卵子凍結 卵子バンク
自分で色々と調べてクリニックを決定し、採卵を行う以外にも、「卵子バンク」というものを利用する方法もあります。(私は利用していません。)
卵子バンクとは、その名の通り凍結した卵子を保管してくれるサービスを提供しているところであり、卵子凍結に関するエージェントのようなところです。単に採卵した卵子を凍結保存してくれるだけでなく、卵子凍結をする際に必要な情報や提携クリニックの紹介等も行っています。
卵子バンクを利用することで実現できること、できないこと、を私なりにまとめてみました。
卵子バンクの特徴
日本にはいくつかの卵子バンクがありますが、Grace Bankやプリンセスバンクが有名です。それぞれ強みは異なりますが、卵子バンク全般に共通する特徴をまとめると以下4点です。
①直接専門家に相談できる
卵子バンクでは、提携クリニックの培養士さんやカウンセラーと直接お話をすることが出来ます。カウンセリングでは、自分がはたして卵子凍結に向いているのかどうか、ということも相談に乗ってもらうことができます。
②採卵したクリニック以外での胚移植が可能
採卵をした卵子は通常、採卵を行ったクリニックに保管され、将来胚移植をする際には、同じクリニックで移植してもらいます。(胚移植とは、凍結卵子と精子を受精させ、受精卵を子宮に戻すことです。)
一方で、卵子バンクを利用すると、凍結卵子は採卵したクリニックではなく卵子バンクが管理している施設に保管されることになります。よって、胚移植をするときには、採卵・凍結をしたクリニック以外での実施も可能です。
例えば、将来的に別の都道府県へ引越した場合には、引越し先にある提携クリニックへ凍結卵子を移送し、胚移植をしてもらうことが可能になります。
③費用がかかる
卵子バンクへの相談は、有料のケースが多いです。いわゆるカウンセリング料がかかります。
また、カウンセリング料以外にも、卵子の移送費用等が発生します。
④提携クリニックの紹介を行っている
卵子バンクを利用すると、基本的には提携しているクリニックを紹介されます。実績のある厳選されたクリニックの紹介なので、クリニック選びに困っている場合には助かります。
しかし、クリニックとの相性を重視する人にとっては、卵子バンクの提携クリニックに限定されてしまう点は、デメリットとも捉えられます。
私はクリニック選びを自分で行いたかったため、卵子バンクを利用していません。