本多麻子 / Asako Honda

「卵子凍結の人」です。 体験をもとに、卵子凍結に関することを書きたいと思っています。…

本多麻子 / Asako Honda

「卵子凍結の人」です。 体験をもとに、卵子凍結に関することを書きたいと思っています。 よろしくお願いします。 asako.honda@brightmy.co.jp

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はじめに

本日より「卵子凍結の人」と名乗り始めました、本多麻子と申します。 よろしくお願いします。 私は、2022年4月と8月に37歳で2回採卵手術を行い、クリニックに計21個の卵子を凍結しています。 卵子凍結の過程で、結構なお金と時間を費やし、身体にも負担をかけたので、せっかくならこの経験を、現在卵子凍結を検討している方や、卵子凍結に何となく興味がある方に共有してみようと思いnoteアカウントを作りました。 私は生殖医学の専門家ではないので、卵子の老化や妊娠の正しい情報について

    • 卵子凍結 メディア取材⑧(朝日新聞)

       朝日新聞から取材を受けました。3月13日(水)の朝刊に掲載されています。  卵子凍結することを選択した私の話と、見送った女性の話を並べて書いてくださいました。  卵子凍結を行ってからもうすぐ2年が経ち、note発信を機に、有難いことに沢山のメディア取材を受けました。時間の経過とともに、採卵当時の心境も忘れつつあり、今ではすっかり過去の経験と化しています。  そんなフワフワとしたスタンスの中でも、卵子凍結を現在進行形で「自分事」として捉え、真摯に取材をされている記者さん

      • 卵子凍結 メディア取材⑦(読売新聞)

         読売新聞から取材を受けました。1月23日発売の読売新聞・朝刊くらし面の「少子化 私のリアル」という、子育て世帯・世代の声を毎月紹介する連載に掲載されました。  このnoteに書いたことを、ギュッと上手にまとめていただいたような内容です。  取材を受ける度、ついつい話が盛り上がって記者さんとお仕事のことやプライベートのことをおしゃべりする流れになり、沢山刺激をいただいています。年明け早々、楽しい時間をどうもありがとうございました。

        • 卵子凍結 メディア取材⑥(AERA)

           11月13日発売の『AERA』誌面に掲載いただきました。  東京都の助成金の説明会に、40日あまりで4千人を超える多数のエントリーが続いていることを受け、改めて取材依頼をいただきました。  『はじめに』にも書きましたが、私は「卵子凍結の人」を、現在卵子凍結を検討している方や、何となく興味がある方に共有してみようと思い、活動し始めました。そしてこの拙い発信を見つけていただいた結果、あろうことか私の顔写真が、10代のころ歯医者の待合で読み漁っていたAERAの1ページに収まっ

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          卵子凍結 メディア取材⑤(首都圏ネットワーク)

          NHKに取材いただき、9月15日の『首都圏ネットワーク』に少し出ました。  東京都の具体的な卵子凍結支援策が発表されました。都が指定する医療機関で卵子の凍結保存を行った場合、最大30万円が助成されるそうです。  『卵子凍結にかかる費用』にも記載した通り、私は卵子凍結に88万円近くを費やしました。  取材では、「経済的な負担はどう考えましたか?」というご質問をよく受けます。私はその度に「私にとっては納得できる支出でした」と、それらしくお答えします。当時の私には88万円の支

          卵子凍結 メディア取材⑤(首都圏ネットワーク)

          卵子凍結 メディア取材④(AERA dot.)

          本日『AERA dot.』にインタビュー記事が掲載されました。  私の卵子凍結の経験を丁寧にまとめていただき、また「なぜ本名・顔出しで発信しているか」というところもフォーカスされています。  とても偉そうに発言していますが、当事者の多種多様な背景や性格がある中で、卵子凍結や「産む産まない」について、乱暴に「堂々とオープンにすべき」などと発信する意図は毛頭ありません。  私自身は、本名で発信することで生じうるあれこれを熟考しないままにnoteを始め、有難いことに様々な取材

          卵子凍結 メディア取材④(AERA dot.)

          卵子凍結 メディア取材③(news23)

           news23の取材を受けました。4/5の放送に登場させていただきました。  卵子凍結を検討する当事者に最大限寄り添った視点で、以下の内容に触れられていました。  ・卵子凍結のクリニック通いと仕事の両立の難しさ、経済的なハードル  ・凍結保存した卵子の利用を高めることの必要性  ・選択的シングルマザーの実現における、日本制度上の壁  ・キャリアと妊娠出産の両立についての悩み  ・自治体や企業における支援の動き  ・科学的な知識の中で個々人の状況に合わせて判断することの重要

          卵子凍結 メディア取材③(news23)

          卵子凍結 メディア取材②(ABEMA Prime)

           ABEMA Primeの取材を受けました。3/30の番組冒頭にほんの少しだけ登場させていただきました。 ※2年前(36歳)に卵子凍結したとなっていますが、私の卵子凍結は1年前(37歳)です。  女性の「働くこと」と「産むこと・育てること」がトレードオフという議論や、少子化問題の話、「産むことと育てることをセットに考えるべき」等の指摘、「卵子凍結ブーム」という現状に、いち視聴者として大変興味深く視聴させていただきました。貴重な機会をありがとうございました。  私自身は人

          卵子凍結 メディア取材②(ABEMA Prime)

