんとか探し、
やっとのことで前職と似たような仕事を見つけたので
そことアルバイトとして契約して嬉しそうに帰ってきた父親。




 
 
「仕事決まったよ。アルバイトだけど。
まずは月に6万円入る。」 

「足りない分は他にも仕事を探す」


 
ここから、母がキレ、
父親に罵倒が始まりました。
  
 

「はあ?6万円?どうやって生活するんだ!!!!」


 

 
部屋で全ての会話を聞いていた私は
怖くて怖くて
子供用の勉強机に向かって
震えながら声を殺しながらひっそりと大泣きました。




 
 
私が泣いたら親が困る。
困らせたくない。

家族で幸せになりたい。



 
と同時に心の中で出た言葉は


「私が生きてるから生活が大変なんだ」
「子供3人いるのにどうしよう。」
「私が早くこの家を出なくちゃ。だって、お金がない。」
「私が早く死ねば妹2人はちゃんとご飯が当たるよね」
「どうしよう」
「生きててごめんなさい」 


 
泣きながら全身で震えながらそう願い
生きてることへの罪悪感でいっぱいになりました。


 
 




これまでいつも何かあるたびに
私をかばっていてくれた父親は 

 
「ママの言うことを聞きなさい」と



 

この日から敵になりました。






 
 
私は、一人ぼっちになったと思い込んだのです。



一人で自然の中にいる時が1番安らぎました




そして、母親は刺繍の内職を始め、
さらにイライラが溜まり
いつもきげんが悪く
私への非難、否定が悪化していったのです。




次回は

「この世から消える。泣き崩れた4年生」


 
 
つづく


 


いつも最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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