          卵子凍結 メディア取材①(毎日新聞)

           3月8日の「国際女性デー」に際して、毎日新聞とYahoo!ニュースの共同企画の中で、私の卵子凍結体験を取材いただきました。    見方よってはリミット直前の悪あがきとも取れる私の卵子凍結体験を、明るく前向きな視点で、そして何より、自分なりの価値観で歩んできた卵子凍結に至るまでの道のりを、優しく暖かい眼差しのもとで文字に起こしていただきました。これはひとえに、毎日新聞さんが、単に卵子凍結自体の是非を問うのではなく、今回の企画意図である「母になるって何だろう?#女性の選択」

          卵子凍結 メディア取材①(毎日新聞)

          卵子凍結 不妊治療ローンの利用

           「卵子凍結にかかる費用」でもご説明した通り、卵子凍結は高額です。金額がハードルとなり卵子凍結を躊躇されている方のために、不妊治療ローンの利用について調べました。卵子凍結は生殖補助医療に該当するため、銀行やローン会社の不妊治療ローンの利用対象になり得ます。各機関の利用条件をまとめました。 不妊治療ローンのある銀行・ローン会社 不妊治療ローンのある機関を調べると、以下が見つかります。実際に審査が通るか否かについては個人の状況によって異なり、実際に問い合わせが必要です。私個人も

          卵子凍結 不妊治療ローンの利用

          卵子凍結 卵子バンク

           自分で色々と調べてクリニックを決定し、採卵を行う以外にも、「卵子バンク」というものを利用する方法もあります。(私は利用していません。)  卵子バンクとは、その名の通り凍結した卵子を保管してくれるサービスを提供しているところであり、卵子凍結に関するエージェントのようなところです。単に採卵した卵子を凍結保存してくれるだけでなく、卵子凍結をする際に必要な情報や提携クリニックの紹介等も行っています。  卵子バンクを利用することで実現できること、できないこと、を私なりにまとめてみまし

          卵子凍結 卵子バンク

          卵子凍結 関連書籍まとめ

           卵子凍結を検討するにあたり参考にした書籍を紹介します。発行が新しい順に紹介しています。 1.『1冊でぜんぶわかる!卵子凍結完全ガイド』 生殖工学博士であり、卵子凍結のカウンセリングや保管を行うプリンセスバンク代表を務める、香川則子さん監修の書籍です。卵子凍結を検討するにあたり必要な①妊娠・不妊の知識、②卵子凍結の具体的なプロセス、③卵子凍結経験エピソードが簡潔かつ分かりやすく書かれています。 ★Amazonはこちらから ★楽天Booksはこちらから 2.『卵子の凍結保

          卵子凍結 関連書籍まとめ

          卵子凍結 体調の変化

           卵子凍結をするにあたって、体調にどういった変化が起こったか、私のケースをお伝えします。体調が普段と違うな、と感じる時期は2つありました。それぞれどういう症状かご参考ください。 ①排卵誘発剤による体調の変化 1回の採卵手術で採取する卵子の数を増やすために、採卵手術の約2週間前から排卵誘発剤(ホルモン剤)を投与し、卵巣を刺激します。私は注射を使用して投与しました。その排卵誘発剤の影響で、お腹の張りや胸の張りを感じることがあります。排卵誘発剤に卵巣が過剰に反応することをOHSS

          卵子凍結 体調の変化

          卵子凍結 採卵手術当日の流れ

           ホルモン剤投与で順調に卵胞が育ったら採卵手術を迎えます。採卵手術当日の流れをまとめました。私のクリニックでは採卵手術は午前中に行われ、経過に問題なければ、当日のお昼過ぎには帰宅することが出来ます。クリニックによっては一泊の入院が必要なところもあるようです。  私は採卵1回目・2回目ともに以下の流れで手術当日を過ごしました。 24:00(前日) 就寝  日中から夜まで普段通りの生活をし、22:00以降は食事NGのため水分摂取のみ。 7:00 起床・支度  食事はもちろん、

          卵子凍結 採卵手術当日の流れ

          卵子凍結 自己注射

           卵子凍結をするためには、採卵手術の約2週間前からホルモン剤を投与し、卵胞を育てます。私は自己注射によるホルモン剤投与をほぼ毎日行いました。自己注射に関してまとめました。 自己注射レッスン 私の通ったクリニックでは自己注射のやり方を教わるために、自己注射レッスンのアポを取る必要がありました。クリニックが用意している動画と自己注射方法の資料を予習して、実際に看護師さんに方法を教えてもらいました。 自己注射をやってみて 自分の体に自分で針を刺す行為は不安もありましたが、3日程

          卵子凍結 自己注射

          卵子凍結 クリニック選び

           私が卵子凍結 採卵手術当日の流れクリニックを選ぶにあたり、踏んだステップや、決め手となったポイントをまとめてみました。 Step1:気になる病院をピックアップする まずはネット検索をして、下記の条件を基準に気になるクリニックを2か所ピックアップしました。 条件① 通院しやすい場所にある  私の場合はフルリモート勤務のため、自宅からの通院時間、通院距離を優先しました。仕事後にギリギリ滑り込む可能性や、万が一体調が辛くなるケースも考えて、タクシー20分以内の距離にあるクリ

          卵子凍結 クリニック選び